Casse-Noisette(The Nutcracker) / Le Ballet National de Marseille

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振付:ローラン・プティ
主演:ノエラ・ポントワ/デニス・ガニオ/ルディ・ブリアン
収録:1976年 / 91分

録画

CSで録画。マリー役のポントワの可愛らしさは驚異的。デニス・ガニオも素敵なんですが、ルディ・ブリアンのダンディっぷりが何とも言えず。


クレジット

振付
ローラン・プティ Roland Petit
音楽
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー Peter Ilyitch Tchaikovsky
モーリス・ヴァンデール Maurice Vandair
美術
エツィオ・フリジェリオ Ezio Frigerio
衣装
フランカ&エツィオ・フリジェリオ Franka & Ezio Frigerio
指揮
ジャック・バジーレ Jacques Bazire
演奏
マルセイユ国立劇場管弦楽団 Orchestre de l'Opera de Marceille

キャスト

マリー:ノエラ・ポントワ Noella Pontois
名付け親:ルディ・ブリアン Rudy Bryans
くるみ割り人形:デニス・ガニオ Denys Ganio
フリッツ:ルイジ・ボニーノ Luigi Bonino

感想

プティ版の特徴は、ドロッセルマイヤーのかわりにダンディーで男前な名付け親が登場すること。名付け親がマリーとくるみ割り人形を乗せて旅立つのは気球で、たどり着く先は彼らの結婚式です(2人は純白のタキシードとウェディングドレスに着替えている)。プティらしくひねりが効いたディヴェルテスマンは披露宴の余興という位置づけなのかな?エンディングも洒落ています。

美術の感じとか振付やメイクなんかが同じプティの「コッペリア」を思いださせるところがあったりもします。それに、独自の場面がいくつか挿入されていて、曲の入れ替えがあったり新たに挿入した曲も使われているようです。また、1幕のパーティのシーンではジャズ調にアレンジされた曲に合わせてタップダンス風に踊る場面もあります(この時のブリアンがとってもかっこいい!)。ブリアンは、ジャック・イン・ザ・ボックスの曲に合わせて、更に激しく超絶技巧たっぷりに踊るのですが、これがまた見事に音楽にあっていて本当に素敵でした。

雪の国のシーンは、街のスケートリンクのようです。スケートで滑るように出てくる男性たちは、アシュトンの「スケートをする人々」を何となく思い出させます。男性も女性も真っ白なコスチュームでとても素敵。そして、教会の合唱隊のようないでたちの女性たちがでてきて、ちょっぴりコミカルにコーラスの部分を歌います。他の版のこのシーンは幻想的ですが、プティの手にかかるとこんなにユーモラスになるのですね。面白い場面です。

ポントワはとてもかわいらしく、魅力的なマリーです。音楽的な踊り、キラキラ輝く目、表情豊かな手と美しい脚、素敵でした。ブリアンの「大人の男」っぷりもとっても素敵。スタイルがよくて手足が長いので本当にかっこいい。ガニオのくるみ割り人形も魅力的です。ブリアンのダンスの見せ場の方が多いような気がしますが、くるみ割り人形の時のコミカルな動きもいいし、王子(グラン・パ・ド・ドゥ)としてのノーブルなダンスも申し分ありません。