White Darkness de N. Duato | The Lavender Follies de J. Hernandez, / Les Ballets de Monte-Carlo

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振付:ナチョ・ドゥアト、ジョセフ・ヘルナンデス
収録:2018年7月29日 モンテカルロ歌劇場 / 74分

録画

NHKプレミアムシアターで録画。これねー、euroartsの配給作品の中にあるのを見てからずっとどこかで放映してくれるに違いないと楽しみにしていたのです。NHKさん本当にありがとうございます!放映してくれて本当に嬉しいです。


クレジット

撮影
Andreas Morell

演目

「ホワイト・ダークネス」 White Darkness

振付・衣裳:ナチョ・ドゥアト Nacho Dato
音楽:カール・ジェンキンス Karl Jenkins (Adiemus Variations, String Quartet nº 2)
舞台美術:ジャーファル・チャラビー Jaffar Chalabi
照明:ヨープ・カボート Joop Caboort
演出:トーマス・クライン Thomas Klein
バレエマスター:アシエ・ウリアゼレカ Asier Uriagereka

Anna Blackwell / Francesco Mariottini / Anjara Ballesteros / Koen Havenith / Anissa Bruley / George Oliveira / Kaori Tajima / Daniele Delvecchio / Alessandra Tognoloni / Christian Tworzyanski


「ラヴェンダー・フォリーズ」 The Lavender Follies

振付:ジョセフ・ヘルナンデス Joseph Hernandez
音楽:ヨハネス・ティル Johannes Till
舞台美術・衣裳:ヤニック・コッソ Yannick Cosso / ジョルダン・パラジェ Jordan Pallages
照明:サミュエル・テリー Samuel Thery
バレエマスター:ガエタン・モルロッティ Gaëtan Morlotti

Sylvia Van Harden:Asier Edeso
The Mistress of Ceremonies:April Ball
Her assistant: Francesco Mariottini
The Norns:Maude Sabourin / Kaori Tajima / Taisha Barton-Rowledge
The Wrestlers:Benjamin Stone / Simone Tribuna
Charon:Alvaro Prieto
The Doctor:Lennart Radtke
The Lady in Green:Candela Ebbesen
Dancers:Elena Marzano / Cristian Assis

感想

2001年世界初演の「ホワイト・ダークネス」は今回モンテカルロのレパートリー入り。「ラヴェンダー・フォリーズ」は今回が世界初演です。すごく楽しみにしていた…のですが、懸念材料がありました。撮影が私の苦手なAndreas Morellとあったので。結果、やはり私には、この方のカメラはストレスたまりました。ダンス公演の撮影としては、ほんとにデリカシーないなと思ってしまって…。ということで、ほんとに楽しみだったのに、今ひとつ入りきれず。

プレミアムシアターではチェコ国立バレエのキリアン・プロの後に放映されたのですが、直後に見るとやはりドゥアトはキリアンの影響を大きく受けているのね、ということがわかります。そしてモンテカルロ・バレエのダンサーたちの舞台を悠々を泳ぐような自在なダンスが心地よい。上から落ちてくる砂を下でダンサーが浴びるところなどいくつかどこかで見たなと思う演出はあったものの、その音楽性はさすが。あの砂、最初の方から時々舞台に落ちていたけれど、ダンサーたちは滑らないのでしょうかね。それに、ダブルビルの最初にやると、次の演目の準備も大変そう。少し心配してしまいました。

「ラヴェンダー・フォリーズ」はダークで閉塞感を感じさせるレビューを模したショー。最初に見たときはピンとこなかったのだけど、エンドクレジットで、後ろにずっと座っていたモノクルの女性(Asier Edeso)がシルヴィア・フォン・ハーデンだと知って、ひざ下の力が抜けてしまいました。オットー・ディックスの肖像画と同じ赤黒チェックの服ならすぐ分かっただろうか。

そうか…最初のドラムロールが示したのは映画「キャバレー」のそれだったのかな。そう思って見返すと、最初のダンサーたちの行進も違う風景として見えてきます。そして、そのあとのレビューはシルヴィア・フォン・ハーデンの回想だったりするのかな…。正解はわからないけど。

大好きな田島香緒理さんの踊りがたっぷり見られて幸せ。そしてドクター役のLennart Radtkeの長い腕がダンスをどれだけ魅力的に見せるかも。シンプルな舞台だけど洗練されてて照明も気が利いてて、ずっと心に残る余韻があって。好きな舞台でした。つくづくカメラワークが惜しい。


Official Trailer