The Flames of Paris / Bolshoi Ballet

Les Flammes De Paris (Osipova/Savin/Yasilev/Bolshoi Ballet) Includes bonus features [DVD]

振付:アレクセイ・ラトマンスキー
出演:ナターリヤ・オシーポワ、イワン・ワシーリエフ
収録:2010年3月29,31日 ボリショイ劇場 / 本編103分 + 特典20分

画像リンク先:amazon.co.jp - 海外版DVD

元はワイノーネンが振り付けた全幕は今ではもうパ・ド・ドゥくらいしか見る機会がなくなっていますが、その作品をラトマンスキーが改訂。海外では生中継されたところもあるそうですが、日本でも本当に早いタイミングで放映されました。
(2010.10.21追記)Bel AirよりDVD/Blu-rayが発売になります。


商品情報

特典映像:Interviews with Natalia Osipova, Ivan Vasiliev and Alexei Ratmansky

海外|DVD(Bel Air Classiques:BAC062) Release: 2010/11/15

FORMAT:NTSC / REGION:0

海外|Blu-ray(Bel Air Classiques:BAC462) Release: 2010/11/15

クレジット

音楽
ボリス・アサフィエフ Boris Asafiev
振付
アレクセイ・ラトマンスキー Alexei Ratmansky
原振付
ワシーリー・ワイノーネン Vasily Vainonen
台本
アレクサンダー・ベリンスキー Alexander Belinsky / アレクセイ・ラトマンスキー
オリジナル台本
ニコライ・ヴォルコフ Nikolai Volkov / ウラディーミル・ドミトリエフ Vladimir Dmitriev
装置
イリア・ウトキン Ilya Utkin / エフゲニー・モナーホフ Evgeny Monakhov
衣装
エレーナ・マルコーフスカヤ Yelena Markovskaya
照明
ダミール・イスマギーロフ Damir Ismagilov
指揮
パーヴェル・ソローキン Pavel Sorokin
管弦楽
ボリショイ劇場管弦楽団
合唱
ボリショイ劇場合唱団
映像
Vincent Bataillon

キャスト

ジャンヌ:ナターリヤ・オシーポワ Natalia Osipova
ジェローム(ジャンヌの兄):デニス・サビン Denis Savin
フィリップ(マルセイユ義勇兵):イワン・ワシーリエフ Ivan Vasiliev
ボールガール侯爵:ユーリ・クレフツォフ Yuri Klevtsov
アデリーヌ(侯爵の娘):ニーナ・カプツォーワ Nina Kaptsova
ミレイユ・ド・ポワチエ(女優):アンナ・アントニーチェワ Anna Antonicheva
アントアーヌ・ミストラル(俳優):ルスラン・スクヴァルツォフ Ruslan Skvortsov

感想

ラトマンスキー改訂版の「パリの炎」。若手を中心に、これでもかと踊り続ける様子に見ているだけで乳酸が出そう...凄いパワーが、フランス革命時の民衆の怒りや開放感をひしひしと伝えています。オシポワとワシリエフ、それにサーヴィンは最初からずっとハードな踊りが続くので大丈夫なのー?と心配に。流石のオシポワとワシリエフも例のパ・ド・ドゥの頃にはかなり疲れていたようでした。それでも十分パワフルでブラボーとびまくり。カプツォーワはその役の重要さの割には踊るシーンは少なめだったかしら。

ワシーリエフは男臭くなってきましたねー。オシポワとワシリエフは正にこの作品の為のダンサーという感じ。2人ともはまってます。クレフツォフが久しぶりに見られたのも嬉しかったし、そのお付きというか猟騎兵(NHKのクレジットでは猟師って訳されてたけど)にアブドゥーリンだのラントラートフも眼福。顔はあんまり映らなかったけど。

それぞれの場面毎に踊りの見せ場がたんまりあるので、ものすごく濃いものをみたような感覚になります。いや、実際濃いんだよね。若手のダンサーたちがわんさか出演していて、みんなこの体力使いそうな振付を嬉々として踊っていたのも印象に残りました。ああ、やっぱりロシアってすごい。


ラトマンスキーの振付作品はそうたくさん見た事があるわけではないけれど、彼の作品に感じられるアイロニーがここにもありました。貴族たちの踊りがとっても滑稽だったり、彼らがサロンで見ているバレエが「リナルドとアルミーダ Rinaldo et Armida」を題材にとったものだったり。そしてアデリーヌの最後にはショックを受けてしまいました。ラトマンスキー、容赦のないお方。

劇中バレエはバロック〜な感じで、お話を最後まで見せるのでこれもけっこう長いですが、私は楽しかったです。クリサノワのアモールが可愛くてたまらんー。アントニーチェワはアイコンとしての女優さんがハマっていましたね。アルミーダは悪魔が美女に化けているので、呪いをかけている時の激しさも説得力があったし。スクヴォルツォフはそのポジションがとてもお似合い。たまには日本に来てほしいなぁ。


エンドクレジットによれば、ワイノーネンの原振付も一部残しているようです。ついでに先に書いてしまいますが、NHKによるクレジットとオリジナルのクレジットでは2カ所ほど配役に違いがあって、オリジナルの方だとマルセイユ・ダンスに岩田さんがいる事になっています。岩田さんのお顔は見えないので、NHKのが正しい配役だと思われます。マルセイユ・ダンスは男性3人の明るくて激しい振付でしたから、岩田さんでもぜひ見たかったですねー。

あと、装置のクレジットがNHKからはもれていますが、イリア・ウートキンとエフゲニー・モナーホフが担当。ラトマンスキーがマリインスキー時代に振り付けた「シンデレラ」と同じコンビですね。このウトキンさん、有名な建築家だったんですね、知らなかった。

ワイノーネン振付の「パリの炎」は「Stars of the Russian Ballet」|バレエDVD/Blu-ray/video内 というDVDで抜粋(たぶん)が見られます。ワフタング・チャブキアーニがフィリップ役ですから、そうとう昔のもの。この映像とは、全く印象が違いますね。

(2012.01.05)BD映像について追記しておきますと、ブレもなく綺麗な映像でした。


この映像を含んだ商品

Great Ballets from the Bolshoi BOX SET(2014.11.02記載)

海外|DVD-BOX(Bel Air Classiques:BAC609) Release: 2014/11/24
海外|Blu-ray BOX(Bel Air Classiques:BAC610) Release: 2014/11/24

この映像を含んだ商品

隔週刊バレエDVDコレクション 2013年 7/30号(2013.07.05記載)

Official Trailer


この記事の更新履歴

  • 2021.11.22 - amazon.com/amazon.co.uk 商品リンク削除
  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2017.06.28 - リンクメンテナンス
  • 2014.11.02 - BelAir「Great Ballets from the Bolshoi BOX」情報掲載
  • 2014.03.08 - リンクメンテナンス
  • 2013.07.05 - デアゴスティーニ 隔週刊バレエDVDコレクション 情報初出
  • 2012.08.09 - BelAirのYTチャンネルよりトレイラーを追加
  • 2012.01.05 - BD視聴雑記追記
  • 2011.09.12 - Bel Air Classics 個別URL記載
  • 2010.10.21 - DVD/Blu-ray情報初出
vc