Coppelia / Le Ballet National de Marseille
振付:ローラン・プティ
主演:カレン・ケイン/ルディ・ブリアン/ローラン・プティ
収録:1975年 マルセイユ歌劇場 / 85分
録画
CSで録画。プティ版のコッペリアは大人っぽくておしゃれでスマート。
クレジット
- 演出・振付
- ロ−ラン・プティ Roland Petit
- 音楽
- レオ・ドリーブ Leo Delibes
- 美術
- エツィオ・フリジェリオ Ezio Frigerio
- 指揮
- ジャック・バジーレ Jacques Bazire
- 演奏
- マルセイユ歌劇場管弦楽団 Orchestre de l'Opera de Marceille
キャスト
スワニルダ:カレン・ケイン Karen Kain
フランツ:ルディ・ブリアン Rudy Bryans
コッペリウス:ローラン・プティ Roland Petit
感想
農村地帯じゃなく街が舞台でスワニルダもフランツも「街の子」、特にフランクの伊達っぷりはおかしい位。カレン・ケイン@スワニルダも少し大人風味のキュートさ。コッペリウスはスワニルダが好きだから彼女に似た人形をつくるという設定で、お屋敷にある人形はコッペリアだけ。ということで各人形の踊りもないし、3幕の「あけぼの」などもなく、よくある「コッペリア」のプロダクションとは趣を異にしています。
プティ自らが洒落もののコッペリウスを踊っているのが一番のポイントかな。タキシード着てシャンパン飲んで、人形と一緒にワルツ踊るんだもんね。今年80歳の御大も撮影当時は51歳、今もじゅうぶん若いけど、映像の中のプティはさっそうとしてる。そんな隙のなさそうなダンディを襲うラストシーンはチクリと痛い。