Coppelia / Ballet National de Marseille
振付:ローラン・プティ
主演:アルティナイ・アスィルムラートワ/シリル・ピエール/ローラン・プティ
収録:1995年11月18日 ゆうぽうと簡易保険ホール / 95分
録画
95年のマルセイユ・バレエ来日公演を「芸術劇場」で放映したもの。カレン・ケインの映像の時は初老の入り口に立つか立たないかだったプティ。ここでは既に70歳を越えていますが、ステップは未だ軽やか。その後 彼が重ねてきた人生の深みが、そのままコッペリウスの深化へと繋がっているようです。
クレジット
- 音楽
- レオ・ドリーブ Leo Delibes
- 演出・振付
- ローラン・プティ Roland Petit
- 原作
- E.T.A ホフマン
- 美術・衣装
- エツィオ・フリジェーリオ Ezio Frigerio
- 指揮
- デイヴィッド・ガーフォース David Garforth
- 演奏
- 東京ニューフィルハーモニック管弦楽団
キャスト
コッペリウス:ロ−ラン・プティ Roland Petit
スワニルダ:アルティナイ・アスィルムラートワ Altynai Asylmuratova
フランツ:シリル・ピエール Cyril Pierre
スワニルダの友人:サンドリーヌ・ぺレ / オード・ビッソン / ヴェロニク・ベディーニ / フランチェスカ・スポージ / イザベル・トゥータン / カテリーヌ・キャロリーヌ
感想
それにしてもホントに70歳過ぎてあの身のこなし!プティにはホントに驚かされます。お年を召した分だけコッペリウスの悲哀が増しているので、幕切れの切なさも倍増しています。若いシリル・ピエールは若くて考え無しでお気楽なフランツがよくお似合い。あとちょっと余裕のある伊達男だと更に好きかな。
アスィルムラートワは元々がお人形のようなくっきりとした美人さんなので人形振りにも全く違和感がない。まるで人形そのもの。でもやっぱり踊っている時が一番生き生きしてて素敵だなー。プティ独特の振りよりも、コッペリアとして踊るディヴェルティスマンが彼女に合っていた気がします。
貴重な映像が見られて本当に幸せでした。