Pas de Dieux - Soir de Fete / Nice Mediterranee Ballet

・ドゥ・デュー/「祭りの夜」 ニース・メディテラネ・バレエ団[DVD]

振付:ジーン・ケリー、レオ・スターツ
出演:ニース・メディテラネ・バレエ
収録:2014年12月30,31日 ニース・オペラ座 / 69分+特典映像12分

画像リンク先:amazon.co.jp - 国内仕様盤DVD

エリック・ヴ=アンが芸術監督をつとめるニース・メディテラネ・バレエの映像集で、パリ・オペラ座ゆかりの作品が2つ。なんと「Pas de Dieux」にはヴ=アン監督も踊って登場!知らずに見たのでテンション上がりましたわ〜。


商品情報

特典映像:Interview with Claude Bessy

海外|DVD(Bel Air Classiques/ナクソス・ジャパン:BAC127)

FORMAT:NTSC / REGION:0

[国内仕様盤] Release: 2016/07/27

[海外盤] Release: 2016/07/08

クレジット

芸術監督
エリック・ヴ=アン Eric Vu-An
指揮
デヴィッド・ガルフォース David Garforth
演奏
ニース・フィルハーモニ管弦楽団 Orchestre Philharmonique de Nice
撮影
アンディ・ゾマー Andy Sommer

収録

「パ・ドゥ・デュー」Pas de Dieux

音楽:ジョージ・ガーシュウィン「ヘ調のピアノ協奏曲」 George Gershwin: Concerto in F
振付:クロード・ベッシー Claude Bessy
原振付:ジーン・ケリー Gene Kelly
装置・衣装:アンドレ・フランソワ André François
照明:パトリック・メーウス Patrick Méeüs

Aphrodite:Marie-Astrid Casinelli
Zeus:Claude Gamba
Eros:Medhi Angot
Maître Nageur:César Rubio Sancho
Mlle ≪Queue de cheval≫:Marini Da Silva
Un dur:Eric Vu-An
Les coquettes:Alba Cazorla Luengo / Céline Marcinno / Veronica Colombo
L’enfant:Seednee Albina
Ensemble:Alba Cazorla Luengo / Céline Marcinno / Veronica Colombo / Melissa Mastroianni / Melania Gamarro / Daniela Mestanza / Yui Uwaha / Zaloa Fabbrini / Olga Malinovskaia / Maeva Cotton / Justine Wysznia / Cristina Venturuzzo / Martina Pasinotti
Victor Escoffier / Giacomo Auletta / Baptiste Claudon / Chandra Costa / Marco Arena / Theodore Nelson / Guillaume Ferran / Misha Soloviev


「祭りの夜」Soir de Fête

音楽:レオ・ドリーブ Leo Delibes
振付:レオ・スターツ Leo Staats
装置・衣装:ジャン=ドゥニ・マルクレ Jean-Denis Malclès
照明:パトリック・メーウス Patrick Méeüs

Soloists:Gaëla Pujol / Cesar Rubio Sancho / Medhi Angot
Dancers in blue:Alba Cazorla Luengo / Zaloa Fabbrini
Dancers in pink:Veronica Colombo / Marini Da Silva
Dancers in beige:Olga Malinovskaia / Melania Gamarro / Yui Uwaha
Dancers in green:Maëva Cotton / Melissa Mastroianni
Dancers in violet:Céline Marcinno / Marie-Astrid Casinelli
Three boys:Alessio Passaquindici / Giacomo Auletta / Medhi Angot
Dancers in grey:Daniela Mestanza / Justine Wysznia / Cristina Venturuzzo / Francesca Raule / Anne-Elisabeth Dubois / Martina Pasinotti


感想

「Pas de Dieux」という作品の事は、以前に見たクロード・ベッシーのドキュメンタリーで断片を見た時からずっと心の片隅に残っていました。改訂されたものとはいえ全編見られるとは思っていなかったので、リリースを知った時は嬉しかったわ。ベッシーとの縁から、ジーン・ケリーがパリ・オペラ座バレエに振り付けた(当時のオペラ座としてはおそらく異色の)もの。

幕が上がると遠い上空には少々アンリ・ルソー風味のエッフェル塔が逆さまに映っていて(笑)、そこが天界だと教えてくれています。ゼウスが構ってくれず退屈でたまらないアフロディーテはエロスと共に地上へ行って思う存分羽を伸ばし、アフロディーテがいないのに気付いたゼウスも地上へとやってきて…というようなお話。タイトル通り、神々が(も)踊る、という訳。

まるでこの時代のミュージカル映画のダンスシーンのよう。1つにはガーシュインの音楽。そしてもう1つには、地上の人々はジャズを踊りまくるから。堅苦しいゼウスは天空ではバリバリのクラシックを踊るし彼と一緒にいる時のアフロディーテもそうなんだけど、彼がいなくなるとエロスたちと生き生きとジャズを踊るのね。とはいえゼウスもアフロディーテを取り戻すべく地上に来た時にはかっこよくジャズを踊るのだけど。とはいえ天界はクラシック、下界はジャズと区別された訳でもない模様…?

アフロディーテ役のMarie-Astrid Casinelliは肉体派の美女で、男性ダンサーがリフトするのは若干大変そう。でも、特典映像のベッシーさんのインタビューで、この役には一般的なバレリーナより肉感的である事が求められるとおっしゃっていたので納得だし、何よりチャーミング。エロス役のMedhi Angotは小柄だけれど、大変に魅力的なダンサーでした。

アフロディーテが一緒にバーに出かけていく荒くれ者(とでも訳すのかしら…)がエリック・ヴ=アン。若い頃みたいにほっそりしてる訳ではなく全体に厚い体躯ではあるけど、お腹も出てないし踊りにキレがありましたよ。踊る芸術監督、ファンには嬉しいでしょうね。


もう1つの「祭りの夜」は以前CSでパリ・オペラ座バレエの映像を見ています。パリ・オペラ座バレエ学校のレパートリーでもあり、日本でも有馬バレエで上演された事がありましたよね。「パ・ド・デュー」とは一転して、レオ・スターツ振付による1925年初演のクラシカルな一幕バレエです。

メインカップルの女性はガエラ・プジョル。今はこのカンパニーにいるんですね。このカンパニーだとかなり背が高い方なのか、メインカップルの男性、リフトにちょっと苦労していました。プリンシパルクラスの女性の体格の割に男性が小柄かな、というのは2作品見た中での印象でした。男性ヴァリエーションは「pas de dieux」のエロス役だったMedhi Angotさんが踊っていました。彼は優雅さと技術とを兼ね備えたダンサーなので、身長が惜しいな…。


特典映像として、クロード・ベッシーのインタビューが収録されています。ジーン・ケリーとの出会いから「パ・ド・デュー」が出来るまでの経緯、全くスタイルの違うダンスを踊る苦労などが語られていて、非常に興味深いものでした。合間に、ベッシーが踊る「パ・ド・デュー」の断片も見られますよ。


Official Trailer

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