Swan Lake / The Kirov Ballet
振付:コンスタンチン・セルゲイエフ
主演:エレーナ・エフチェーエワ/ジョン・マルコフスキー
収録:1968年 / 83分
画像リンク先:amazon.co.jp - DVD
海外版を購入。その後国内版が発売になっています。映画仕立の古いセルゲーエフ版の映像。
商品情報
- 国内|DVD(アイ・ヴィー・シー:IVCF-2505) Release: 2007/11/23
- 国内|旧版DVD(アイ・ヴィー・シー:IVCF-5152) Release: 2006/02/24
- 海外|DVD(cascade) Release: 2007/01/30
FORMAT:NTSC / REGION:0
- 北米|DVD(Nutech Digital) Release: 2004/10/05
FORMAT:NTSC / REGION:0
クレジット
- 振付
- マリウス・プティパ Marius Petipa / レフ・イワノフ Lev Ivanov
- 映像用改訂
- コンスタンティン・セルゲイエフ Konstantin Sergeyev
- 音楽
- ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー Peter Ilyitch Tchaikovsky
- 指揮
- ヴィクトール・フェドートフ Victor Fedotov
- 演奏
- サンクトペテルブルク・アカデミー管弦楽団 Academical Orchestra St. Pegersburg
キャスト
オデット / オディール:エレーナ・エフチェーエワ Yelena Yevteyeva
ジークフリート王子:ジョン・マルコフスキー John Markovsky
ロットバルト:マフムド・エサンバエフ Makhmud Esambayev
道化:ワレリー・パノフ Valery Panov
感想
2006年2月に国内版が発売になりましたが、以下は北米版DVDに関してのコメントです。
バレエ映画スタイルの「白鳥の湖」です。もう40年近く前の映像ですが、場面によってばらつきはあるものの、かなりきれいに修復してあるように思います。音がぶち切れていたりするのはどうかと思うし、その編集の仕方は賛否がわかれるところかとは思いますが、昔の映像を見慣れている人にはあまり気にならずに作品とダンサーの世界に引き込まれて十分楽しめると思います。
マカロワの自伝(レビュー「ナタリア・マカロワ自伝—妖精ナターシャの想い出」|Side B-allet-old)で知ったのですが、このバレエ映画、元々はマカロワ主演で撮影する予定だったそうです。でもマカロワが監督の演出がどうしても気に食わずに降板し、その結果、当時入団2年目のエフチェーエワにお鉢が回ってきたとか。
エフチェーエワは上半身(特に肩)の印象が強いダンサーですが、とても音楽的でメリハリのきいた踊り。決して大柄ではないのに踊りが大きく見えるのは、腕の表情と空間の使い方でしょうか。小柄なダンサーの白鳥には満足しにくい私ですが(手脚のながーい白鳥が好きなんだもん)彼女のそれはとてもよかったです。マルコフスキーはプロポーションがよいですね。当時としてはかなり美しいダンサーだったのでは。踊りも申し分ないです。
ロットバルト役のエサンバエフの存在感もすばらしい。この映像では、ロットバルトはなにげに王妃にも妖しい視線を送ったりして、王妃もまんざらでもない風。この頃からそういう解釈があったのですね。それと、道化のワレリー・パノフの回転技のすごいこと。「早回し?」と思うほどでした。なにより白鳥たちのアンサンブルがすばらしかったです。ということで、値段を考えれば大満足。上の楽天のお店で買えれば更に満足度があがるのではないでしょーか(笑)。キーロフの白鳥は3つ出ていますが、どれもそれぞれに味わいがあってよいと思います。
この映像を含んだ商品
Three Ballets by P.I. Tchaikovsky
Cascadeレーベルのチャイコフスキー3大バレエを収めたDVD-BOX。
- 欧州|DVD(Cascade:89100)仕様不明
-
この記事の更新履歴
- 2021.12.23 - amazon.com/amazon.co.uk 商品リンク削除
- 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
- 2014.03.08 - リンクメンテナンス
- 2009.12.09 - セブンアンドワイ→セブンネットショッピングに変更