Agnès Letestu, L’apogée d’une Etoile

パリ・オペラ座のミューズ アニエス・ルテステュ アデュー公演『椿姫』までの輝かしい軌跡

監督:マレーネ・イヨネスコ
出演:アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス 他
制作:2013年 フランス / 93分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

2014年に劇場公開された映画「至高のエトワール~パリ・オペラ座に生きて」。配給元倒産のためにDVD化がたち消え、その後エリアビーさんがDVD化してくださいました。感謝感謝。


商品情報

国内|DVD(エリア・ビー:AREA-0025) Release: 2016/12/20

クレジット

監督
マレーネ・イヨネスコ Marlène Ionesco
出演
アニエス・ルテステュ Agnès Letestu
ジョゼ・マルティネス José Martinez
ユーグ・ガル Hugues Gall
エマニュエル・ティボー Emmanuel Thibault
ジャン=ピエール・フローリッシュ Jean-Pierre Frolich
ギレーヌ・テスマー Ghislaine Thesmar
ウィリアム・フォーサイス William Forsythe
イリ・キリアン Jiri Kylian
ラリオ・エクソン Larrio Ekson
ブルーノ・アマール Bruno Hamard
ブリジット・ルフェーブル Brigitte Lefèvre
ステファン・ビュリョン Stéphane Bullion
ピエール・ラコット Pierre Lacotte
カロリン・カールソン Carolyn Carlson
ローラン・イレール Laurent Hilaire
収録演目(抜粋)
  • 『天井桟敷の人々』 Les Enfants du Paradis

    振付:ジョゼ・マルティネス
    アニエス・ルテステュ / ジョゼ・マルティネス

  • 『白鳥の湖』 Lac des cygnes / Swan Lake

    振付:ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
    アニエス・ルテステュ / ジョゼ・マルティネス

  • 『ドン・キホーテ』 Don Quixote / Don Quichotte

    振付:ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
    アニエス・ルテステュ / ジョゼ・マルティネス

  • 『放蕩息子』 L’Enfant Prodigue

    振付:ジョージ・バランシン George Balanchine
    アニエス・ルテステュ / エマニュエル・ティボー

  • 『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』 Dances at the Gathering

    振付:ジェローム・ロビンス Jerome Robbins
    アニエス・ルテステュ / バンジャマン・ペッシュ Benjamin Pech

  • 『賭博師の手紙』 Lettres d’un joueur

    振付:ピエール・ラコット
    アニエス・ルテステュ / ステファン・ビュリョン

  • 『祝典』 Célébration

    振付:ピエール・ラコット
    リュドミラ・パリエロ Ludmila Pagliero / マチュー・ガニオ Mathieu Ganio

  • 『シンデレラ』 Cendrillon

    振付:ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
    アニエス・ルテステュ / ステファン・ビュリョン

  • 『Woundwork1』

    振付:ウィリアム・フォーサイス
    アニエス・ルテステュ / イザベル・シアラヴォラ Isabelle Ciaravola / エルヴェ・モロー Hervé Moreau / ニコラ・ル・リッシュ Nicolas Le Riche

  • 『輝夜姫』 Kaguyahime

    振付:イリ・キリアン
    アニエス・ルテステュ / ヴァンサン・シャイエ Vincent Chaillet / ジュリアン・メイザンディ Julien Mezindi

  • 『シーニュ』 Signes

    振付:カロリン・カールソン
    アニエス・ルテステュ / ステファン・ビュリョン

  • 『椿姫』 La Dame aux Camélias

    振付:ジョン・ノイマイヤー John Neumeier
    アニエス・ルテステュ / ステファン・ビュリョン

感想

2013年にアデューを迎えたルテステュの、最終公演までの2年間を追ったドキュメンタリー。マレーネ・イヨネスコのバレエドキュメンタリー映画の中でも名作だと思います。多くの作品映像をじっくり見せてくれるおかげで、幅広いレパートリーを踊るルテステュの魅力がストレートに伝わってくるのがいいですね。本人の言葉も(いつも通り)率直で聡明さが際立ちますし、周囲の人々のアニエスへの尊敬と親愛の情も伝わってくる…もちろんルテステュのバレエへの向き合い方と人柄あってこそなのですが、素晴らしいドキュメンタリーでした。

最初にジョゼのアデューで一緒に組んだ「天井桟敷の人々」が入っているのがまず嬉しいですよね。互いへの信頼の言葉は、どちらもとどまることを知らず。これだけのパートナーシップが存在すること自体が奇跡のように思えるし、それを見ることができた幸運はいかばかりかと。二人が一時期一緒に組まなくなった時は本当に残念に思っていたことも思い出しました。また二人が組むようになったと知ったときの歓喜も。

とはいえ私はそんなに彼女の踊りをたくさん見ている訳ではないので、この映像で見た彼女の踊りは新鮮な驚きの連続でした。ロビンズもフォーサイスもキリアンもカールソンも、すごく良かった。一番好きだと思ったのは「天井桟敷」のガランスで、舞台に立ったら踊っていることも忘れるくらい(大意)ガランスになりきったと本人が言うのも納得の素晴らしさで。本当に聡明さと探究心とが結実する舞台を見せてくれる素晴らしいエトワールだったのだな、と改めて。

そういえば、ルテステュとアマールがラコットさんたちのあの美しい邸宅を買ったと言うのは、この映画で知ったのでした。ルテステュのインタビューはあの邸宅で撮影されていたようだけど、とても素敵な空間だしリラックスして言葉を紡いでいるルテステュの笑顔も印象に残ります。きっとラコットさんたちもルテステュたちが買ってくれたのなら安心ですよね。

いろんな人の言葉があったけど、アデューについてのビュリオンの言葉も印象に残ります。ノイマイヤーがどうしても「椿姫」はルテステュで撮りたがっていた、と言う話とか、アデューに掛ける思いとか。もちろん彼の美しさにも思い切り見とれましたけども。モローはフォーサイスで一緒に踊るのが映っていましたが、やっぱり彼のあの長い腕が好き。

そういえばDVDのリーフレットには「放蕩息子」の相手役がバンジャマン・ペッシュって書いてあったけど、エマニュエル・ティボーの間違いですね。マックス・ボゾニのレッスンで一緒だったそう。

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