NACHO DUATO, Y LA CND EN MOSCU

Nacho Duato, Danse la Danse (Region 2)

出演:ナチョ・ドゥアト 他
収録:2012年 / 72分 + 220分

画像リンク先:amazn.co.uk - 欧州版DVD

ドゥアトがCND芸術監督を退任する、その最後のモスクワツアーを捉えたドキュメンタリー。購入から既に3年は経過していますが、ずっと感想が書けずにいたものです。PAL方式ではありますが、ドキュメンタリーの他に「バッハへのオマージュ」(Multiplicity/Forms of Silence and Emptiness)他をたっぷり収めた2枚組のDVDとなっています。


商品情報

欧州|DVD(39 Escalones Films:044)

FORMAT:PAL / REGION:0

特典映像:DVD1: プロフィール / 記者会見 / トレイラー1 / トレイラー2
DVD2: ドゥアト振付作品(Multiplicidad, formas de silencio y vacío / Jardín Infinito / Domina nostra / Slowmotion I / Slowmotion II / 16 mm)/ 未収録シーン / MEDIOMETRAJE ”LAS TELAS ROJAS”, de Alain Deymier

クレジット

監督
Alain Deymier
出演
Nacho Duato / Yoko Taira (Repetidora) / Yolanda Martin (Bailarina) / Francisco Lorenzo "Pancho" (Bailarin) / Lucio Vidal (Bailarin) / Luisa Maria Arias (Bailarina) / Liuva Horta (Bailarina) / Africa Guzman (Bailarina) / Mateo Martin (Masajista) / Irena Milovan (Profesora de Danza) / Pino Alosa (Maestro de Ballet) / Maria del Mar Bonet (Cantante) / Gentian Doda (Bailarin y Coreografo)

本編収録映像(全て断片):
”Jardin Infinito” Theatro Mossoveta, Moscu, Julio 2010
”Arenal” Londres, 1994
”Arenal” Madrid, Teatro de la Zarzuela, 2010
”Multiplicidad. Formas de Silencio Y Vacio” Teatro Bolshoi, Moscu 2010
Class on el Teatro Bolshoi Moscu 2010
”Opus Plat” Madrid, Teatro Albeniz, 1991
”Aksak” Coreografia de Gentian Doda, Teatro de la Zarzuela, Madrid 2010

感想

ドゥアトがCND芸術監督に就任した際、最初にモスクワツアーがあったそうです。そして20年間勤めた最後もモスクワツアー。このドキュメントを見るとドゥアトとダンサーたちの関係は本当に親密で、稽古場では振付家とダンサーとしてプロフェッショナルに仕事をし、舞台の後に一緒にテーブルを囲んでワイワイ食事をとる様子は家族のよう。

作り上げてきた場所を去るのはどれほどの喪失感かと思ってしまいますが、この頃のドゥアトはそう辛そうではありません。20年の間に振付家として名を上げたし経験も積んだから、新しい場所でも20年前と同じようにやっていくだけ、と話します。

しかし…クラシカで放映されたミハイロフスキー時代のドキュメンタリーを見た後では、それ以前とはこちらの捉え方が全く変わってしまいますね。上の言葉もそうですし、例えば、公演後ダンサーたちへの退任のスピーチ。例えば、ダンサーたちから記念にと贈られたiPad。ああ、きっとこのiPadのカメラに向かってサンクトペテルブルクのホテルで弱音を吐いたのね、などなど…。激動のこの年月を、カメラが追っていたというのは価値のあることだとは思います。ベルリンでの彼の様子も誰か追いかけているのだろうか。

1つ印象に残っていることを。芸術監督就任20周年の記念に、ダンサーの振付作品を上演することになったそうです。ドキュメンタリーの中でGentian Dodaの作品の断片が流れました。Dodaはドゥアトに「振付は”Job”だよ」と言われたそうです。確かに芸術創造の作業でもあるけれど、同時に関わる人全員に対して責任を伴う仕事なのだと心に刻んだ、と。それ以外でもドゥアトが自身の振付について語る言葉も多く、CND時代を締めくくるドキュメンタリーとして非常に面白く見ました。

元々はドキュメンタリーもそうだけど特典でドゥアト作品が色々見れたら嬉しいけど…と半分博打で買ったので、モスクワで収録された「バッハへのオマージュ」が全編収録されていてむせび泣くほど嬉しかったです。ドゥアトも舞台に立っているし。画質はそうよくありませんが、モスクワで収録された作品映像がたっぷり収められています。他に未収録シーンやこの監督の短編映画も入っていました。(ドゥアト関係なし)
PAL形式ですがドゥアト好きならオススメします。


Official Trailer