The Nutcracker / Mariinsky Ballet, 2017

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振付:ワシリー・ワイノーネン
出演:レナータ・シャキロワ、ダヴィド・ザレーエフ 他
収録:2017年6月7,9日 マリインスキー2 / 108分

録画

プレミアムシアターで録画。マリインスキー2での収録のせいか、照明の印象がだいぶ変わった気がしました。若手中心のキャストだったので、新鮮で楽しかったです。


クレジット

振付
ワシーリ・ワイノーネン Vasily Vainonen
音楽
P.I. チャイコフスキー Pyotr Ilyich Tchaikovsky
台本
マリウス・プティパ Marius Petipa
舞台美術・衣装
シモン・ヴィルサラーゼ Simon Virsaladze
指揮
ワレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev
演奏
マリインスキー劇場管弦楽団 The Mariinsky Orchestra
合唱
マリインスキー劇場自動合唱団 The Mariinsky Children’s Chorus
撮影監督
Olivier Simonnet

キャスト

Stahlbaum:Vladimir Ponomarev
His wife:Elena Bazhenova
マーシャ:レナータ・シャキロワ Renata Shakirova
Luisa:Svetlana Tychina
Franz:Alisa Petrenko
ドロッセルマイヤー:アンドレイ・ヤコブレフ Andrei Yakovlev
The Grandmother:Lira Khuslamova
The Grandfather:Vasily Shcherbakov
The Nanny:Yana Tikhonova

マーシャ姫:レナータ・シャキロワ Renata Shakirova
くるみ割り王子:ダヴィド・ザレーエフ David Zaleyev

The Nutcracker:Alisa Petrenko
Clown:Maxim Ismestiev
Doll:Sofia Ivanova-Skoblikova
Blackamoor:Grigory Popov
The Mouse King:Alexei Kuzmin
Waltz of the Snowflakes (Act2):Shamala Guseinova / Yekaterina Ivannikova
Elegant Ladies and Gentlemen:Anastasia Yaromenko / Alexandra Popova / Artem Kellerman / Alexander Beloborodov

Spanish Dance:アリサ・ルシナ Alisa Rusina / ロマン・マリシェフ Roman Malyshev
Oriental Dance:マリア・シェヴィアコワ Maria Shevyakova
Chinese Dance:アナスタシア・アサビン Anastasia Asaben / グリゴーリ・ポポフ Grigory Popov
Trepak:マリア・レベデワ Maria Lebedeva / アリサ・ペトレンコ Alisa Petrenko / マキシム・リンダ Maxim Lynda
Pas de trois:ヤナ・セリーナ Yana Selina / スヴェトラーナ・イワノワ Svetlana Ivanova / ワシーリ・トカチェンコ Vasily Tkachenko
Waltz of the Flowers:Diana Smirnova / Yevgenia Gonzalez / Anastasia Nikitina / Kumiko Ishii / Alexander Beloborodov / Roman Belyakov / Fuad Mamedov / Nikita Korneyev

感想

私はマリインスキーのレパートリーであるこの3幕仕立ての「くるみ割り人形」って割と好きなんですよね。古臭いけど3幕のお菓子の国とか、あの甘い甘いピンクの世界がいかにも夢の世界っていう気がして。マリインスキーと新国立劇場という私の好きなバレエ団が上演している(いた)というのも大きいと思いますが、素敵な思い出が色々あるのです。

でも今回は幕開きから心があまり動かなくて…1幕は全体にちょっと雑だったようにも思います。(劇場の中はあまり映らないけど)新しい建物であるマリインスキー2で若きセカンドソリストたちが主演だから、ことさら古く感じたのかもしれませんし…。マーシャ役のレナータ・シャキロワはプロポーションもよく愛らしいダンサーだけれど、このバージョンのマーシャにはどこかちぐはぐさも感じたりして。

それがネズミ退治の後、暗転から明るくなった舞台で王子のダヴィド・ザレーエフとポーズをとっているのを見たら、何かがカチッとハマったと言いますか。最初に見たときはザレーエフもちょっとピンとこなかったのだけど、二度目に見たときに、二人の並びがとてもよく感じて。いかにも少女の夢を体現したような王子っぷりに説得力があったのかもしれません。落ち着いたエスコートも良かったし。シャキロワもピンクチュチュで姫になってからは水を得た魚のよう。舞台を引っ張る主役の華もあって、見ていて頼もしいほどでした。

このペアのGPDD、全く危なげなくもたつきのない美しさは圧巻でした。最近のマリインスキーの若いダンサーのこと、私全然知らないのですが、この二人は覚えておかなければ。まだ線の細い二人がどんな風になっていくか、楽しみです。

お菓子の国のディヴェルティスマンはトロワがとってもとっても好みでした。バレエ学校の生徒が踊る時もあると思うのだけど、今回は比較的ベテラン組だったかと。どのポーズもパも隙なく美しくて堪能しました。これぞマリインスキー。