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放映:2017年8月20日/WOWOWプライム/87分

録画
http://www.wowow.co.jp/detail/110023/001

2016年1月に放映された「ノンフィクションW ワガノワ 名門バレエ学校の秘密 〜くるみ割り人形への110日〜」に登場したヴェーラ・セゴーワとエレオノーラ・セヴナルドのその後を追った番組。


クレジット

出演
ヴェーラ・セゴーワ Vera Segova
エレオノーラ・セヴェナルド Eleonora Sevenard
イリーナ・シトニコワ Irina Sitnikova
アリーナ・ソーモワ Alina Somova
ニコライ・ツィスカリーゼ Nikolay Tsiskaridze
タチヤナ・ウダレンコワ Tatiana Udalenkova
ヴァレンティーナ・ディヴィーナ Valentina Divina
タチアナ・チリグソワ Tatiana Tiliguzova
エカテリーナ・ボンダレンコ Ekaterina Bondarenko
マルガリータ・クーリック Margarita Kulik
ユーリー・ファテーエフ Yuri Fateyev
ナレーション
藤井千夏

感想

前回のドキュメンタリーから二人の部分を再編集した前半と、その後の二人を取材した後半という構成。1.5時間ほどと時間もたっぷりで見ごたえがありました。

ワガノワのとても優秀な生徒だった二人は、それぞれの理由でマリインスキーには入団せず他のカンパニーを選びます。家族仲の良いヴェーラが、家族と離れてミュンヘンを選ぶ。それだけの決断をさせてしまうほどに、「くるみ割り人形」でうまくいかなかったことが大きな影を及ぼすことになるのですよね。芸術監督がゼレンスキーに変わってロシアのダンサーが増えたというプラスの面もあるにしろ。

入団したばかりの新人ということで、取材は極端に制限されていて劇場の外や人気のない廊下などで行われ、他の団員を刺激しないような気遣いが見えます。ゼレンスキーのクラスレッスンは、ピアノの音が一拍目だけであとは音楽なしというユニークなものでした。舞台映像は「ジゼル」、クランコ版「ロミオとジュリエット」、「ラ・バヤデール」。

一方のエレオノーラはワガノワの最終学年。ワガノワ国際バレエコンクールの準備・本選・ガラの様子が見られました。千野円句さんなど他の出場者やコルパコワ先生なども写っていましたね。コンクールの頃は「マリインスキーに入団したい」ときっぱり話していた彼女ですが、ボリショイからのオファーを受け(ボリショイ劇場で踊る機会もあり)、迷った結果ボリショイを選びました。彼女も家を離れることになり、「全部一人で決めてしまうの」と寂しそうにお母様が。

コンクールでは黒鳥のパ・ド・ドゥ、卒業公演ではパキータを踊っていましたが、黒鳥はまだそんなに似合っていなかったような。パキータは素晴らしかったです。

エレオノーラの方がおそらくは順調なキャリアのスタートと言えるのでしょうが…二人とも美しい舞台を見せてくれますように。そして、いつか自分のキャリアを振り返った時に幸せだったと満足できるように、と願います。