The Nutcracker / The Royal Ballet, 2012

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振付:ピーター・ライト
出演:ロベルタ・マルケス、スティーヴン・マックレー 他
収録:2012年12月13日 ロイヤル・オペラハウス / 102分

録画

2012年収録で映画館中継もされたマルケス/マックレー組の映像がクラシカ・ジャパンで放映されました。ロイヤル・バレエの「くるみ割り人形」は何度もDVD化されているし、映画館中継やテレビ放送でそれ以外の組み合わせを見る機会もあるけれど、それぞれの良さがありますよねー。隅々まで目を配りたいから、こうして放映されるのは大歓迎。


クレジット

音楽
P.I.チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky
振付・演出
ピーター・ライト(レフ・イワーノフ版による) Peter Wright after Lev Ivanov
元振付・台本
マリウス・プティパ Marius Petipa
美術
ジュリア・トレヴェリアン・オーマン Julia Trevelyan Oman
照明
マーク・ヘンダーソン Mark Henderson
演出
クリストファー・カー Christopher Carr
指揮
コーエン・ケッセルス Koen Kessels
演奏
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団 Orchestra of the Royal Opera House
合唱
ロンドン・オラトリオ・ジュニア・コーラス London Oratory Junior Choir
合唱指揮
チャールズ・コール Charles Cole
映像
ロス・マクギボン Ross MacGibbon

キャスト

ドロッセルマイヤー:ギャリー・エイヴィス Gary Avis
クララ:ミーガン・グレース・ヒンキス Meaghan Grace Hinkis
ハンス・ペーター/くるみ割り人形:リカルド・セルヴェラ Ricardo Cervera

Act 1
Drosselmeyer’s Assistant:Paul Kay
Maiden Aunts:Caroline Jennings / Susan Nye
Housekeeper:Barbara Rhodes
Dr Stahlbaum:Thomas Whitehead
Mrs Stahlbaum:Elizabeth McGorian
Fritz:Johnny Randall
Clara’s Partner:James Hay
Grandmother:Kristen McNally
Grandfather:Alastair Marriott
Dancing Mistress:Genesia Rosato
Captain:David Pickering
Columbine:Elizabeth Harrod
Harlequin:Brian Maloney
Vivandière:Emma Maguire
Soldier:Alexander Campbell
St Nicholas:Thomas Mock
Mouse King:David Pickering
Act 2
金平糖の精:ロベルタ・マルケス Roberta Marquez
王子:スティーヴン・マックレー Steven McRae
Spanish dances:Christina Arestis / David Pickering / Claire Calvert / Brian Maloney / Laura McCulloch / Thomas Whitehead
Arabian dances:Melissa Hamilton / Ryoichi Hirano / Kenta Kura / Eric Underwood
Chinese dances:Fernando Montaño / Andrej Uspenski / Jonathan Watkins / James Wilkie
Russian dances:James Hay / Paul Kay
Dance of the Mirlitons:Elizabeth Harrod / Emma Maguire / Akane Takada / Sabina Westcombe
Rose Fairy:Laura Morera
Rose Fairy Escorts:Alexander Campbell / Dawid Trzensimiech / Valeri Hristov / Johannes Stepanek
Leading flowers:Yuhui Choe / Helen Crawford / Hikaru Kobayashi / Itziar Mendizabal

感想

2012年収録のこの映像は、2015年にダンサーを引退したセルヴェラがハンス・ペーター役。私の手元にあるロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」の中では最後のものです。本当に当たり役ですでに30代後半だったはずのこの映像でも瑞々しい魅力を振りまいています。クララの憧れのお兄さんって感じでぴったりなんですよねぇ。ミーガンは顔立ちのはっきりした美人で、今まで見てきたロイヤル・バレエのクララの中では一番大人っぽく見えます。大人の入り口に立っているのではなく、本人が意識しないうちに一歩二歩踏み出してしまっている、というか。

ギャリーのドロッセルマイヤーは鉄板以外の言葉がありません(貧相なボキャブラリーゆえ)。この至芸を見られるのはいつでも幸せなことです。そしてね、この映像の嬉しいところはクララパパをトーマス・ホワイトヘッドが演じているところ。なんて男前なパパかしら。

マルケスの金平糖の精ですが、指先がふわっと柔らかいせいか、小柄ながら空間の広がりがあって素敵でした。マックレーとのパートナーシップも合うのだと思います。身体能力的にはわからないけど、エネルギーが釣り合って共鳴するというか。マックレーも彼女と踊るのは楽しそう。ヴァリエーションになれば、エレガンスとキレの共存する眼福な王子でした。

ローズフェアリーのラウラ・モレラの軽やかで音楽性豊かな踊りも堪能。ただ、彼女のせいじゃないけど、チュチュがあと少しだけ大きい方が好きかも。既に退団してしまったダンサーも多くて「わーこの組み合わせ!」と嬉しくなることも多かったです。バレエスクールの生徒たちの中にもなんとなく見覚えある顔がいたりするので、5年に一回くらい見直してみると楽しいのかも。


この記事の更新履歴

  • 2017.12.16 - 感想書きました。