Un jour Pina a demande...

One Day Pina Asked [DVD] [Import]

監督:シャンタル・アケルマン
出演:ピナ・バウシュ 他
制作:1983年 / 57分

画像リンク先:amazon.co.jp - 北米版DVD

1983年夏のピナ・バウシュとカンパニーを写し取った映画が、2014年にダンス・オン・カメラのセレクションとしてIcarus Filmsからリリースされました。


商品情報

北米|DVD(Icarus Films) Release: 2014/10/28

FORMAT:NTSC / REGION:1|英語字幕あり

クレジット

監督
シャンタル・アケルマン Chantal Akerman
出演

ピナ・バウシュ Pina Bausch
ヴッパタール舞踊団 Tanztheater Wuppertal

Jakob H. Andersen / Anne-Marie Benati / Benedicte Billiet / Marion Cito / Josephine Ann Endicott / Lutz Forster / Mechthild Grossmann / Sylvie Hopf-Kesselheim / Kiyomi Ichida / Urs Kaufmann / Ed Kortlandt / Beatrice Libonati / Melanie Lien / Elena Majnoni / Anne Martin / Dominique Mercy / Jan Minarik / Nazareth Panadero / Helena Pikon / Hans Pop / Arthur Rosenfeld / Monika Sagon / Jean-Laurent Sasportes / Janusz Subicz / Francis Viet

収録(抜粋)

  • Komm Tanz Mit Mir - Buhnen Theater de Wuppertal - Juin 1983
  • Kontactohf - Scala de Milan - Juillet 1983
  • 1980 Ein Stueck - Teatro Malibran de Venise - Juillet 1983
  • Walzer - Palais de Papes a Avignon - Juillet 1983
  • Nelken (Les Oeillets) - Palais des Papes a Avignon - Aout 1983

感想

DVDはリージョン1になります。non-Englishには英語字幕あり。この映画は以前「ピナ・バウシュの世界」というタイトルで日本でもVHS/ベータビデオが発売されていたそうで、1983年6月から8月にかけて5週間にわたるヨーロッパツアーで上演されたパフォーマンスやリハーサル、楽屋などでの様子の断片と、ピナ・バウシュと何人かのダンサーのコメントが収められています。冒頭にイントロダクション的なナレーションが入るけれど、それ以降は説明的なナレーションは一切なし。

ピナ・バウシュは当時40歳。彼女もダンサーたちも若い。「ワルツァー」や「ネルケン」はこの前年に初演されたばかりという頃で、ダンサーとピナと作品たちとの親密な成り立ちが強く強く印象に残ります。被写体である彼らの姿や言葉も収められたパフォーマンスも、それぞれが宝石のように大切に思える。余計な説明がないので、自分もこのヨーロッパツアーに同行して片隅で息をのんで見つめているかのようでもありました。

それと同時に、シャンタル・アケルマンの視点から切り取られたものだという事を、強烈に意識させられる映画でした。冒頭の「私と踊って」をドア越しに見るカット。アヴィニョン教皇庁の前庭に設置されたネルケンがそよそよと揺れるそばで(リハーサルの合間かしら)椅子に腰掛け休息するダンサーたちの姿。そして最後に、少し言葉を探した末に話すピナ。

ちょうど先日(10月5日)、アケルマン監督の突然の訃報に驚かされて、買ったままにしていたこの映像を見ている次第。監督のご冥福をお祈りします。


Official Trailer