Etoile Gala 2016

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アーティスティック・オーガナイザー:バンジャマン・ペッシュ
収録:2016年8月5、6日 Bunkamuraオーチャードホール / 115分

録画

今年のエトワール・ガラからBプロがNHKによって収録、プレミアムシアターで放映されました。残念ながらエケとマルシャンのシルヴィア パ・ド・ドゥ(バランシン)は放映されなかったものの、それ以外はノイマイヤーやリアム・スカーレットなども放映されて何よりでした。


収録

  • 『ラ・シルフィード』より La Sylphide

    振付:オーギュスト・ブルノンヴィル August Bournonville
    音楽:ヘルマン・レーヴェンショルド Herman Lovenskiold

    レオノール・ボラック Leonore Baulac
    ジェルマン・ルーヴェ Germain Louvet


  • 『ランデヴー』 Le Rendez-vous

    振付:ローラン・プティ Roland Petit
    音楽:ジョゼフ・コスマ Joseph Kosma

    アマンディーヌ・アルビッソン Amandine Albisson
    バンジャマン・ペッシュ Benjamin Pech


  • 『See』*日本初演 See

    振付:大石裕香 Yuka Oishi
    音楽:アルヴォ・ペルト Arvo Part

    シルヴィア・アッツォーニ Silvia Azzoni
    アレクサンドル・リアブコ Alexandre Riabko


  • 『ロミオとジュリエット』 Romeo and Juliet

    振付:ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
    音楽:セルゲイ・プロコフィエフ Sergei Prokofiev

    • 第1幕より“マドリガル”

      レオノール・ボラック Leonore Baulac
      ジェルマン・ルーヴェ Germain Louvet

    • “バルコニーのパ・ド・ドゥ”

      ドロテ・ジルベール Dorothee Gilbert
      ユーゴ・マルシャン Hugo Marchand

    • 第3幕より“寝室のパ・ド・ドゥ”

      アマンディーヌ・アルビッソン Amandine Albisson
      マチュー・ガニオ Mathieu Ganio


  • 『病める薔薇』 La Rose Malade

    振付:ローラン・プティ Roland Petit
    音楽:グスタフ・マーラー Gustav Mahler

    エレオノラ・アバニャート Eleonora Abbagnato
    オードリック・ベザール Audric Bezard


  • 『人魚姫』 The Little Mermaid

    振付:ジョン・ノイマイヤー John Neumeier
    音楽:レーラ・アウエルバッハ Lera Auerbach

    シルヴィア・アッツォーニ Silvia Azzoni
    アレクサンドル・リアブコ Alexandre Riabko


  • 『それでも地球は回る』 *女性版世界初演 Eppur si muove

    振付:ジョルジオ・マンチーニ Giorgio Mancini
    音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi

    アマンディーヌ・アルビッソン Amandine Albisson


  • 『With a Chance of Rain』*日本初演 With a Chance of Rain

    振付:リアム・スカーレット Liam Scarlett
    音楽:セルゲイ・ラフマニノフ Sergei Rachmaninoff
    ピアノ:久山亮子 Ryoko Hisayama<

    ローラ・エケ Laura Hecquet
    オードリック・ベザール Audric Bezard
    ドロテ・ジルベール Dorothee Gilbert
    マチュー・ガニオ Mathieu Ganio


  • 『ル・パルク』より“解放のパ・ド・ドゥ” Le Parc “Abandon”

    振付: アンジュラン・プレルジョカージュ Angelin Prejocaj
    音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart

    エレオノラ・アバニャート Eleonora Abbagnato
    バンジャマン・ペッシュ Benjamin Pech


感想

放映からだいぶ経ちますが、かなりのリピート率で見ています。ボラックとルーヴェが踊るのを観るのが最大の悦びになっている感じ。「ラ・シルフィード」もよかったけど、「ロミオとジュリエット」のマドリガルはその個性にぴったり。二人とも技術的にも優れていて、ヌレエフの振付に今までとはまた違う説得力を与えていたように思います。

その後に登場するドロテとマルシャン、アルビッソンとマチューはそれに比べるとぐっと成熟していて、その個性の違いもガラならでは楽しさ。マルシャンとエケは(シルヴィアがカットされたことにより)1つずつしか見られなかったのはとても残念…。

「人魚姫」は一場面とはいえこの二人で手元に映像が残せたのが幸せな事でもありました。全幕を見た時の、自分まで深海にいるかのような水の圧と息苦しさを覚えながらNHKホールの客席にいた感覚が蘇ります。

リアム・スカーレット「With a Chance of Rain」も好きでした。ドロテにとてもよく合っていたと思うし、マチューとのペアも私はけっこう好き。エケとオドリックはエケの個性に寄せたリリカル、かな?オドリック側に寄せた情熱的なのも見てみたかったな、と思うのは個性の違う二人がこのパ・ド・ドゥを踊る面白みですかね。

座長ペッシュがアバニャートと踊る「ル・パルク」が見られたのもよかったです。怪我などでダンサーが入れ替わる中でも面白いプログラムを組んでくれたペッシュに感謝します。