350 and de l’Opera de Paris : Soiree de Gala, from Opera de Paris - Palais Garnier

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出演:エレオノーラ・アバニャート、マチュー・ガニオ ほか
収録:2018年12月30,31日 パリ・オペラ座 ガルニエ宮 / 139分

録画

2018年の年末にガルニエ宮で開催された、パリ・オペラ座創立350年記念のガラ公演がNHKプレミアムシアターで放映されました。ARTE FRANCE、BEL AIR MEDIA、パリ・オペラ座そしてNHKの共同制作とのこと。ありがたや。


クレジット

舞台構成
ヴァンサン・ユゲ Vincent Huguet
照明・映像
ベルトラン・クデール Bertrand Couderc
指揮
ダン・エッティンガー Dan Ettinger
演奏
パリ・オペラ座管弦楽団 Orchestre de l’Opéra national de Paris
合唱
パリ・オペラ座合唱団 Choeurs de l’Opéra national de Paris
合唱指揮
ホセ・ルイス・バッソ Jose Luis Basso
ピアノ
エレナ・ボネ Elena Bonnay
エマニュエル・シュトロッセ Emmanuel Strosser
フレデリック・ヴァイセ・クニッテル Frederic Vaysse Knitter
撮影
Francois-René Martin

演目

  • 歌劇「カルメン」第4幕から

    音楽:ジョルジュ・ビゼー Georges Bizet

  • 劇的物語「ファウストのごう罰」から ハンガリー行進曲

    音楽:エクトル・ベルリオーズ Hector Berlioz

  • 歌劇「真珠採り」から「神殿の奥深く」

    音楽:ジョルジュ・ビゼー Georges Bizet

    ブライアン・イーメル Bryan Hymel, Tenor
    リュドヴィク・テジエ Ludovic Tézier, Baritone

  • 歌劇「エロディアード」から「美しく優しいきみ」

    音楽:ジュール・マスネ Jules Massenet

    ソーニャ・ヨンチェヴァ Sonya Yoncheva, Soprano

  • バレエ「椿姫」第1幕から La Dame aux camélias

    音楽:フレデリック・ショパン Frédéric Chopin
    振付:ジョン・ノイマイヤー John Neumeier

    レオノール・ボラック Léonore Baulac
    マチュー・ガニオ Mathieu Ganio

  • 歌劇「ウェルテル」から「春風よ なぜ私をめざますのか」

    音楽:ジュール・マスネ Jules Massenet

    ブライアン・イーメル Bryan Hymel, Tenor

  • バレエ「ル・パルク」第2幕から Le Parc

    音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart
    振付:アンジュラン・プレルジョカージュ Angelin Preljocaj

    アマンディーヌ・アルビッソン Amandine Albisson
    フロリアン・マニュネ Florian Magnenet

  • 歌劇「椿姫」第2幕から「俺たちはマドリードの闘牛士」

    音楽:ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe Verdi

  • バレエ「カルメン」第3幕から Carmen

    音楽:ジョルジュ・ビゼー Georges Bizet
    振付:ローラン・プティ Roland Petit

    エレオノーラ・アバニャート Eleonora Abbagnato
    ステファン・ビュリョン Stéphane Bullion

  • 歌劇「マノン」から「わたしはいけない女でした」

    音楽:ジュール・マスネ Jules Massenet

    ソーニャ・ヨンチェヴァ Sonya Yoncheva, Soprano
    ブライアン・イーメル Bryan Hymel, Tenor

  • 歌劇「タイス」から「恐ろしい都 アレキサンドリア」

    音楽:ジュール・マスネ Jules Massenet

    リュドヴィク・テジエ Ludovic Tézier, Baritone

  • バレエ「ル・パルク」第3幕から Le Parc

    音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart
    振付:アンジュラン・プレルジョカージュ Angelin Preljocaj

    アマンディーヌ・アルビッソン Amandine Albisson
    フロリアン・マニュネ Florian Magnenet

  • 歌劇「椿姫」第2幕から

    音楽:ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe Verdi

    ソーニャ・ヨンチェヴァ Sonya Yoncheva, Soprano
    リュドヴィク・テジエ Ludovic Tézier, Baritone

  • バレエ「椿姫」第2幕から La Dame aux camélias

    音楽:フレデリック・ショパン Frédéric Chopin
    振付:ジョン・ノイマイヤー John Neumeier

    エレオノーラ・アバニャート Eleonora Abbagnato
    ステファン・ビュリョン Stéphane Bullion

  • 歌劇「ナブッコ」から「行け わが思いよ 金色の翼に乗って」

    音楽:ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe Verdi

  • 歌劇「ドン・カルロス」から「今日がわたしの臨終の日」

    音楽:ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe Verdi

    リュドヴィク・テジエ Ludovic Tézier, Baritone

  • 喜歌劇「百人の処女」から「おおパリ 陽気な街」

    音楽:シャルル・ルコック Charles Lecocq

    ソーニャ・ヨンチェヴァ Sonya Yoncheva, Soprano

  • 歌劇「ファウスト」第5幕から

    音楽:シャルル・グノー Charles Gounod

    ソーニャ・ヨンチェヴァ Sonya Yoncheva, Soprano
    ブライアン・イーメル Bryan Hymel, Tenor
    リュドヴィク・テジエ Ludovic Tézier, Baritone

感想

豪華なガラでした。オペラとバレエの名場面集でなんとなくストーリーが浮かび上がるようなそうでないような。バレエ団からはエトワール5人を含む6名が参加して「椿姫」や「ル・パルク」、プティ版「カルメン」から抜粋を踊りました。

劇的物語「ファウストのごう罰」から ハンガリー行進曲では舞台上にガルニエ宮を象徴するようなオブジェとバスティーユの模型が置かれて、そこにダンサーたちがやってくるのだけど、みんなティアラの扱いが雑でハラハラする…。あのティアラが何かの象徴であるなら(オペラ座の栄光?最後にはヨンチェヴァがそのティアラをつけていましたが)もっと恭しく扱ってほしかったかも。…あ、細かすぎますかね(笑)。

バレエに関してはそれに象徴されるような雑さが散見されて少々物足りなさを覚えてしまいました。この時期カンパニーは本当に大忙しで、ガルニエでは「椿姫」、バスティーユではヌレエフ版「シンデレラ」といずれもハードな作品が上演されていたので大変だったと思うのですが…期待が大きかった分、ちょっと、ね。

踊られたのはいずれもガラピースでしたが、それでも抜粋上演は本当に難しいのだなとも。本公演でも組んでいるポラック/ガニオ、アバニャート/ビュリオンの組み合わせでも、一瞬のうちに「椿姫」の世界に持っていくのは簡単なことではないのでしょうね。でも黒衣を踊ったアバニャートとビュリオンは、とてもドラマティックでした。オペラの方の「椿姫」でパパジェルモンがヴィオレッタに直談判しにきた場面の後に黒衣だから、演出上も入りやすかったりしたのでしょうか。このペアはプティ版「カルメン」より黒衣の方がよかったと思う。

「ル・パルク」はアルビッソンとマニュネが2幕と3幕のpddを。バランスがすごく難しい作品なんだと思うし、私の好みの問題という気もするのですが、アルビッソンはちょっと生々しすぎないかなあ。楽しかったのは合唱団のみなさまが客席や大階段を使って表情豊かに歌う作品の数々。エンドクレジットには、「ル・パルク」のリハーサルマネージャーとしてにエルヴェ・モローが、カルメンのゲストリハーサルマネージャーとしてルイジ・ボニーノの名前がありました。