Matthew Bourne’s the Car Man

Matthew Bourne’s the Car Man

振付:マシュー・ボーン
出演:クリストファー・トレンフィールド、ドミニク・ノース 他
収録:2015年7月 サドラーズ・ウェールズ劇場 / 本編98分 + 特典映像17分

画像リンク先:amazon.co.jp - 海外版DVD

2015年に上演され日本でも2016年に映画館上映されたマシュー・ボーンの「The Car Man」、昨年秋にDVD/Blu-rayがリリースされています。なかなかamazon.co.jpに登録されずamazon.co.ukで購入しました。NTSC/Region allで日本でも視聴可能な仕様です。


商品情報

Special Features: The Making of The Car Man (英語字幕あり)

海外|DVD(Illuminations:5060291820119) Release: 2017/11/20

FORMAT:NTSC / REGION:0

海外|Blu-ray(Illuminations:5060291820126) Release: 2017/11/20

クレジット

演出・振付
マシュー・ボーン Matthew Bourne
音楽
テリー・デイヴィス Terry Davies
ロディオン・シチェドリン Rodion Shchedrin’s Carmen Suite (after Bizet’s Carmen)
セット・衣装デザイン
レズ・ブラザーストン Lez Brotherston
照明デザイン
クリス・デイヴィー Chris Davey
再演演出
エタ・マーフィット Etta Murfitt
指揮
ブレット・モリス Brett Morris
映像監督
ロス・マクギボン Ross MacGibbon

キャスト

ルカ:クリストファー・トレンフィールド Christopher Trenfield
ラナ:ジジ・ストラレン Zizi Strallen
アンジェロ:ドミニク・ノース Dominic North
リタ:ケイト・ライアンズ Kate Lyons
ディノ・アルファノ:アラン・ヴィンセント Alan Vincent
Residents of Harmony, USA:Cordelia Braithwaite / Tom Clark / Daniel Collins / Pia Driver / Glenn Graham / Nicole Kabera / Katrina Lyndon / Andrew Monaghan / Leon Moran / Danny Reubens / Katie Webb / Daniel Wright

感想

おとぎの国も王子も出てこないこの作品で、マシュー・ボーンはより床を使ったダンスを用いた生々しい表現をしています。バレエでは愛のパ・ド・ドゥに用いられている音楽を、ルカと関係したラナとアンジェロがそれぞれうっとりと彼を想うシーンに使うのが最高なのですが、ほとんどのシーンを覆う登場人物それぞれ抱える爆発しそうな不満と閉塞感との描写には、こちらも最後まで息苦しさを抱えていました。

レズ・ブラザーストンの美術とクリス・デイヴィーの照明で様々に表情を変える舞台が本当に素晴らしいし、そのスピーディな転換がドラマの疾走感を損なわない。本当に見事です。

トレンフィールドのルカは、実は最初はあまりピンとこなかったのですが…ディノを殺しかけて以降の(マクベスよろしく)茫然自失で凶器を持ったままうっかり外に出て来てしまったあたりからディノの幻影に悩まされ酒浸りになっていくところの焦燥感というか、その表現に引き込まれました。ドミニク・ノースのアンジェロの変化からも目が離せず。ダンスも見応えのあるキャストだったのではないでしょうか。

以前のDVDでルカを踊っていたアラン・ヴィンセントが、ここではディノ役で出演しているのも印象に残ります。

特典映像として、今回の主要キャストとマシュー・ボーン、音楽を担当したテリー・デイヴィスのインタビュー映像が入っています。


Official Trailer