Lang Lang: The Chopin Dance Project

Chopin Dance Project [DVD] [Import]

振付:スタントン・ウェルチ
収録:2013年11月4日 パリ、シャンゼリゼ劇場 / 87分

画像リンク先:amazon.co.jp - 海外版DVD

ラン・ランとヒューストン・バレエが2013年10-11月にシャンゼリゼ劇場で行った公演を収録した映像。スタントン・ウェルチによる作品のタイトルは「SONS DE L'AME(SOUNDS OF THE SOUL)」です。ジャケットにも使われている飯島望未さん、芯がほっそくて強いピルエットやジュテに目を奪われました。ショパンのピアノ曲の中にはあまりにも他の作品のイメージが強すぎるものもありますが、シンプルな舞台で踊りまくるダンサーたちを堪能できます。日本に来てくれたら、もっとお近づきになれるのになー。


商品情報

海外|DVD(ソニー・ミュージック:88875048909) Release: 2015/04/14

FORMAT:NTSC / REGION:0

海外|Blu-ray(ソニー・ミュージック:88875048919) Release: 2015/04/14

クレジット

ピアノ
ラン・ラン Lang Lang
振付
スタントン・ウェルチ Stanton Welch
音楽
フレデリック・ショパン Frederic Chopin
照明
リサ・J・ピンカム Lisa J. Pinkham
監督
オリヴィエ・シモネ Olivier Simonnet

収録

First Movement

バラード第1番 ト短調Op.23 Ballade No. 1 in G minor, Op. 23

Derek Dunn and dancers of the Houston Ballet

Second Movement

練習曲第7番 嬰ハ短調Op.25-7 Étude Op. 25 No. 7 in C sharp minor

Katharine Precourt, Brian Waldrep

Third Movement

バラード第2番 ヘ長調Op.38 Ballade No. 2 in F major, Op. 38

Nozomi Iijima, Charles-Louis Yoshiyama

Fourth Movement

バラード第4番 ヘ短調Op.52 Ballade No. 4 in F minor, Op. 52

Jessica Collado, Ian Casady and Brian Waldrep, with Allison Miller, Connor Walsh and dancers of the Houston Ballet

Fifth Movement

ワルツ 変ホ長調華麗なる大円舞曲Op.18 Waltz No. 1 in E flat major 'Grande Valse Brillante', Op. 18

Oliver Halkowich, Jim Nowakowski

Sixth Movement

夜想曲第4番 ヘ長調Op.15-1 Nocturne No. 4 in F major, Op. 15 No. 1

Jessica Collado, Ian Casady

Seventh Movement

ワルツ第19番イ短調 Waltz No. 19 in A minor, Op. post., KKIVb:11, B 150

Joseph Walsh

Eighth Movement

アンダンテ・スピアナート変ホ長調Op.22 Andante spianato & Grande Polonaise, Op. 22

Lauren Strongin Connor Walsh

Ninth Movement

練習曲第3番 ホ長調「別れの曲」Op.10-3 Etude in E major Op. 10 No.3 "Tristesse"

Melody Mennite, James Gotesky

Tenth Movement

夜想曲第16番 変ホ長調Op.55-2 Nocturne in E-flat major Op.55 No.2

Karina Gonzalez, Nozomi Iijima, Lauren Strongin Connor Walsh, Joseph Walsh

Eleventh Movement

華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.55 Nocturne No. 16 in E flat major, Op. 55 No. 2

Katharine Precourt, Allison Miller, Karina Gonzarez and dancers of The Houston Ballet

Twelfth Movement

夜想曲第20番 嬰ハ短調Op.posth Nocturne No. 20 in C sharp minor, Op. posth.No.16

Karina Gonzalez, Ian Casady

アンコール

子犬のワルツ Waltz in D-flat major Op.64 No.1

感想

出演しているダンサーは16人。彼らの衣装に付いてはクレジットがなかったのですが、あのスキンカラーの衣装には見覚えがある…。マイケル・コースがデザインした「クリア」の衣装ではないかしら。

「バラード第1番 ト短調Op.23」から始まるこの作品。実は初めて見た時は頭の中のノイマイヤーを払拭できなくて再生停止、しばらく鑑賞は棚上げしていました。時間をおいた事で私はさほど気にせず見られるようになりました。が、他のバレエ作品を思い出させる曲がいくつも出てくるので、人によってはキツいかもしれません、という前置きを。


このプロジェクトってどんな風に作品を仕上げていったのでしょうね。世界中を飛び回る人気ピアニストとのプロジェクトだからあまり時間は取れなかったのでしょうけど、振付の空間に彼はどの程度いたのかな。作品がラン・ランへの敬意の上に成り立っているのはよくよくわかるのですが、それ以上に振付家の遠慮のようなものが感じられた気がして。舞台左手前に置かれたピアノ、というスペース上の制約が振付に及ぼしたものかもしれませんが。

そんな中で、4曲目のソロ部分のJessica Colladoと7曲目でソロを踊ったジョセフ・ウォルシュ、彼らとラン・ランの間に交わされたものはとても素敵だったし、この2人は踊り以上のものを込めて魅せてくれていたのも好ましかったです。あと、もちろんコナー・ウォルシュもね。ジョセフ・ウォルシュは今はサンフランシスコ・バレエのプリンシパル。ルークもいるSFバレエ、日本に来てくれたらいいのに…。

スタントン・ウェルチの振付はパートナーリング(というかリフト系?)が面白いと思っているのですが、残念ながらこの作品のそれらはあまりツボりませんでした。面白いと思ったのは華麗なる大円舞曲を男の子のソロとデュエットに当てた事かな。軽快でちょっとユーモラスで。踊ったダンサーたちの個性もあって楽しかったです。ここに登場したJim Nowakowskiは前シーズンでカンパニーを退団して、今ちょうど北米で放映している「So You Think You Can Dance(邦題アメリカン・ダンス・アイドル)」に出場しているんですよね。今回も残れますように。。(追記:Top4には残れず、だったようですね残念。)

早いテンポで個性を発揮する飯島さんとゆったりとしたソロが素敵だった吉山さんが一緒に踊るとまた違う味わいが出るのも面白く拝見しました。そうそう、最初の曲でとても魅力的なソロを踊ったディレク・ダン、映画「ファースト・ポジション」にも出てましたよね。上に書いたジムくんと2人でYTのピルエットコンビネーションの動画を上げているの、各種SNS経由でご覧になった方も多いのではないでしょうか。
https://youtu.be/0O-YkXeoBnc
https://youtu.be/vcX_JOjjHGE


この作品は綺麗に踊れるだけでは印象に残りにくい、というのも不思議ではありました。それぞれダンサーをもっと知りたいので、ヒューストン・バレエ、また別の作品をいろいろ見てみたいです。

あ、あまりバレエ向きカメラワークではありませんでしたが、ある程度予想していた事もあり、私はさほどストレスは感じませんでした。ラン・ランファンの方がどう感じられるかはわかりません。もっとピアノメインで、って思われるのかも。


Official Trailer


この記事の更新履歴

  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2015.08.30 - 感想書きました。

vc