Hunt / Tero Saarinen Company

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振付・出演:テロ・サーリネン
収録:2013年5月22,23日 フィンランド国立劇場 / 2013年10月28-31日 YLEフィンランド放送スタジオ2 / 37分

録画

クラシカ・ジャパンで録画。クラシカの番組解説によれば、2002年のヴェネツィア・ビエンナーレ委託作品で「春の祭典」初演100周年の2013年まで全世界ツアーで踊られ(32カ国82都市で174公演!)、2013年5月フィンランド国立劇場での最終公演を収録したものだそう。


クレジット

振付・出演
テロ・サーリネン Tero Saarinen
音楽
イーゴル・ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』 Igor Stravinsky: The Rite of Spring
音源
エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団 Esa-Pekka Salonen: Philharmonia Orchestra
マルチメディア
マリタ・リウリア Marita Liulia
照明
ミッキ・クントゥ Mikki Kunttu
衣裳
エリカ・トゥルネン Erika Turunen
マルチメディア・プログラミング
Jacke Kastelli
映像監督
ティナ・シニケト Tiina Siniketo

感想

ストラヴィンスキー「春の祭典」を使ったサーリネンのソロに、マルチメディアアーティストのマリタ・リウリアがライブで映像を乗せていくもので、日本でも2002年に上演されたそうですね。

彼のムーヴメントは時にマーシャルアーツあるいは日本的な所作を感じられるところがあって、静と動のメリハリが効果的。凄みのあるダンスでした。上半身裸で、前半は白の薄いスカート(前が膝丈で後ろはもっと長い)、途中でオーバースカート(面白い形にチュールが縫い付けてある)が降りてきて装着。厚みのあるがっしりしたボディは投射スクリーンとしても揺るぎなくて、圧倒されてしまいます。

映像だと、むしろストロボを使う照明の方がキツかったかな。劇場だと効果的だと思いますけどね。最後の方はデヴィッド・パーソンズの「コート」的なところもありました。フィンランドの観客にしてみたら世界で活躍するサーリネンとリウリアのコラボレーションは見逃せない演目だった事でしょう。


サーリネンはフィンランド国立バレエを1992年に退団、その後1年間東京で大野一雄舞踏研究所で舞踏を学んだそうですね(そして94年に自分のカンパニー設立)。気になって検索してみたら、フィンランドのダンス界は舞踏と結構繋がりがあるそうです。立木樺子さんの2005年のレポート(http://www.performingarts.jp/J/overview_pre/overview_pre0512j.pdf)が大変参考になりました。サーリネンの英語版wikiを見たら、最初の振付作品が「Ondekoza」という日本にインスパイアされたソロ作品(1989)だったそうです。