Prom At The Palace: The Queen's Concerts, Buckingham Palace 2002
出演:ゼナイダ・ヤノウスキー、ロベルト・ボッレ
収録:2002年6月1日 バッキンガム宮殿 / 125分
画像リンク先:amazon.co.jp - 海外版DVD
2002年、エリザベス二世のゴールデン・ジュビリー(女王陛下の在位50年記念)の一環でバッキンガム宮殿で開催されたコンサートの映像。既にダイアモンド・ジュビリーも数年前の出来事という2015年の現在ですが、見そびれたままでいたのをCD屋さんのワゴンセールで見つけて買ってきました。
商品情報
- 海外|DVD(Kultur Films:D0856) Release: 2008/11/18
FORMAT:NTSC / REGION:0
- 海外|DVD(Opus Arte:OA0856D) Release: 2002/07/09
FORMAT:NTSC / REGION:0
クレジット
- 指揮
- アンドリュー・デイヴィス Sir Andrew Davis
- 演奏
- BBC交響楽団&合唱団 BBC Symphony Orchestra, BBC Symphony Chorus
- 司会
- マイケル・パーキンソン Michael Parkinson
演目
- ウォルトン:アニヴァーサリー・ファンファーレ
女王陛下付き英国海兵隊楽団 Band of Her Majesty s Royal Marines / 連隊長リチャード・ウォータラー・オーブ指揮
- ヘンデル:ジョージ22世の戴冠式アンセム〜司祭ザドク
- ビゼー:歌劇「カルメン」〜 ミカエラのアリア「何が出たってこわくない」
キリ・テ・カナワ Dame Kiri Te Kanawa, soprano
- ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」〜サマー・タイム
キリ・テ・カナワ
- ケン・バートン編曲による伝承曲:2つの霊歌「素晴らしき朝の起床」「祝典霊歌」
ケン・バートン指揮 ロンドン・アドヴェンティスト合唱団 London Adventist Chorale, Ken Burton
- メサジェ:コンクール用の独奏曲
ジュリアン・ブリス Julian Bliss, clarinet / アシュリー・ウォス Ashley Wass, piano
- ホルスト:組曲「惑星」〜 木星‐快楽の神
- チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」〜黒鳥のパ・ド・ドゥ Tchaikovsky: Black swan pas de deux from Swan Lake
ゼナイダ・ヤノウスキー Zenaida Yanowsky / ロベルト・ボッレ Roberto Bolle
振付:アンソニー・ダウエル Sir Anthony Dowell - ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」〜おいらは町のなんでも屋
トーマス・アレン Sir Thomas Allen
- ジャーマン:歌劇「メリー・イングランド」〜英国護衛兵
トーマス・アレン
- アーノルド:4つのアイルランド舞曲集 Op.126 〜 Allegro con energico / 4つのスコットランド舞曲集Op.59 〜 Allegretto / 4つのウェールズ舞曲集 Op.138 〜 Vivace / 4つのスコットランド舞曲集 Op.59 〜Con brio
- エイトル・ヴィラ=ロボス:バキアナ・ブラジレイラ 第1番〜前奏曲(モヂーニャ)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ Mstislav Rostropovich / ロンドン交響楽団のチェロ奏者たち(首席奏者:モレイ・ウェルシュ)
- ヘンデル:王宮の花火の音楽〜序曲、平和、歓喜
女王陛下付き英国海兵隊楽団
- プッチーニ:歌劇「トスカ」〜歌に生き、愛に生き
アンジェラ・ゲオルギュー Angela Gheorghiu
- プッチーニ:歌劇「トスカ」〜星も光りぬ
ロベルト・アラーニャ Roberto Alagna
- ヴェルディ:歌劇「椿姫」〜乾杯の歌
アンジェラ・ゲオルギュー / ロベルト・アラーニャ
- エルガー:行進曲「威風堂々」Op.39 〜 第1番
- アーン:ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
感想
バッキンガム宮殿のお庭で開催されたこのコンサートの観客は12,000人だったとか。宮殿広場前にも巨大モニターが設置されていて、それを見ている人も多かったです。ダイヤモンド・ジュビリーの時は宮殿前広場でクラシックもロックも入れ込んだコンサートでしたが、この2002年のコンサートはクラシックとポップス/ロックは別の日に。
出てくる人出てくる人みんな若くて絶句。お祝いの主役であるエリザベス女王もエディンバラ公も、アン王女もチャールズ皇太子も。ヴィデオで登場するアンソニー・ダウエルも、ヤノウスキーもボッレもアラーニャ/ゲオルギューもみんな若い。ロストロポーヴィチ…。クラリネットのジュリアン・ブリスなんて12歳…。
6月頭のロンドン屋外、夜はなかなか寒そうでした。特にバッキンガム宮殿のお庭には湖がありますから風が冷たそう。パフォーマーにとっても観覧者にとっても厳しそうなコンディション。
コンサートが進む中、バレエを踊るスペースなんて会場になさそうだわーと思っていたら、二人は宮殿内のThe Magnificent Ballroomで踊っていて、その様子が会場内の大画面に映し出されるという形でした。黒鳥のパ・ド・ドゥなんて、まさに宮殿の大広間で踊られる設定なんだから、これ以上ない舞台ですよね。主のいない玉座が大迫力。
そんな豪華な舞台に負けないくらい、大柄な美男美女もゴージャスでした。2人の衣装も何割増しかゴージャスにしているのかしら?という印象。ボッレの上着もそうだし、ヤノウスキーのチュチュやヘッドピースも超ゴージャスだった。衣装、もっとじっくり見たかったわ。ヤノウスキーの美脚とサラブレッドのごときボッレの踊りは堪能できましたけどね。それにしてもこの頃のヤノウスキーの映像、もっと残してほしかったです…。
他にはロストロポーヴィチも宮殿のMusic Roomで演奏。ごく一部とはいえ室内の様子を見る事ができたのも嬉しかったし、「王宮の花火の音楽〜」で乱れ上がる花火もベタとはいえ美しく。「威風堂々」のお約束もあったし、楽しいお祭り騒ぎでございました。ま、肝心の女王陛下は音楽イベント、そんなにお好きじゃなさそうなんだけど(と、お祝いコンサート見る度に思うのは私だけ?・笑)。
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