The Art of Ohad Naharin: Naharin’s Virus & Last Work / Batsheva Dance Company

Art of Ohad Naharin [DVD]

振付:オハッド・ナハリン
出演:バットシェバ舞踊団
収録:2014年(「ナハリンのウィルス」)、2017年6月14,15日(「ラスト・ワーク」) シャイヨー国立劇場、パリ / 129分 (「ナハリンのウィルス」63分、「ラスト・ワーク」66分)

画像リンク先:amazon.co.jp - 海外版DVD

2014年「ナハリンのウィルス」、2017年「ラスト・ワーク」、いずれもパリのシャイヨー国立劇場で上演された際の映像がDVD/Blu-ray化されました。後者についてはNHKプレミアムシアターでも放映された際にも記事にしています。


商品情報

海外|DVD(Bel Air Classiques:BAC159) Release: 2019/01/25

FORMAT:NTSC / REGION:0

海外|Blu-ray(Bel Air Classiques:BAC459) Release: 2019/01/25

クレジット

撮影
トミー・パスカル Tommy Pascal

収録

ナハリンのウィルス(2001年発表)ペーター・ハントケ作「観客罵倒」による Naharin’s Virus, after the play by Peter Handke Offending the Audience

振付・演出:オハッド・ナハリン Ohad Naharin
作曲・選曲:カルニ・ポステル Karni Postel
使用音楽:サミュエル・バーバー Samuel Barber / カルロス・ダレッシオ Carlos d’Alessio / P.ストークス&P.パーソンズ P. Stokes & P. Parsons
アラブ民族音楽:Jana Jana / Al Ghariba / Lesh Insfar interprété par le groupe Al Majad / fondé par Habib Alla Jamal
Vocals : Shama Mazen
衣装:ゾハル・シューフ Zohar Shoef
照明:アヴィ・ヨナ・ブエノ (バンビ) Avi Yona Bueno (Bambi)

ウィリアム・バリー William Barry / オムリ・ドラムレヴィチ Omri Drumlevich / ブレット・イースターリング Bret Easterling / アイヤー・イレズラ Iyar Elezra / ラニ・レブゼルター Rani Lebzelter / 中村恵理 Eri Nakamura / レイチェル・オズボーン Rachael Osborne / シャメル・ピッツ Shamel Pitts / オスカー・ラモス Oscar Ramos / ニーザン・レスラー Nitzan Ressler / イアン・ロビンソン Ian Robinson / オア・メイヤー・シュライバー Or Meir Schraiber / マーヤン・シェインフェルド Maayan Sheinfeld / ボッビ・スミス Bobbi Smith / ジーナ(ナターリャ)・ジンチェンコ Zina (Natalya) Zinchenko / アディ・ズレイティン Adi Zlatin


ラスト・ワーク(2015年発表) Last Work

振付・演出:オハッド・ナハリン Ohad Naharin
オリジナル音楽:グリーシャ・リヒテンベルガー Grischa Lichtenberger
使用音楽:サガ Sagat / ヒステリックス Hysterics / MPIA3 / モンキーズ Monkeys / ルミノックス Luminox / ララバイ-オブ-ヨーロッパ Lullabies-Of-Europe / クララ・ロックモア Clara Rockmore
舞台芸術:ゾハル・シューフ Zohar Shoef
衣装:中村恵理 Eri Nakamura
照明:アヴィ・ヨナ・ブエノ(バンビ) Avi Yona Bueno (Bambi)

ウィリアム・バリー William Barry / イェール・ベン・エザー Yael Ben Ezer / マタン・コーエン Matan Cohen / オムリ・ドラムレヴィチ Omri Drumlevich / ブレット・イースターリング Bret Easterling / イン・イー・シャン Hsin-Yi Hsiang / チャンウーン・キム Chunwoong Kim / ラニ・レブゼルター Rani Lebzelter / 中村恵理 Eri Nakamura / オリ・モシェ・オフリ Ori Moshe Ofri / ニーザン・レスラー Nitzan Ressler / オア・メイヤー・シュライバー Or Meir Schreiber / マーヤン・シェインフェルド Maayan Sheinfeld / ヨニ(ヨナタン)・サイモン Yoni (Yonatan) Simon / アメリア・スミス Amalia Smith / ボッビ・ジェーン・スミス Bobbi Jene Smith / ジーナ(ナターリャ)・ジンチェンコ Zina (Natalia) Zinchenko

# 表記は代理店表記による

感想

「Naharin’s Virus」は2014年上演の映像。ペーター・ハントケ「観客罵倒」をもとにしているということで、スタンドマイクで客席に(フランス語で)話しかけるダンサーがおり、DVD/Blu-rayだと英語字幕が選べます。でも、話す時はたたみ掛けるように話すので、意味をちょっと考えたりすると字幕を追うのが間に合わなくなるし、字幕を追うだけでもダンスを見るどころではなくなってしまいます。もし日本語で話しているのを劇場で見ていたなら…と考えると、やっぱり大量の言葉は聞き流してしまうような気もするので…視覚と聴覚の渦にまきこまれつつ見ることになるのかな。

この戯曲のことは観客を罵倒し続けるってことしか知らなかったのですが、この公演で客席が罵倒の嵐を浴びるのはクライマックスになってから。全部しっかり追ってたわけではないのですが、それまでは自己認識を意識させる言葉が続いていたような印象。途中何人かソロを踊るときに、そのダンサーの声の録音なのかな?独白のようなものがあって、それも字幕はありました。情報を字幕に頼らざるをえないのはもどかしいけれど、全然わからないよりはね。。

アラブの民族音楽や黒板に描かれたものたち、ダンサーの独白などメッセージ性は強いと思うのだけど、差し迫った実感が持てない自分がもどかしい。ダンサーのフィジカルの強さから伝わるものも大きくて、息もつかせず約1時間、あっという間でした。中村恵理さんの柔らかくも芯が強く、みずみずしさのある表現が好ましかったです。


「LAST WORK」。舞台の下手奥で、青いロングスカートの女性がその場で走り続けています。ずっと同じペースで、同じ場所で、前だけを見て。その足音が鼓動のように響く中、手前の舞台で展開されるダンス。ダンサーたちの強靭さ、重心の安定したムーヴメント。直接的な小道具が連想させるもの。65分間、ずっと同じペースで走り続けたBobbi Jeneの体力には感嘆します。それだけの時間と体力をつかって、彼女はずっと同じところに居続けたんですよね。んー、やっぱりうまく感想にならないけれど。

両方見て、やっぱりBilly Barryがとても好みのダンサーでした。バックグラウンドにバレエがあるからだけではなくて、ダンサーとして天性の魅力があると思うの。


Official Trailer

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