JIŘÍ & OTTO BUBENÍČEK

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出演:イリ・ブベニチェク、オットー・ブベニチェク 他
制作:2016年 チェコ / 53分

録画

プレミアムシアターで録画。イリとオットーが来日したときに二人の映画を撮っていると聞いたのがこれだったのですね。双子のダンサーであるイリとオットー・ブベニチェクのキャリアの転換点を記録した映画です。


クレジット

出演
イリ・ブベニチェク Jiri Bubenicek / オットー・ブベニチェク Otto Bubenicek ほか

収録演目(抜粋)

  • Proven Lands (2016)

    音楽:Petr Malásek
    振付:Jiri Bubenicek

  • The Legend of Joseph

    音楽:Richard Strauss
    振付:Stijn Celis
    Ballet Semperoper Dresden, 2014

  • Giselle

    音楽:Adolphe Adam
    振付:David Dawson
    Ballet Semperoper Dresden, 2015

  • Romeo and Juliet

    音楽:Sergei Prokofiev
    振付:John Neumeier
    Hamburg Ballet, Hamburg, 2015

  • Othello

    音楽:Arvo Part, Alfred Schnittke, Nana Vasconcelos
    振付:John Neumeier
    Hamburg Ballet, Hamburg, 2015

  • The Piano 作曲・編曲:Otto Bubenicek
    振付:Jiri Bubenicek
    Dortmund Ballet, Dortmund 2015

  • Romeo and Juliet

    音楽:Sergei Prokofiev
    振付:Stijn Celis
    Ballet Semperoper Dresden, 2014

  • The Nutcracker

    音楽:P.I. Tchaikovsky
    振付:John Neumeier
    Hamburg Ballet, Hamburg, 2015

  • The Nutcracker

    音楽:P.I. Tchaikovsky
    振付:Aaron Watkin
    Ballet Semperoper Dresden, 2014

  • Theme and Variations

    音楽:P.I. Tchaikovsky
    振付:George Balanchine
    Ballet Semperoper Dresden, 2015

  • Neue Suite

    音楽:Luciano Berio
    振付:William Forsythe
    Ballet Semperoper Dresden, Paris Tour, 2014

  • 2016年ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサート撮影風景

    音楽:Johann Strauss Otec A Sym, Josef Strauss, Eduard Strauss, Emil Waldteufel, Josef Hellmesberger, Carl Michael Ziehrer A Roert Stols
    振付:Jiri Bubenicek
    Soloists of Wiener Staatsballett, Wien, 2015

  • Le Pavillon d'Armide

    音楽:Nikolai Nikolayevich Tcherepnin
    振付:John Neumeier
    Hamburg Ballet, Hamburg, 2015

  • L'Heure Bleue

    音楽:Johann Sebastian Bach
    振付:Jiri Bubenicek
    Les Ballets Bubenicek, Plzeň 2015

  • The Piano

    作曲・編曲:Otto Bubenicek
    振付:Jiri Bubenicek
    Les Ballets Bubenicek, Plzeň 2015

  • Films from ”Les Ballets Bubenicek, 2014”

感想

これが放映された7月あたりは、NHKとクラシカでチェコ系のバレエ映像が一挙に出てきたので、もしかしたらチェコ文化年2017の一環だったのかな、とか。

撮影は2014年から16年にかけてだったようで、世界を股にかけての活躍(引退までのダンサーとしてと、その前から続けているクリエーション)と、彼ら自身の率直な語りで構成。撮影時点での彼らの全てが収められています、という印象。全編を彩るのは世界のあちこちで、二人が白シャツ黒パンツに帽子姿で踊る「Proven Lands」。日本も格好のロケ地になっています。

私はイリとオットーはすぐには見分けがつかなかったのですが、これのおかげでようやくわかるようになったかも。この映像で見る彼らは当然ながら個性は全く違ってとても興味深かったです。常に人の予想外でありたいイリと、家族を愛するナイーヴなオットー、というのがこの映像から受けた彼らの印象。

物心つく前からサーカス一座として密接なつながりを持った家庭から、早い時期に二人でダンサーとして外国へ。その結びつきの強さとそれゆえに相反したくなる内なる何か…共感と興味で目が離せない映像でした。恋愛関係も素直に話していて、イリがジロと付き合ってた時は毎週パリに行ってたから金銭面がキツかったなんて話も。イリのお家のウォークインクローゼットや、マグネットをつけられるという壁のしつらえにも興味津々。

ハンブルク・バレエとドレスデン・バレエの舞台も少しずつ見られたのも嬉しかったです。エミリー・マゾンの「くるみ」デビューもそうだし、ハンブルクにしてもドレスデンにしても日本ではなかなか見られないレパートリーばかりだし、目を皿のようにして、何度も何度も見てしまっています。

ウィーンのニューイヤーコンサートの撮影風景も興味深かったですね。真夏の撮影で、ダンサーたちがサングラスでリハしていたり。ケテヴァン・パパヴァなどがいいノリで撮影をこなしていたのが印象的。

振付家としても着々と実績を重ねていて、東京シティ・バレエへの振付の様子なども。この映像にも出てくる「The Piano」は全幕作品に仕立て直してロイヤル・ニュージーランド・バレエで初演するそうですし、今後も活躍してくれそうですね。

エンドクレンジットに名前の出てくるヤロスラフ・ブチェクさんは、クラシカで放映したキリアンのドキュメンタリーにも名前があり、検索したら他にもチェコ出身のダリア・クレメントワのドキュメンタリーも作っているそう。それも見たいな…。