noimage

出演:平野亮一、高田茜、吉田都、遼河はるひ 他
制作:2017年 / 90分
http://www4.nhk.or.jp/P4802/

録画

NHK制作のドキュメンタリー。英国ロイヤル・バレエで約20年ぶりに選ばれた日本人プリンシパル、高田茜と平野亮一が挑む「くるみ割り人形」の舞台裏を紹介。案内役は遼河はるひさん。


クレジット

出演
吉田都 / 平野亮一 / 高田茜 / ケヴィン・オヘア / レスリー・コリア
リポーター
遼河はるひ

感想

とても素晴らしいドキュメンタリーでした。まずご自身が舞台人である遼河はるひさんの同じ舞台人へのリスペクト溢れる様子に感銘を受けました。男役として舞台に立ったからこそ理解できる男性ダンサーの大変さへの共感とか、平野さん分かってもらえて嬉しそうでしたよね。

平野さんと高田さんそれぞれの人間性の素晴らしさも伝わって来ました。平野さんのお料理、手つきも良くて美味しそうだったし、ご自宅までカメラが入ってたのもすごい。お二人の祖国を離れて挑戦する厳しさ、怪我を乗り越える困難をも変に誇張しすぎない作りにも好感を持ちましたし、物静かな語り口からでも十分に伝わって来ました。

ナビゲーター的に登場する都さんの柔らかな案内も、ご自身が取材対象でない多少の気楽さが感じられて。ロイヤルオーダーが見られるとは思わなかったので、思わず拝みそうになりました。レスリー・コリアが稽古をつけている平野さんと高田さんのリハーサルを見るとなったら、さっと目線が厳しくなる都さん、というのもなんだか嬉しくなりますよね。都さんの案内でフィジオへも。小林ひかるさん、金子扶生さんと日本人ダンサーのお姿が見えて嬉しかったです。

また、フリード・ロンドンでトゥシューズの製作作業も見学。衣装室やフィッティングの様子も見られました。当日のメイクなどの準備にもカメラが入っていて、高田さんはカツラではなく髪を金色にスプレーで染めるのを選んだ、と。都さんと一緒ですね。準備も舞台後も大変そうですが、よくお似合いでした。

お二人が主演した「くるみ割り人形」の映像も予想よりたっぷり入っていたのも幸せで。ライブインシネマっぽいなーと思いながら見ていたのですが、エンドクレジットにロス・マクギボンの名前がありましたから、もし彼が撮影を担当したのだとしたらそれも納得。そんなところにもロイヤル・オペラハウスの全面協力とそれを引き出した平野さん高田さんが勝ち得た信頼、さらには取材するNHKへの信頼とが感じられて、なんとも言えず幸せな気分になりました。関係者の皆様、素敵な番組をありがとうございます。

お二人が共演した舞台は12月9日の昼公演で「Paul Hamlyn Christmas Treat」というバレエを見たことがないお子さんとご家族あるいは学校を招待してのものだったようです。だからサンタさんがいたりしたのですね。お子さんのダイレクトな反応も手応えがあったことでしょう。クララがイザベラ・ガスパリーニ、ハンス・ペーターがジェームズ・ヘイくん、ドロッセルマイヤーがホワイトヘッド。このキャストの映像、全幕で見たいな。ロス・マクギボンまで担ぎ出したなら全幕撮ってるよね、いつかNHKさん放映してくださらないでしょうか。。