New York City Ballet in Paris : Balanchine, New York-Paris

ニューヨーク・シティ・バレエ・イン・パリ[DVD]

振付:ジョージ・バランシン
出演:ニューヨーク・シティ・バレエ
収録:2016年7月12,16日 シャトレ座 / 106分

画像リンク先:amazon.co.jp - 国内仕様DVD

パリの夏を彩る「Les Étés de la Danse」、その2016年のラインナップの1つとしてパリ・シャトレ座で上演されたニューヨーク・シティ・バレエの「Balanchine, New York-Paris」がDVD/Blu-rayとして発売になりました。NHKプレミアムシアターでもリリースとほぼ同じタイミングで放映されましたね。ヨーロッパでは生中継のあった公演です。


商品情報

海外|DVD(Bel Air Classiques:BAC139)

FORMAT:NTSC / REGION:0

[国内仕様盤] Release: 2017/05/26

[海外盤] Release: 2017/05/12

海外|Blu-ray(Bel Air Classiques:BAC439)

[国内仕様盤] Release: 2017/05/26

[海外盤] Release: 2017/05/12

クレジット

指揮
ダニエル・キャップス Daniel Capps
演奏
オーケストラ・プロメテ Orchestre Prométhée
撮影
ヴァンサン・バタイヨン Vincent Bataillon

演目

「ワルプルギスの夜」 Walpurgisnacht Ballet

振付:ジョージ・バランシン George Balanchine
音楽:シャルル・グノー Charles Gounod
衣装:カリンスカ Karinska
照明:マーク・スタンリー Mark Stanley

サラ・マーンズ Sara Mearns
アドリアン・ダンチヒ・ウォリング Adrian Danchig-Waring
ローレン・ラヴェット Lauren Lovette
Kristen Segin / Sarah Villwock

「ソナチネ」 Sonatine

振付:ジョージ・バランシン George Balanchine
音楽:モーリス・ラヴェル Maurice Ravel
照明:マーク・スタンリー Mark Stanley
ピアノ:エレーン・シェルトン Elaine Chelton

ミーガン・フェアチャイルド Megan Fairchild
ホアキン・デ・ルス Joaquin De Luz

「ラ・ヴァルス」 La Valse

振付:ジョージ・バランシン George Balanchine
音楽:モーリス・ラヴェル Maurice Ravel
衣装:カリンスカ Karinska
舞台美術:ジーン・ローゼンタール Jean Rosenthal
照明デザイン:ロナルド・ベイツ Ronald Bates 照明:マーク・スタンリー Mark Stanley

スターリング・ヒルティン Sterling Hyltin
ジャレッド・アングル Jared Angle
アマル・ラマサール Amar Ramasar
Marika Anderson / Meaghan Dutton-O’Hara / Gwyneth Muller / Lauren King / Antonio Carmena / Ashly Isaacs / Sean Suozzi / Ashley Laracey / Zachary Catazaro / Ralph Ippolito

「シンフォニー・イン・C」 Symphony in C

振付:ジョージ・バランシン George Balanchine
音楽:ジョルジュ・ビゼー Georges Bizet
衣装:マーク・ハッペル Marc Happel
照明:マーク・スタンリー Mark Stanley

第1楽章:タイラー・ペック Tiler Peck / アンドリュー・ヴィエット Andrew Veyette
第2楽章:テレサ・ライクレン Teresa Reichlen / タイラー・アングル Tyler Angle
第3楽章:アルストン・マクギル Alston Macgill / アンソニー・ハクスリー Anthony Huxley
第4楽章:ブリタニー・ポラック Brittany Pollack / テイラー・スタンリー Taylor Stanley

感想

「Les Étés de la Danse」のNYCB公演で組まれた5種類(20作品!)のプログラムのうちの1つ、「Balanchine, New York-Paris」が放映されました。公演タイトル通り、パリにもゆかりの深い作品で構成されています。NYCBのパリツアーは8年ぶりだったそうで、パリで踊るのが初めてのダンサーも多かったとのこと。

この映像でもNYCBダンサーたちのフィジカルの強さは際立っていて、「ワルプルギュスの夜」のサラ・マーンズを筆頭に強さと美しさを兼ね備えてギュンギュン踊ります。ワルプルギュスの最後のリフトでポーズをとるマーンズの神々しいこと…。今後この作品を見るたびにサラを思い出す気がします。ローレン・ラヴェットはあのスピードで踊りながらもしっとりした雰囲気を保ったまま。他の作品でも見たかったな。

「ソナチネ」はヴィオレット・ヴェルディとジャン=ピエール・ボンフーに振り付けられた洒脱なパ・ド・ドゥ。ミーガンとホアキンはよく組んでいるから息もピッタリ。相変わらず素敵すぎるホアキンのソロを見てたらバリシニコフが脳裏をよぎりました。

「ラ・ヴァルス」はMGM映画っぽい場面があったりストーリーが見えたりするからなのか、他の作品より時代を感じました。アシュトンがひたすらワルツ!として振り付けたのに、バランシンがこういう手法をとるっていうのが面白いし、とてもバランシンらしい作品だとも思いました。リフトをこなす男性が白手袋で踊るのはすごく大変そうだけど、その手袋が照明に映えてムーヴメントが強調されるのにもハッとしました。スターリング・ヒルティンはバランシンが好みそうなダンサーですね。

バランシン作品で1番好きな「シンフォニー・イン・C」。タイラー・ペックは華やかでハードな第1楽章を躍動感を持ってチャーミングに踊りあげてました。タイラーが最初に登場するとき一番奥の中央左にいる長身のダンサーが気になります。他のダンサーよりバランシンメソッドが薄めかなと思ったけど、手足が長いからそう見えるのだろうか。第2楽章のテレサ・ライクレンは高身長細身のクールビューティ。第3楽章のリードダンサー、アルストン・マクギルはなんと当時アパレンティスだったんですって。2016年8月からコール・ド・バレエで入団したそうですが、期待の星ですね。はつらつと踊っていてアンソニー・ハクスリーとの組み合わせもいい感じ。第4楽章のブリタニー・ポラックもソリストだけど、彼女もとても好きなタイプ。

…つい女性ダンサーばかり見てしまいます。男性ダンサーは馴染みのある人が少ないのですが、女性を引き立て力強いサポートをしつつ踊りもパワフル。そしてみなさん脚の筋肉が育っておられる。バランシン作品の男性ダンサーってパートナーのために踊っているようなところがありますよね。あまり客席とコンタクトしないというか。だから余計に印象が薄くなってしまうのかも。そんな中で第3楽章のアンソニー・ハクスリーは客席とコンタクト系のダンサーだったのでつい贔屓目に。
いずれにせよ、体の隅々まで叩き込んだメソッドで全員が踊る舞台は見ていて爽快でした。

Official Trailer

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