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「白鳥の湖」ボリショイ・バレエ (1983)

  • 更新日:

Swan Lake / The Bolshoi Ballet

ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」(全幕)ベスメルトノワ&ボガティリョフ [DVD]

振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
主演:ナタリア・ベスメルトノワ/アレクサンドル・ボガティリョフ
収録:1983年 ボリショイ劇場 / 124分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

Kulturのビデオ鑑賞。これにはジーン・ケリーの解説が幕前だけでなく物語の中にも入っています。シアテレで放映された映像はFGL Productionのクレジット入りだったので欧州DVDと同じ映像だと思いますが、これは解説なしでした。新書館のDVDもFGL経由だと思います。(Kultur版DVDが2008年1月にリリースとなりますが、これにジーン・ケリー解説があるかどうかは不明)


商品情報

国内|DVD(新書館:DD06-0101) Release: 2006/01/15
北米|DVD(Kultur Films:D1162) Release: 2008/01/29

FORMAT:NTSC / REGION:0

海外|DVD(FGL Productions:VIA1109105) Release: 2011/11/01

仕様不明

海外|DVD(FGL Productions:VIA080153) Release: 2008/04/21

仕様不明
https://www.amazon.co.uk/gp/product/B0010DYL2Y


海外|DVD(FGL Productions:VIA040103) Release: 2008/12/15

FORMAT:NTSC / REGION:0

クレジット

音楽
ピョートル・チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky
原振付
マリウス・プティパ Marius Petipa / レフ・イワノフ Lev Ivanov
振付
ユーリー・グリゴローヴィチ Yuri Grigorovich
指揮
アリギス・ジュライティス Algis Zhuraitis
演奏
ボリショイ劇場管弦楽団 The Bolshoi Theatre Orchestra

キャスト

オデット / オディール:ナタリア・ベスメルトノワ Natalia Bessmertnova
ジークフリード王子:アレクサンドル・ボガティリョフ Alexander Bogatyrev

感想

ベスメルトノワとボガティリョフの「白鳥の湖」は最近新書館からDVDが発売されましたが、私が見たのはKulturの輸入版ビデオの映像。Kulturの古い映像としては、画面が明るくてとても見やすいです。バレエの前後と3・4幕の間にホスト役のジーン・ケリーが解説をして、更に映像の中にも一言二言ずつ説明の音声が入っています。筋を知らない人には親切だと思いますが、物語の世界に入り込んでいる時に聞こえてくると少々興ざめ(笑)。2006年7月にシアテレで放映された映像は欧州のFGL Productionsのクレジット入りで、ジーン・ケリーの解説なしでした(でも、ところどころ音が一拍飛ぶのよね)。

クレジットに明記されているキャストはベスメルトノワ、ボガティリョフ、アキモフの3人。ジーン・ケリーが最後に3人とゼルノフの名前を紹介していました。日本ではJVCから映像が出ていたようで、主要キャストの他に「イリーナ・ネステロワ / Y. パプコ / マリア・ブィローワ / I. プロコフィエワ / T. ガヴリロワ / マリーナ・ジャチコーワ / G. プリトヴァロワ / ナターリャ・アルヒーポワ / イリーナ・ラザレワ / マリーナ・ヌジガ / M. シドロワ」と書いたソフトがありました。同じ映像かもしれませんが、何しろ私にはこの時代のダンサーはよく知らないのと、主要キャスト以外はあまり「寄り」がないので、確認はできず。

基本的にミハリチェンコの映像と同じ演出ですが、振付は細かく見ると変わっている部分もあります。ロットバルトがガンガン踊り、1幕の「誕生日前夜」に王子とその友人(男性陣)を引き連れてびしっと踊ったりするので、他の「白鳥」には見られないダイナミズムがある一方、花嫁候補とお付きのものたちによる舞踏会のディヴェルティスマンはリードが女性なので、華やかかつやわらかくて軽やかな雰囲気。ワガノワ「白鳥」至上主義の私には、ベスメルトノワをはじめとする白鳥たちは少し好みから外れますが、それでもなおグリゴロの演出は他のプロダクションにはない良さがあって、愛すべき版の1つです。

