Dances at a Gathering - Psyche / Ballet de l'Opera national de Paris

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振付:ジェローム・ロビンス / アレクセイ・ラトマンスキー
出演:オーレリー・デュポン、マチュー・ガニオ、アマンディーヌ・アルビッソン、レティシア・プジョル、マルク・モロー 他
収録:2014年6月 パリ・オペラ座ガルニエ宮 / イントロダクション約7分 + 本編126分

録画

WOWOWで放送された、パリ・オペラ座バレエの未ソフト化貴重映像。ロビンズ「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」とラトマンスキー振付「プシュケ」のこのプログラムが手元に残せるなんて考えてもみなかったわ。一連の放映、WOWOWさんには感謝の言葉しかありません。どうか今後もバレエプログラムを充実していただけますように。


クレジット

撮影
Thierry Teston

収録

「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」 Dances at a Gathering

振付:ジェローム・ロビンス Jerome Robbins
音楽:フレデリック・ショパン Frederic Chopin
衣装:ジョー・ユーラ Joe Eula
照明:ジェニファー・ティプトン Jennifer Tipton
ピアノ:久山亮子 Ryoko Hisayama

アマンディーヌ・アルビッソン Amandine Albisson
オーレリー・デュポン Aurelie Dupont
リュドミラ・パリエロ Ludmila Pagliero
マチュー・ガニオ Mathieu Ganio
ジョシュア・オファルト Josua Hoffalt
カール・パケット Karl Paquette
エマニュエル・ティボー Emmanuel Thibault
クリストフ・デュケンヌ Christophe Duquenne
ノルウェン・ダニエル Nolwenn Daniel
シャルリーヌ・ジゼンダネ Charline Giezendanner

「プシュケ(プシシェ)」 Psyche

振付:アレクセイ・ラトマンスキー Alexei Ratmansky
音楽:セザール・フランク Cesar Franck
装置:カレン・キリムニック Karen Kilimnik
衣装:アデリーヌ・アンドレ Adeline Andre
照明:マジッド・ハキミ Madjid Hakimi
指揮:フェリックス・リーガー Felix Krieger
演奏:パリ・オペラ座管弦楽団 Orchestre de l'Opera national de Paris

プシュケ:レティシア・プジョル Laetitia Pujol
エロス:マルク・モロー Marc Moreau
ヴィーナス:アリス・ルナヴァン Alice Renavand

感想

ロビンズ「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」。マチューがチャーミングに一挙手一投足に視線を集めて始まる舞台。豪華メンバーはそれぞれに個性が合っていて楽しかったです。パリエロの愛らしさも映えていたし、マチューのきらきら星(笑)もかわいかった。

その中でも一番印象に残るのはイエローのノルウェン・ダニエルとグリーンのジョシュア・オファルトでした。音楽性がロビンズと一緒なのかなーと思うくらい音楽と振付に自然に収まっていた印象。この二人が舞台にいると目を奪われてしまって、他のダンサーが見られないほどでした。更にオファルトはサポートの際にも音楽性を損ねなくて、どの相手でもすっと寄り添える懐の深さに感銘を受けました。


ラトマンスキー振付の「プシュケ」はアデリーヌ・アンドレのオーガンジーたっぷりの衣装にカレン・キリムニックの装置。パリ・オペラ座らしい現代性が持ち込まれた神話の世界ですね。神々に翻弄されながらも前向きなプシュケをプジョルが好演していました。彼女の軽やかさが、そよ風と戯れたり 人間には見えない神であるエロスとのパ・ド・ドゥなどによく合います。というかそよ風軍団、オーガンジーの衣装にうっかり騙されそうになったけどリフト功者揃いだったのでは。

マルク・モローは若く情熱的なエロス。反面ヴィーナスといるときは軽いマザコンぽいのが楽しい。ルナヴァンのヴィーナスもこの手の役によくハマる彼女ならではの安定感。

プシュケが姉たちにそそのかされてエロスの顔を見たあとの、ヴィーナスからプシュケへの無理難題が省かれて割とあっさり大団円へ向かったのは残念なような気もするけれど、ダブルビルにちょうどいい作品にはなっていたと思います。このサイズの作品を日本で上演してもらうのは難しそうだから、映像で見られて嬉しい。感謝です。


この記事の更新履歴

  • 2018.04.10 - 感想書きました。