Don Chisciotte (Don Quixote) / Teatro alls Scala, Milan

ミラノ・スカラ座バレエ「ドン・キホーテ」 オシポワ&サラファーノフ [DVD]

振付:ルドルフ・ヌレエフ
出演:ナタリア・オシポワ、レオニード・サラファーノフ 他
収録:2014年9月25/27日 ミラノ・スカラ座 / 120分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

クラシカで録画。いずれDVDになるのでしょうが、視聴時点では未映像化(2016.03.10追記:DVD/Blu-rayリリース発表されています)。オシポワとサラファーノフのロシア勢をゲストに迎えてのヌレエフ版。


商品情報

国内|DVD(新書館:DD16-0603) Release: 2016/06/15
海外|DVD(C Major Entertainment:735708) Release: 2016/04/01

FORMAT:NTSC / REGION:0

海外|Blu-ray(C Major Entertainment:735804) Release: 2016/04/01

クレジット

振付
ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
振付監督
メイナ・ギールグッド Maina Gielgud
音楽
ルートヴィヒ・ミンクス Ludwig Minkus
編曲
ジョン・ランチベリー John Lanchbery
装置
ラファエーレ・デル・サヴィオ Raffaele Del Savio
衣裳
アンナ・アンニ Anna Anni
照明
マルコ・フィリベック Marco Filibeck
指揮
アレクサンドル・ティトフ Alexander Titov
演奏
ミラノ・スカラ座管弦楽団 Orchestra del Teatro alla Scala
映像監督
パトリツィア・カルミネ Patrizia Carmine

キャスト

キトリ/ドゥルシネア姫:ナタリア・オシポワ Natalia Osipova
バジル:レオニード・サラファーノフ Leonid Sarafanov
ドン・キホーテ:ジュゼッペ・コンテ Giuseppe Conte
サンチョ・パンサ:ジャンルカ・スキアヴォーニ Gianluca Schiavoni
ロレンツォ:マシュー・エンディコット Matthew Endicott
ガマーシュ:リッカルド・マッシミ Riccardo Massimi
キトリの友人:ルーシーメイ・ディ・ステファノ Lusymay Di Stefano / デニース・ガッツォ Denise Gazzo
街の踊り子:ヴィットリア・ヴァレリオ Vittoria Valerio
エスパーダ:クリスティアン・ファジェッティ Christian Fagetti
ドリアードの女王:ニコレッタ・マンニ Nicoletta Manni
キューピッド:セレーナ・サルナターロ Serena Sarnataro
ロマ:アントニーノ・ステラ Antonino Sutera

役名・人名はクラシカ・ジャパンの表記+一部手を入れました

感想

最初に文句を書いてしまうと、カメラワークが酷すぎて私はちょっと許せませんでした。ここは外しちゃダメってところを外しまくるからダンサーたちの良さも伝わってこないし、この作品が持ってる高揚感も削がれています。上から撮影するのもバシバシ入るし、バレエを撮影するのは初めてですかって位に下手なカメラにもストレスがたまりました。音楽的にもダンサーに寄り添っていないと感じる部分も多かったような。演技のための余白がなくてせわしないというか。。


オシポワはたまにやり過ぎ感が顔を覗かせるものの超絶技巧に走るあまり型が崩れるって事はなくて(そこまで攻めてないような。十分凄いけど)、予想よりずっと落ち着いて丁寧な可愛らしいキトリでした。サラファーノフはヌレエフ版は身体に馴染んでいない感じで、その分キレが不足しているような印象に。安定して高い技術だから凄い事してるように見えないっていうのはあると思いますが、ついその上を期待したくなるのがサラファーノフ。サポートはものっすごく丁寧で気を遣ってたと思います。オシポワが不調だったのかしら、と邪推したくなる程に。

スカラ座の面々ではオキニナリなクリス・ファジェッティがエスパーダで、よく踊っておりました。クドさが増しててよかったわー(笑)。そしてロマのアントニーノ・ステラが安定の眼福加減。彼の映像見る度に言ってる気がしますが、あんな風に枯れていくイタリア男が大好物なので、この先も楽しみでございます。

女性陣では、GPDDのヴァリエーションを踊ったヴィルナ・トッピ(おそらく)が好みの踊りをする人でした。ドリアードの女王を踊ったニコレッタ・マンニはプリンシパルなんですね、確かに大柄で映える踊りをする別嬪さん。二人のロマ娘にソリストをあてるのはロシア人芸術監督らしい、かも。ヌレエフ版のロマ娘の踊りは短いから、もっと長く見たかったです。


最近WOWOWでパリ・オペラ座のヌレエフ版が放映されたばかりですが、見比べると予想以上に印象が異なります。美術が別ものっていうのが一番大きくて、スカラ座のもディテールが凝っていて豪華なのですが、1幕は全体が真っ赤すぎて主役も目立ちにくい印象。ロマ軍団はこちらのもいいですよ。ただ、キトリとバジルがロマに変装した際の衣装がピンとこなくて。オシポワのターバン的なものが豪華なシャワーキャップにしか見えないから変えた方がいい気がするわ。。

あとスカラ座版はメイナ・ギールグッドの演出が入っているみたいなので、その分の違いもありそう。カンパニーのスタイルや作品のこなれ具合なども含め、映像で短い期間に見比べるのは面白かったです(収録時期は約2年くらいの差がありますが)。


Official Trailer


この記事の更新履歴

  • 2010.03.10 - DVD/Blu-ray情報追加