The Nutcracker, 2008 / The Royal Ballet

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振付:ピーター・ライト
出演:アレクサンドラ・アンサネッリ、ヴァレリー・ヒリストフ
収録:2008年 コヴェントガーデン王立歌劇場 / 103分

録画

以前シアテレかどっかで放映した映像ですが、アップしてなかったみたいです。早くにバレエを引退してしまったアンサネッリと、渋いヒリストフとのペア。2008年が7年前とか目眩がしますが、出演者の名前を見ると、確かに時の流れを感じます。。


クレジット

音楽
P.I.チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky
振付・演出
ピーター・ライト(レフ・イワーノフ版による) Peter Wright after Lev Ivanov
元振付・台本
マリウス・プティパ Marius Petipa
美術
ジュリア・トレヴェリアン・オーマン Julia Trevelyan Oman
照明
マーク・ヘンダーソン Mark Henderson
演出
クリストファー・カー Christopher Carr
指揮
コーエン・ケッセルス Koen Kessels
演奏
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団 Orchestra of the Royal Opera House
合唱
ロンドン・オラトリオ・ジュニア・コーラス London Oratory Junior Choir
合唱指揮
チャールズ・コール Charles Cole
映像
ロス・マクギボン Ross MacGibbon

キャスト

ドロッセルマイヤー:ギャリー・エイヴィス Gary Avis
クララ:イオーナ・ルーツ Iohna Loots
ハンス・ペーター/くるみ割り人形:リカルド・セルヴェラ Ricardo Cervera

Act 1
Drosselmeyer’s Assistant:Jonathan Howells
Maiden Aunts:Caroline Jennings / Susan Nye
Housekeeper:Romayne Grigorova
Dr Stahlbaum:Christopher Saunders
Mrs Stahlbaum:Elisabeth McGorian
Fritz:Kilian Smith
Clara’s Partner:James Hay
Grandmother:Vanessa Fenton
Grandfather:Alistair Marriott
Dancing Mistress:Genesia Rosato
Captain:David Pickering
Columbine:Sian Murphy
Harlequin:Brian Maloney
Vivandière:Samantha Raine
Soldier:Jose Martin
St Nicholas:Kevin Emerton
Mouse King:David Pickering
Act 2
金平糖の精:アレクサンドラ・アンサネッリ Alexandra Ansanelli
王子:ヴァレリー・ヒリストフ Valeri Hristov
Spanish dances:Francesca Filpi / Jose Martin / Kristen McNally / Thomas Whitehead / Laura McCulloch / Ryoichi Hirano
Arabian dances:Cindy Jourdain / David Pickering / Fernando Montano / Johannes Stepanek
Chinese dances:Liam Scarlett / Andrej Uspenski / Jonathan Watkins / James Wilkie
Russian dances:Kevin Emerton / Richard Ramsey
Dance of the Mirlitons:Caroline Duprot / Elizabeth Harrod / Romany Pajdak / Pietra Mello-Pittman
Rose Fairy:Lauren Cuthbertson
Rose Fairy Escorts:Kenta Kura / Brian Maloney / Sergei Polunin / Yohei Sasaki
Leading flowers:Helen Crawford / Sian Murphy / Emma Maguire / Samantha Raine

感想

この2008年の映像はそんなに画質が良くないので、例えばコール・ドやバレエ学校の生徒さんたちからわかる人を見つけるようなことは難しいのですが、楽しむには十分。

イオーナ・ルーツはいつ見ても清潔感があって誠実で愛らしいクララ。大人の一歩手前感が絶妙で、本当に良いクララだったなぁ。セルヴェラのハンス・ペーターもエネルギーあふれつつ育ちの良さが感じられて、かつこの映像ではクララのこと本当に大好きって感じがして好きなんですよね。ギャリーのドロッセルマイヤーはいつ見ても素晴らしくて、その時々でベストのものを見せてくれています。鉄板キャストという意味では、Harlequin役のブライアン・マロニーも名人芸ですよね。あの人形振りの絶妙さを見てしまうと、なかなか他のキャストでは満足しづらくなってしまっている位です。

アンサネッリはNYCBからロイヤルに移籍して3年くらい?でバレエから早くに引退してしまったので、これは貴重なロイヤル時代の映像ということに。ただ、この映像ではもしかしたら足に故障を抱えていたのかも。アダージオからあら?と思うことがあって、そのあとは気迫で乗り切ったくらいの感じに見えたのですが、それでも省略することなく踊りきったし、彼女の持つ甘さとどこか母性を感じさせる佇まいが役によく合っていました。目線1つで劇場中を味方につけるタイプのダンサーですよね。ロイヤルのダンサーとして来日公演で見られなかったのが未だに残念です。王子のヒリストフも彼女のエスコートに気を使っていて素敵なジェントルマンでした。踊りは少し固く見えたけど、それは仕方がないよね。

ローズ・フェアリーはカスバートソンで、そのエスコートが蔵さん、マロニー、ポルーニン、佐々木さん。…時代を感じつつ豪華なメンバーですこと。ローレンはプリンシパルに昇進する(した?)年で、なんというか、ちょっと気負いが見える感じ。気負い、というかエネルギー溢れる、というか。それが好ましいし、今の成熟した佇まいを思うに、良い歳の取り方をしているのだなとも感じました。

他に目についたところではクララのダンスパートナーをジェームス・ヘイくんが演じていて、これは本当にこの時期ならではの適役であったかと。フリッツ役のキリアン・スミスくんはこの映像だとわからないけど、卒業頃の写真を見るともしかして「バレエボーイズ」のルーカス君と同室だった生徒さんではないだろうか。

この記事の更新履歴

  • 2017.12.21 - 感想書きました。