Marco Spada o La Figlia del Bandito / Teatro dell'Opera di Roma

マルコ・スパダ あるいは盗賊の娘 (全3幕) ローマ歌劇場バレエ 1982 [DVD]

振付:ピエール・ラコット
出演:ルドルフ・ヌレエフ、ギレーヌ・テスマー 他
収録:1982年1月8日 ローマ歌劇場 / 本編96分+特典14分

画像リンク先:amazon.co.jp - 海外版DVD

ピエール・ラコットが1981年に蘇演したバレエで、ローマ国立歌劇場バレエにヌレエフとテスマー、ドナールが客演した舞台の映像。グラン・パ・クラシックのオーベールの音楽が使われています。


商品情報

特典映像:ピエール・ラコット(振付)インタビュー(2009)/ヴィットリア・オットレンギ(プロデューサー)インタビュー(1984)

海外|DVD(Hardy ClassicVideo Artists International:HCD4040) Release: 2009/12/02

FORMAT:NTSC / REGION:0

クレジット

振付
ピエール・ラコット Pierre Lacotte
音楽
ダニエル=フランソワ・オーベール Daniel-Francois-Esprit Auber
美術・衣装
ピエール・ラコット
指揮
アルベルト・ヴェンチュラ Alberto Ventura
演奏
ローマ歌劇場管弦楽団 Orchestra del Teatro dell'Opera di Roma

キャスト

マルコ・スパダ(盗賊)
ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
アンジェラ(マルコの娘)
ギレーヌ・テスマー Ghislaine Thesmar
サンピエトリ(ローマ知事の娘)
ルシア・コロニャート Lucia Colognato
フェデリッチ公爵(知事の甥)
ミカエル・ドナール Michael Denard
ペピネッリ伯爵(ドラゴン隊の隊長)
アルフレード・ライノ Alfredo Raino
フラ・ボロメーオ(修道会の出納)
フランチェスコ・ヌッチテッリ Francesco Nuccitelli
オソリオ公爵(ローマ知事)
アレッサンドロ・ヴィゴ Alessandro Vigo

感想

元は1857年にジョセフ・マジリエが振り付けたバレエで、それをラコットが復元してローマ国立歌劇場バレエで1981年に初演したものだそう。マルコ・スパダは貴族でありながら盗賊の顔ももつ男。スパダと娘とその恋人、それともう一組のカップルとが登場し、異国情緒ありユーモアありロマンスあり...そして最後にほろっとさせられる、、、そんなお話でした。そんなに期待していなかったのですが、色んな要素が盛りだくさんで面白かった!スパダ役にふさわしいダンサーさえいれば、今上演してもよいのでは?オーベールの音楽も派手やかで(録音はプアですけど)、いかにもグランド・バレエらしくて私は好きです。

タイトルロールをヌレエフが嬉々として踊っています。踊り自体は、もうけっこう力任せなところが目につくようになっていますが...それでも観客を惹きつける力は全開で、ヌレエフがいなかった作品の魅力が半分も出せたかしらと思ってしまいます。ヌレエフの踊りを見ているうちに「この作品ってヌレエフの振付だよね」と疑いなく思ってしまうのですが、実際にラコットはスパーダの振付をヌレエフに任せたようですから、彼が踊るところについては正解って事ですね。

当時彼は世界中を飛び回る忙しさ。でもラコットがこの作品をつくると聞いて、無理矢理スケジュールを1ヶ月空けて制作に参加したのだそうです。ラコットによれば、この役に理想的なのはヌレエフだけど、忙しい彼が踊れるハズはないからと、ダウエルさんが想定されていたそうなのですが、ダウエルが踊ったら、もう全く違う作品になっていたでしょうねー。それはそれで見たかった気はしますが...。特典でラコットさんが語る(2009年収録)エピソードがとても面白かったのも収穫でした。

ギレーヌ・テスマーといえばラ・シルフィードのイメージが強すぎて、他の作品って見たことあったかなーという感じなのですが、この中の彼女は全く違う一面を見せてくれています。父への敬愛、恋人への想いと諦め...。バレエダンサーとして充実した時期だったのでしょう、華やかで美しく、令嬢としての愛らしい踊りと、海賊の娘として登場した時のシャープで異国情緒を含んだ踊りとの対比も鮮やかでした。その恋人役のドナールは、登場シーンはそう多くないのですが、彼もまたノーブルで素敵。ルシア・コロニャートとアルフレード・ライノも物語を豊かにしていて好印象でした。

という事で、私はけっこう気に入りました。画質はその頃並ですが、その後何回かあった再演のチャンスにもヌレエフが踊る事は叶わなかったそうですので、そういう意味でも貴重かと。


この映像を含んだ商品

隔週刊バレエDVDコレクション 2013年 9/10号(2013.07.30記載)

この記事の更新履歴

  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2015.01.05 - 国内代理店変更によるリンク貼り替え
  • 2014.03.08 - リンクメンテナンス
  • 2013.07.30 - デアゴスティーニ 隔週刊バレエDVDコレクション 情報初出
  • 2010.10.05 - コロムビア ミュージックエンタテインメント→日本コロムビアへ変更