Frankenstein / The Royal Ballet

Scarlett:Frankenstein [Opus Arte: OA1231D] [DVD]

振付:リアム・スカーレット
出演:スティーヴン・マックレー、フェデリコ・ボネッリ、ラウラ・モレーラ 他
収録:2016年5月18日 コヴェントガーデン王立歌劇場 / 本編130分 + 特典14分

画像リンク先:amazon.co.jp - 国内仕様版DVD

NHKプレミアムシアターで録画。リアム・スカーレットの意欲作が早々に放映されました。DVD/Blu-rayもほどなく発売の予定。


商品情報

海外|DVD(Opus Arte:OA1231D)

FORMAT:NTSC / REGION:0

特典映像:1. フランケンシュタインの紹介 / 2. ローウェル・リーバーマンとリアム・スカーレットが語る音楽について / 3. スタジオのダーシー・バッセルとリアム・スカーレット、ラウラ・モレーラ

[国内仕様盤] Release: 2017/02/23

[海外盤] Release: 2017/01/27

海外|Blu-ray(Opus Arte:OABD7182D)

FORMAT:NTSC / REGION:0

[国内仕様盤] Release: 2017/02/23

[海外盤] Release: 2017/01/27

クレジット

振付
リアム・スカーレット Liam Scarlett
音楽
ローウェル・リーバーマン Lowell Lieberman
美術
ジョン・マクファーレン John MacFarlane
プロジェクションデザイン
Finn Ross
指揮
コーエン・ケッセルス Koen Kessels
演奏
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団 Orchestra of the Royal Opera House

キャスト

ヴィクター・フランケンシュタイン:フェデリコ・ボネッリ Federico Bonelli
ヴィクターの幼少期:Sacha Barber
エリザベス・ラヴェンツァ(ヴィクターの恋人):ラウラ・モレーラ Laura Morera
エリザベスの幼少期:Skya Powney
アルフォンス・フランケンシュタイン(ヴィクターの父):ベネット・ガートサイド Bennet Gartside
キャロライン・ボーフォート(ヴィクターの母):クリスティーナ・アレスティス Christina Arestis
ウィリアム・フランケンシュタイン(ヴィクターの弟):ギリェム・カブレラ・エスピナッチ Guillem Cabrera Espinach
マダム・モリッツ(家政婦):エリザベス・マクゴリアン Elizabeth McGorian
ジュスティーヌ・モリッツ(その娘):ミーガン・グレイス・ヒンキス Meaghan Grace Hinkis
ジュスティーヌの幼少期:Lauren Molyneux
ヘンリー・クラーヴァル(ヴィクターの友人):アレグザンダー・キャンベル Alexander Campbell
教授:トーマス・ホワイトヘッド Thomas Whitehead
怪物:スティーヴン・マックレー Steven McRae

感想

リアム・スカーレットが振りつけたコヴェントガーデンのメインステージで上演される最初の全幕作品、だったのですね。サンフランシスコ・バレエとの共同制作で、全3幕。思いの外ボリュームがありました。実は、どの場面もちょっとずつ長いな、、とも感じたのですが…。

ジョン・マクファーレンのゴチック調美術が美しく、また『マノン』と同時代だということを思い起こさせる衣装や酒場のシーンあり、音楽を含めて『シンデレラ』の舞踏会シーンを思わせる結婚式の場面などもあり。ロイヤル・バレエの系譜に思いを馳せてしまうのは、こちらの勝手な思い入れ、なのかもしれません。

自分が生み出したクリーチャーを恐れるヴィクターと、ヴィクターに対し親の愛情を求めるクリーチャー、という切なすぎる感情がこの物語の軸。ボネッリもヴィクターの言い知れぬ恐れを熱演していましたが、マックレーのアクターダンサーとしての凄みが炸裂していました。ジュスティーヌがウィリアムにお辞儀の仕方を教えるのを盗み見ていて、その仕草を真似するのが泣けてくる…。エリザベス役のモレーラもとても良かったけれど、この作品においてはエリザベス役はその立ち位置の割にあまり深みを与えられていない気がして勿体無いような…。

自分を認めてほしい、愛してほしいという願いを、クリーチャー並みに強く持っていたのがジュスティーヌでした。家政婦の母に厳しく当たられ、仲良く育ったとはいえヴィクターとエリザベスとは並べず、ようやく無心に懐いてくれるウィリアムという存在に安らげるようになったのに、彼の死を自分のせいにされて絞首刑に…。ミーガン・グレイス・ヒンキス、良かったですよね。

ヘンリー役のキャンベルくんもとても良かった。最初のドジっ子ぽい様子もうまいし、主人公の親友としての誠実さ、場を和ませる機転などが彼の美質によく合っていたと思うのです。教授役のトーマスの、恐怖政治みたいな授業も迫力ありましたし、学生たちも充実のダンサー陣を配していて見応えがありました。皆さん気合の入ってましたよね。カーテンコールにリアムが登場した時のみんなの笑顔が、この振付家がいかにカンパニーから愛されているかを物語っていました。

別キャストでは平野さんがクリーチャーを踊られたとか…そちらもいつか見ることができれば、と願っています。


Official Trailer

この記事の更新履歴

  • 2018.08.07 - 感想書きました
  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2017.01.01 - DVD情報掲載
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