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放映:2017年7月30日/WOWOWプライム/58分

録画
http://www.wowow.co.jp/detail/110341/-/01

オーディションで選んだ子役を1年かけて育て開幕した日本版ミュージカル「ビリー・エリオット」に密着したドキュメンタリー。TBSでも折に触れて彼らを特集していましたが、これはほぼ第3次オーディションからプレビュー初日までを追ったもの。


クレジット

出演
木村咲哉 / 未来和樹 / 前田晴翔 / 加藤航世 / 山城力
吉田鋼太郎 / 益岡徹 / 柚希礼音 / 島田歌穂
サイモン・ポラード(演出担当) / トム・ホッジソン(振付担当) / スティーヴン・エイモス(音楽担当)
前田清実
ナレーション
林遣都

感想

応募総数1,346名から第2次オーディションで10名に絞り込まれたビリーが第3次オーディションで7名へ。この番組ではその第3次選考から密着して、最終的に選ばれた子たちの背景も紹介。海外の制作スタッフのコメントやその後のレッスンの様子も含め、プレビュー開幕までを追っていました。

それぞれの少年の得意なジャンルやざっとした紹介はそれまでにも触れて知っていましたが、こちらではあと少しだけ突っ込んだ取材。木村咲哉くんのお兄さんがすでにテレビドラマ等で活躍する子役さんだというのは知りませんでした。追加発表になった山城力くんを加えて5人のビリーは当たり前ですが個性が全く違う少年たち。演出のポラードさんは「ビリーのカーボンコピーを作るつもりは全くなくて、ビリーという役を通して彼らの個性を持ち込んでほしい」と。

バレエやタップ、ジャズ、歌、演技という技術的な課題も個々にたくさんあったと思うのですが「言葉で足りないから歌う、歌で足りないから感情を動きで爆発させる」という表現が、どの子たちにも一番大変だったかも。柚希礼音さん曰く、一つの言葉、句読点、瞬き、振り向く仕草全てに意味があって、それを細かく叩き込むのだとか。また、1つのセリフに込められた感情を叩き込む事で、もしセリフを忘れてしまったとしてもその時の感情で言葉が出る、と。世界中で上演されてきたミュージカルだからこそのシステムが確立されているのですね。そのシステムで生み出されるのが紋切り型でないビリーだというのも、さすがだと思います。

声変わり前の男の子、という選考条件ゆえに、オーディションでは声帯?をファイバースコープで確認するような場面も。日本では10月までと期限を区切った上演だから5人いれば大丈夫なのでしょうけど、それでも声変わり、怖いでしょうね...。みなさん怪我なく千秋楽まで走りきれますように。