Les Ballets Bubenichek at the Prague National Theatre

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振付・出演:イリ・ブベニチェク、オットー・ブベニチェク 他
収録:2014年1月11,12日 プラハ国民劇場 / 104分

画像リンクなし:DVD

ブベニチェク兄弟によるプラハでの公演映像。彼らのオフィシャルサイトからDVDは購入していたのですが、積んでいる間に、今年7月クラシカ・ジャパンでも放映されました。2013年に日本で上演された彼らの公演と内容も同じで、見られなかった私には嬉しい映像化。


DVD

商品情報

海外|DVD

FORMAT:PAL / REGION:0

クレジット

映像監督
グスタフ・スカーラ Gustav Skala

収録

ル・スフレ・ドゥ・レスプリ〜魂のため息〜(オルガとマリーに捧げる) LE SOUFFLE DE L’ESPRIT - TO OLGA AND MARIE

振付:イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček
音楽:オットー・ブベニチェク Otto Bubeníček / J・S・バッハ Johann Sebastian Bach / ロマヌス・ホフシュテッター Roman Hoffstetter / ヨハン・パッヘルベル Johann Pachelbel
装置・衣裳・ビデオデザイン:オットー・ブベニチェク Otto Bubeníček
照明:イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček / ファビオ・アントーチ Fabio Antoci

オットー・ブベニチェク Otto Bubeníček
イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček
ヨン・ヴァイエホ Jón Vallejo
エレナ・ヴォストロティナ Elena Vostrotina
ドゥオシー・ジュウ Duosi Zhu
ラケル・マルティネス Raquél Martínez
アンナ・メルクロヴァ Anna Merkulova
クラウディオ・カンジアロッシ Claudio Cangialosi
アルセン・メーラビャン Arsen Mehrabyan
フランチェスコ・ピオ・リッチ Francesco Pio Ricci
マイケル・タッカー Michael Tucker


トッカータ(イローナに捧げる) TOCCATA - TO ILONA

振付:イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček
音楽・衣装:オットー・ブベニチェク Otto Bubeníček
照明:イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček / ファビオ・アントーチ Fabio Antoci

アンナ・メルクロヴァ Anna Merkulova
ヤーナ・サレンコ Iana Salenko
ドゥオシー・ジュウ Duosi Zhu
クラウディオ・カンジアロッシ Claudio Cangialosi
アルセン・メーラビャン Arsen Mehrabyan
マイケル・タッカー Michael Tucker
ヨン・ヴァイエホ Jón Vallejo


牧神 FAUN

振付:イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček
音楽:フランシス・プーランク Francis Poulenc / クロード・ドビュッシー Claude Debussy
装置・衣裳:オットー・ブベニチェク Otto Bubeníček
照明:ファビオ・アントーチ Fabio Antoci / イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček

司祭:ラファエル・クム=マルケ Raphaël Coumes-Marquet
一人の少年僧:ヨン・ヴァイエホ Jón Vallejo
牧神:クラウディオ・カンジアロッシ Claudio Cangialosi
少年僧:マイケル・タッカー Michael Tucker / ヨハネス・シュミット Johannes Schmidt / ヤン・オラティンスキー Jan Oratynski / ファビアン・ヴォランジェ Fabien Voranger / フランチェスコ・ピオ・リッチ Francesco Pio Ricci


ドリアン・グレイの肖像(オットー・ベルティスに捧げる) THE PICTURE OF DORIAN GRAY - TO OTTO BERTIS

振付:イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček / オットー・ブベニチェク Otto Bubeníček
音楽:キース・ジャレット Keith Jarrett / ブルーノ・モレッティ Bruno Moretti
衣裳:デニサ・ノヴァ Denisa Nova
装置:オットー・ブベニチェク Otto Bubeníček
照明:イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček / ファビオ・アントーチ Fabio Antoci
写真:Klemens Renner

ドリアン・グレイ:オットー・ブベニチェク Otto Bubeníček
画家バジル・ホールウォード、ヘンリー・ウォットン卿、ドリアン・グレイの肖像:イリ・ブベニチェク Jiří Bubeníček
シビル・ヴェイン:ラケル・マルティネス Raquél Martínez


感想

イリとオットーはこの舞台にダンサーとしてももちろん出演しているわけですが、何よりも彼らのクリエイターとしての魅力が詰まった公演でした。プロットレスからストーリー・バレエまで様々なタイプの作品が見られるのも良いですよね。

「ル・スフレ・ドゥ・レスプリ〜魂のため息〜」は珠玉の名作。再演を重ねて完成度の高さも他の作品からは群を抜いています。亡くなった祖母へ捧げられた、美しい魂への賛美と深い愛情に、見ているこちらも包まれる作品。

「トッカータ」はNYCBで初演されたバランシンに捧げた作品とのこと。サレンコが出演しているのですね。これ、女性の衣装がプロポーションよく見えないことが気になって仕方なくて、それ以外のことがあまり頭に残らなかったです。ごめんなさい…。

「牧神」は日本公演の時にも大きな話題になりましたが、絶対的権力者としての司祭と、信仰と司祭からの抑圧とに翻弄される少年僧、、という衝撃的な作品。何度見ても見入りすぎて言語化不可能な感じ。司祭役のラファエル・クム=マルケ、少年僧ヨン・ヴァイエホの熱演、毎回息を詰めて見入ってしまいます。

「ドリアン・グレイの肖像」はイリとオットーならではの作品。私が原作に思い入れがありすぎるせいで、キャラクターの描かれ方に物足りなさを感じたりもするのですが、作品のサイズを考えたらよく作られていると思います。もう少し長尺にリサイズしてレパートリーにと、どこかのカンパニーが依頼してくれないかな。そしたらまた見てみたいです。

イリとオットーの作品制作のセンスは現代性そのもので、気負いなくとても自然。経験してきたダンス言語を考えると、今後も(特定カンパニーのディレクターではなく)振付家として作品を作っていくならユニークな存在になっていくのでは、と期待してしまいます。きっと今後もあちこちで引っ張りだこでしょうね。また別の作品を見る機会が楽しみです。