The Barbarian Nights, or the First Dawns of the World - Les Nuits Barbares or Les Premiers Mati/ Compagnie Hervé Koubi

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振付:エルヴェ・クビ
出演:エルヴェ・クビ・カンパニー
収録:2017年5月 ニース国立劇場 / 65分

録画

クラシカジャパンで録画。振付のエルヴェ・クビはカンヌ生まれのアルジェリア系フランス人とのことで、カンパニーのダンサーもアルジェリア出身のダンサーが多いそうです。この作品は、地中海における民族抗争の歴史を題材にとっているとのこと。


クレジット

振付
エルヴェ・クビ Hervé Koubi
Assistant choreographer
Guillaume Gabriel / Fayçal Hamlat
音楽
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart
ガブリエル・フォーレ Gabriel Fauré
リヒャルト・ワーグナー Richard Wagner
マクシム・ボドソン Maxime Bodson
アルジェリアの伝統音楽 Traditional Algerian music
Arrangements
Guillaume Gabriel
衣裳・宝飾デザイン
ギヨーム・ガブリエル Guillaume Gabriel
アシスタント:Claudine G-Delattre
Cutlery
Esteban Cedres
照明
リオネル・ブゾニー Lionel Buzonie
Choreographic artists
Ahmed Amara / Lazhar Berrouag / Adil Bousbara / Abdelghani Ferradji / Bendehiba Maamar / Zakaria Ghezal / Giovanni Martinat / Nadjib Meherhera / Riad Mendjel / Mourad Messaoud / Houssni Mijem / Issa Sanou / Ayoub Touabe / El Houssaini Zahid
映像監督
パトリック・ラウゼ Patrick Lauze

出演

Lazhar Berrouag / Adil Bousbara / Mohammed Elhilali / Abdelghani Ferradji / Zakaria Ghezal / Oualid Guennoun / Bendehiba Maamar / Giovanni Martinat / Nadjib Meherhera / Mourad Messaoud / Houssni Mijem / Riad Mendjel / Ismail Oubbajaddi / Issa Sanou / El Houssaini Zahid

感想

舞台には16名のダンサーがいるのですが、クレジットにはなぜか15人の名前しかありませんでした。振付家も一緒に舞台に出ていたのかなー。それらしき人は見当たらなかったように思うのですが、よくわからないです。

この作品は2015年プルミエ、2017年に再演された際の映像とのこと。クラシカの解説で紹介されていた、”異民族による地中海世界への侵攻は、対立・分裂・殺戮よりもいっそう多くの結束・混交・婚姻関係をもたらした”という振付家の言葉が示すように、紛争や侵略だけでなくそこから生まれるものも含めての表現でした。

ワーグナー、フォーレからアルジェリアの伝統音楽までを使いながらとても自然に受け取れるのも、そういった懐の深さゆえでしょうか。ダンサーたちも芯が太く筋骨隆々で、そのボリュームある肉体がヒップホップやカポイエラなどの要素を含んだ振付を踊るのは新鮮にうつりました。ターンもジャンプも何もかも、迫力が違うのね。

印象に残るのは、スワロフスキークリスタルのマスク、ナイフ、そしてダンサーたちの汗で光る肉体が照明で輝く光。装置もなくシンプルな舞台でダンサーたちが踊るのを見るのは、どこか神聖な儀式を覗き見るような感覚がありました。最後のフライング拍手だけがちょっと残念だったけど、面白かったです。