ベスメルトノワは清潔感のある白鳥。ティアラのみで白いヘッドピースは付けていないせいか「鳥」度は低め。オディールで出てきた時も同じティアラ姿だったのは「瓜二つなのよ」というアピールなのかしら。オディールもさっぱりめで「策を弄しなくても彼は私をオデットと間違えるから大丈夫」という風にも見えますが、全体に欲がない感じ。3幕でオディールが登場した後、通常4幕で使われる曲にのってオディールとおつきの者たちが踊るのですが、演出的にその場面で王子はすっかり彼女をオデットだと思ってしまうようなので、それでもいいのかもね。その後のロットバルトのソロは見事です〜。やっぱりグリゴロ版の要はロットバルトだね。

ボガティリョフの全幕を見たのは初めてで、いかにもボリショイの正統派王子という気がしました。気になる程ではなかったものの、首から上を少し前に出す癖があるみたい。あんなに背が高いのに軸のぶれない超高速ピルエットが回れるんですね、びっくり。ベスメルトノワがさっぱりした演技(笑)だったせいか、彼もオデットに対しては愛より尊敬という感じに見えましたが、3幕の舞踏会でのヴァリアシオンは「この人をお嫁にもらえるんだ!」という嬉しさにあふれているようで、印象に残っています。

1幕の王子の友人たちとして踊っているニーナ・アナニアシヴィリとユーリー・ヴァシュチェンコらしきダンサーがおります。


この記事の更新履歴

  • 2022.01.11 - amazon.com/amazon.co.uk 商品リンク削除
  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2014.03.08 - リンクメンテナンス
  • 2013.03.25 - リンク訂正
  • 2011.11.23 - FGL新盤情報初出
  • 2010.02.08 - Kultur URL変更
  • 2008.12.09 - FGL ProductionのNTSC盤 追記
vc vc

Comments [10]

No.1

初めてコメントさせて頂きます。
バレエファン(未熟です)のずずというものです。

実はボリショイの白鳥の湖で出演者も指揮者もわからないが一度アメリカで80年代に放映されたものを探している方が違います。
お役に立ちたいと友人に問い合わせたところYukiさんのこのページにたどり着きました。

その方が探しているものは;
1.途中に拍手とかはなく撮影用に作られたような印象
2.華やかな装置や衣裳ではない
3.オディール役は多少年配。友人によるとすごく有名なロシアのバレリーナということ
4.ロットバルトのコスチュームはオディールが出てくるまでは黒のボディースーツ 羽とかマントは無し。
ロットバルトがジークフリートを苦しめるシーンはロットバルトが遠隔操作のように王子を操り、シンクロして踊る。このシーンがとても印象的
5.オーケストラはすばらしい出来映え
以上なんですけれど、この白鳥の湖と一致するでしょうか?

突然のお便りでこんな質問をして失礼は重々分かっておりますが、よろしくお願いします。

No.2

ずず さま、コメントありがとうございました。
すぐにお返事ができなくて申し訳ありません。

確かにこの映像はテレビで放映されたもののようですが、映像を見て確認したい点がいくつかありますので、詳細は少しお待ち下さいませ。

このコメント欄をご覧の方で、思い当たる映像をご存知の方がいらしたら、教えていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。

No.3

Yukiさま、

お忙しいと存じますがご丁寧なお返事ありがとうございました。

お待ち致しておりますのでよろしくお願い申し上げます。

初めての方に厚かましいカキコミで恐縮しております。

No.4

ずず さま、お待たせして申し訳ありません。
最初に挙げていただいた項目を中心に映像チェックしてみました。

1.○=拍手なし。撮影用に踊ったものだと思います。

2.?=人によって華やかさの基準が違うと思うので、難しいところですね。確かに装置は暗めの色調なので華美には見えないと思います。舞踏会の民族舞踊が花嫁候補のアピールになっているのですが、そこの衣装は色数が抑えてあって地味に見えるかもしれませんねー。ゴールドを多用しているので私はこれも好きですけど。って、好き嫌いの話じゃありませんね(笑)。

3.△=オデット/オディール役のベスメルトノワは撮影当時42歳。ダンサーとして若くはない年齢ですが、年配と。彼女も有名でしょうが、他にもプリセツカヤのように年配になって以降も白鳥を踊っている人はいますので、ベスメルトノワかどうかの断言は難しい?

