La Reine Morte / Ballet du Capitole

カデル・ベラルビ:バレエ《死せる女王》2幕[DVD]

振付:カデル・ベラルビ
出演:マリア・グティエレス、ダヴィット・ガルスティアン 他
収録:2015年2月28日 トゥールーズ・ キャピトル劇場 / 110分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

14世紀に実在したイネス・デ・カストロを題材にしたアンリ・ミロン・ド・モンテルランの戯曲をもとに、ベラルビが2011年バレエ化したもの。音楽はチャイコフスキーが使われています。


商品情報

特典映像:キャストギャラリー

海外|DVD(Opus Arte/ナクソス・ジャパン:OA1201D)

FORMAT:NTSC / REGION:0

[国内仕様盤] Release: 2016/03/30

[海外盤] Release: 2016/02/26

海外|Blu-ray(Opus Arte/ナクソス・ジャパン:OABD7191D)

[国内仕様盤] Release: 2016/03/30

[海外盤] Release: 2016/02/26

クレジット

振付
カデル・ベラルビ Kader Belarbi
音楽
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー Pyotr Il’yich Tchaikovsky
装置
Bruno de Lavenere
衣装
Olivier Beriot
照明
Sylvain Chevallot
指揮
Koen Kessels
演奏
Orchestre national du Capitole
撮影
Luc Riolon

キャスト

フェランテ王:アートム・マクサコフ Artjom Maksakov
イネス・デ・カストロ:マリア・グティエレス Maria Gutierrez
ドン・ペドロ:ダヴィット・ガルスティアン Davit Galstyan
王女:ジュリエッテ・テリン Juliette Thelin

Fools:Matthew Astley / Takafumi Watanabe / Caroline Betancourt / Kayo Nakazato
Courtisanes:Laurent Kennedy / Julie Loria / Virginie Baiet-Dartigalongue / Emilia Cadorin / Sofia Caminiti / Solene Monnereau
Courtisans:Evgueni Dokoukine / Maxim Clefos / Minoru Kaneko / Shizen Kazama / Jeremy Leydier / Maksat Sydykov
A Lady of honour to the Infanta:Taisha Barton Rowledge
A Lieutenant of the guards:Nicolas Rombaut
A close advisor to the King:Demian Vargas
Councillors:Matthew Astley / Shizen Kazama / Maxim Clefos / Evgueni Dokoukine / Minoru Kaneko / Jeremy Leydier / Nicolas Rombaut / Maksat Sydykov
Priest:Andrea Morelli
Deceased brides:Lauren Kennedy / Julie Loria / Beatrice Carbone / Virginie Baiet-Dartigalongue / Taisha Barton Rowledge / Caroline Betancourt / Emilia Cadorin / Sofia Caminiti / Vanessa Dirven / Solene Monnereau / Kayo Nakazato / Tiphaine Prevost
Executioners:Andrea Morelli / Takafumi Watanabe
Understudy for Dona Ines:Eukene Sagues-Abad

感想

ポルトガル王国の王子ドン・ペドロとその妻の侍女イネス・デ・カストロとの許されない愛の顛末を戯曲化したアンリ・ド・モンテルラン「死せる女王」、それを元にしたバレエ作品とのこと。戯曲を読んではいないので、この作品の描かれ方が戯曲の延長線上にあるものなのか私にはわからないのですが…このバレエでは、ドン・ペドロとイネスの悲恋に焦点を当てていました。

確かに、ドン・ペドロにしてみたら親の都合で政略結婚させられて、本当に好きな侍女とは結婚を許されないどころか彼女を殺されてしまう、のは悲劇なんですけどね。確かに悲劇だとは思うのですが…恋に盲目な権力者が好き勝手やっているようにも見えて、共感はできなかったです。私の好みとしては、もう少しそれぞれの登場人物の感情をきめ細やかに表現して欲しかったな、と。とても面白い題材なのに勿体無い…と思ってしまって。

ベラルビ版「海賊」でも美しい踊りを披露していたマリア・グティエレスはここでも軽やかな踊りが魅力的で、好きなタイプのダンサーです。ただ、このイネスという女性はドン・ペドロが一緒にいてくれるだけで幸せ、周囲がどうなろうと自分の女主人がどうだろうとまるで何も見えていないみたいで物足りない。

美術はとても美しくて、ハッとする場面がいくつもありました。1幕のバロックダンスは本当に好きだったし、牢獄の表現も象徴的なラストシーンも美しい。身動きの取れない衣装で着飾った王女の行き場のない怒りの表現もとてもよかったし、椿姫よろしくイネスを説得する王、というのも面白いと思ったのに、ううむ、それだけに本当に勿体無い(2度目)。

音楽はチャイコフスキーの音楽を使っているのですが、ドラマティックな名曲をつなぎ合わせればいいってものでもないのだなーとも思ってしまいました(辛口でごめんなさい)。なんというか、ちょっと過剰?それこそ幾多のバレエ作品で使われてきた音楽だけに、観客の記憶と結びつく別の作品がある、、、というのはリスクでもあるような。使いたくなる振付家の気持ちもよくわかりますけどね。

日本人ダンサーも多く出演していて、みなさんご活躍。渡邊峻郁さんは道化役でまた別の一面を見せてくれていました。


この映像を含んだ商品

Ballet du Capitole: Trois ballets de Kader Belarbi(更新日:2017/06/28)

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[海外盤] Release: 2017/06/30

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[国内仕様盤] Release: 2017/07/28

[海外盤] Release: 2017/06/30


Official Trailer


この記事の更新履歴

  • 2018.09.25 - 感想書きました
  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2017.06.05 - DVD/Blu-ray BOX 「Ballet du Capitole: Trois ballets de Kader Belarbi」情報追加
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