Don Quichotte - Don Quixote / Ballet de l'Opera national de Paris

noimage

振付:ルドルフ・ヌレエフ
出演:ドロテ・ジルベール、カール・パケット 他
収録:2012年 パリ・オペラ座 オペラ・バスティーユ / イントロダクション 約5分 + 本編120分

録画

WOWOWで放送された、パリ・オペラ座バレエの未ソフト化貴重映像。ヌレエフ版ドン・キホーテをドロテ・ジルベールとカール・パケットのペアで。


クレジット

原作
ミゲル・デ・セルバンテス Miguel de Cervantes
音楽
ルートヴィヒ・ミンクス Ludwig Minkus
編曲
ジョン・ランチベリー John Lanchbery
振付・演出
ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
原振付
マリウス・プティパ Marius Petipa
美術
アレクサンドル・ベリヤエフ Alexandre Beliaev
衣装
エレナ・リヴキナ Elena Rivkina
照明
フィリップ・アルバリック Philippe Albaric
指揮
ケヴィン・ローズ Kevin Rhodes
演奏
パリ・オペラ座管弦楽団 Orchestre de l'Opera national de Paris
撮影
フランソワ・ルシオン Francois Roussillon

キャスト

キトリ
ドロテ・ジルベール Dorothee Gilbert
バジル
カール・パケット Karl Paquette
エスパーダ
クリストフ・デュケンヌ Christophe Duquenne
キューピッド
メラニー・ユレル Melanie Hurel
ドライアドの女王
エロイーズ・ブルドン Heloise Bourdon
街の踊り子
ローラ・エケ Laura Hecquet
キトリの友人
マリ=ソレーヌ・ブレ Marie-Solene Boulet
サラ・コーラ・ダヤノヴァ Sara Kora Dayanova
ドン・キホーテ
ギョーム・シャルロー Guillaume Charlot
サンチョ・パンサ
ユーゴ・ヴィリオッティ Hugo Vigliotti
ガマーシュ
エリック・モナン Eric Monin
ロレンツォ
アレクシス・サラミット Alexis Saramite
ジプシー
アリステール・マダン Allister Madin
ブライドメイド
シャルリーヌ・ジザンダネ Charline Giezendanner

感想

ドロテのキトリは華やかですねー。正直GPDDはやり過ぎ感があったけど技術的にも盤石、表情も豊かで魅せ方も分かっている。どこにいても視線を集めます。パケットはバジルという役が連想させるタイプのダンサーではないけれど、包容力たっぷり。ドロテとの演技もよくかみ合っていて、2人とも役柄を生きていたので楽しかったです。

デュケンヌのエスパーダ、ムレータの扱いはあとちょっとだけガンバレだけどそれ以外は男前だし踊りもピリっとして格好良かったです。街の踊り子がエケというのはちょっと意外で、パキータみたいな「生まれに曰くあり」感がありました(エケのパキータ見たいわー)。最初の方でキトリの父ちゃんに口説かれていて、流石ラテン親父と変なところに感心(笑)。父ちゃんを始めキホーテ、サンチョ、ガマーシュといったキャラクテールが最高で、やっぱりこの作品は脇まで充実してないと心底面白くはならないのだというのも実感しました。

ユレルのキューピッドは成熟していて媚びを売ってる訳ではないのにかわいらしい。ブルドンの詩的な美しさと踊りのニュアンスも好ましかったです。ダンサーとしての成熟をこれから見られるのが楽しみな人ですね。


この映像、超絶技巧の応酬を期待する向きにはどうかと思いますが、ロシア版の方に親しんでいる私にもとても楽しかったです。血湧き肉躍るロシアのドンキの趣とはまた違って、洗練と情熱の加減が絶妙。チームとしてのまとまりがあって、隅々まで演技が行き届いているのがいいですよね。踊りのスタイルが統一されているのっていいな、と改めて思いました。音楽も、ところどころに?はありつつ、踊りに寄り添っていて一体感があったし。前はそんなに好きだと思えなかった衣装も今は凄く好きだし、照明もとても綺麗でした。


この記事の更新履歴

  • 2015.08.21 - 感想書きました。