4.△=ロットバルトの衣装は、湖の場面では(目立たないですが)短いマントがついています。衣装も黒無地ではなく体の前側にシルバー系の模様が入っています。ロットバルトが王子とシンクロして踊るのはグリゴローヴィチ振付の一番特徴的な部分なので、この映像にもあるのですが、、、衣装が違うバージョンもあるのでしょうか。

5.?=これもすみません。私はオケの善し悪しがわからなくて(^^;)。でも言われてみるとメリハリの効いた演奏なような気がしてきました(笑)。あてにならなくてホントにごめんない。ただこれ、いいところでジーン・ケリーの説明が入るのが邪魔なんですよね・・・。

結論?=2と5は私見なので参考にならないと思いますが、お探しのものがグリゴローヴィチ振付のボリショイ・バレエの映像であることは間違いなさそうですね。全部ぴったり一致する訳ではないので、これと断言することはできませんが。とはいえ、私が持っている他のグリゴロ版「白鳥」映像よりはこの映像の方が、一致の度合いは少し高いかなーという気もします。もしかしたらテレビで放映されただけで映像化されていない(あるいは既に廃盤)のものもあるかもしれませんしね・・・

いずれにしても、お役に立てず本当に申し訳ありません。お探しのものが見つかるようにお祈りしていますね。

No.5

Yukiさま、

本当に、本当にありがとうございました!!
見ず知らずの、しかも突然の勝手なお願いに時間を費やしご親切に返信して頂いて。
心から嬉しいです。ありがとうございました。
早速探している方にお知らせします。

他のページも楽しんで拝見させて頂いています。
世の中にはバレエに精通していらっしゃる方が本当にいるんだな〜と感心して見せて頂いています。
DVDなど入手するときにも参考にさせて頂きます。

これからも楽しみにしていますのでよろしくお願いします。

No.6

ずずさま、ご丁寧な返信ありがとうございました。
私、この「白鳥」好きなんですよー。なので映像チェックと言いながら、しっかりたっぷり楽しんでいますのでお気遣いなく(^^)
それよりも、これがお探しの映像だとよいのですけれど。

私も見る専門で、パの名前とかは全くわからないのですが(^^;) 持っている情報はシェアできるといいなーと思っています。こうしてずずさまに書き込みいただいたことで、ささやかな繋がりが出来たことも嬉しいです(^^)
どうもありがとうございました♪

No.7

Yukiさま

早速探していらした方に連絡したところ、これに違いない、力をかしてくださった方にくれぐれもよろしくとのことでした。
その方の記憶ではジーン・ケリーのナレーションは無かったようですが、カットされている可能性もありますし。

本当にありがとうございました。

No.8

ずず さま
コメントのお返事が遅くなってしまって申し訳ありません〜。
この映像、お探しの方はもう入手なさったでしょうか?
国内版は新書館からDVDが出ています。
http://www.fairynet.co.jp/www/on-shop/html/av/DD-151535.html
北米ではVHSだけのようですが。
もし国内にお住まいでスカパーが見られる環境でしたら、
シアターテレビジョンで7月にこの映像が放映されます。
ご参考までに(^^)

No.9

Yukiさま、

コメントして下さっていたんですね。こちらこそ失礼致しました。

後日シアターで放映される事を知り、偶然てあるものだな〜と思っていたところです。
私は加入しているので早速録画しました。(まだ全部は見ていません。シンクロの所見ました!)

探していた方は海外の方なので多分ビデオを買われたかと、、、

ご親切にありがとうございました。
ずず

No.10

シアターテレビの分、私も録画しました〜。
ジーン・ケリーの解説が入っていない、別のディストリビューター経由の映像みたいですね。たぶん、新書館で発売されている国内版も、こちらのディストリビューターからライセンスを受けているのではないかしら。

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