The Winter’s Tale / The Royal Ballet, 2018

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振付:クリストファー・ウィールドン
出演:ローレン・カスバートソン、平野亮一 他
収録:2018年2月28日 / 本編111分 + 平野さんインタビュー 3分

録画

エドワード・ワトソンの負傷降板により初日およびライブシネマで主演をつとめた平野さん。そのライブシネマの映像にこの夏日本で収録されたインタビューを加えたものが、テレ朝チャンネルで放映されました。感謝しかないです。本当にありがとうございます!


クレジット

振付
クリストファー・ウィールドン Christopher Wheeldon
音楽
ジョビー・タルボット Joby Talbot
台本
クリストファー・ウィールドン Christopher Wheeldon
ジョビー・タルボット Joby Talbot
美術
ボブ・クローリー Bob Crowley
照明
ナターシャ・カッツ Natasha Katz
Projection designer
Daniel Brodie
Silk effects designer
Basil Twist
指揮
トム・セリグマン Tom Seligman
演奏
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団 Orchestra of the Royal Opera House
撮影
ロス・マクギボン Ross MacGibbon

キャスト

レオンティーズ:平野亮一 Ryoichi Hirano
ハーマイオニ:ローレン・カスバートソン Lauren Cuthbertson
パーディタ:サラ・ラム Sarah Lamb
マミリアス:Sasha Dobrynin-Lait
ポーライナ:ラウラ・モレ-ラ Laura Morera
アンティゴナス:ベネット・ガートサイド Bennet Gartside
ポリクシニーズ:マシュー・ボール Matthew Ball
フロリゼル:ワディム・ムンタギロフ Vadim Muntagirov
Steward:トーマス・ホワイトヘッド Thomas Whitehead
Father Shepherd:ギャリー・エイヴィス Gary Avis
Brother Clown:マルセリーノ・サンベ Marcelino Sambe
Young Shepherdess:ベアトリス・スティックス・ブルネル Beatriz Stix-Brunell

感想

平野さん、大熱演でした。オーストラリアーツアーでも踊っているだけあって、彼なりのレオンティーズが完成していましたよね。見応えがあったし、引き込まれました。疑心暗鬼になってポリクシニーズとハーマイオニを覗き見る姿は般若のよう…平野さん、嵐のような怒りに取り憑かれてしまった哀れな王の表現がはまっています。普段の安定したサポートの頼り甲斐ある平野さんもいいけど、その安全運転を観客に見せずにスリリングに踊る身体表現も素晴らしい。ポリクシニーズと掴みあうシーン、大迫力でした。こんなこと私が偉そうにいうことでもありませんが、踊りのスタイルも一段と磨きがかかって素敵。

マシュー・ボールのポリクシニーズは、1幕宴席?のソロにボヘミアの王らしき民族のニュアンスがしっかりあったのに感心しました。どんな役でも見れば見るほど凄いと思ってしまうわ。あと細かいことなんですけど、平野レオンティーズと抱擁するときに平野さんの肩に頬をつけるのが凄い好き(笑)。

ローレンのハーマイオニーは、初演の舞台より最後のシーンに静かな怒りや心の底からは許せないという感情が明確になっていたように感じました。サラ・ラムのパーディタは非のうちどころがないし、ワディムのフロリゼルとも好相性。ワディムのフロリゼルが(パーディタ以外に)身分を偽るの、アルブレヒトみがありますね。初演のマックレーとは体格も持ち味も違うけど、この役はどちらにも似合います。最初パーディタが踊るのを隠れ見る姿が可愛すぎました。

羊飼いの息子、サンベくんの爽快な踊りもすばらしい。ベアトリスもそうですが、二人とも見る人に多幸感を与える踊り手ですよね。他キャストみなさんも安定のロイヤル・バレエ・クオリティで大満足。そしてやっぱり振付はそこまで好みでもないなーと思うのでした。演出や美術は大好きなんだけど…。


この記事の更新履歴

  • 2019.06.14 - 感想書きました。