Les Six Saisons

THE 6 SEASONS

監督:ジル・デルマス
出演:アクラム・カーン 他
制作:2012年 / 52分

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クラシカで録画。「DESH」のドキュメンタリーは以前「HOMELAND」というのを見た事があったのですがこれはまた別のドキュメンタリーで、よりアクラム本人をメインにしたものでした。原題の「Les Six Saisons」というのはバングラデシュの季節が6つに分かれている事から来ているのかな。


商品情報

海外|DVD(Lardux Films

FORMAT:NTSC / REGION:0

クレジット

監督・撮影
ジル・デルマス Gilles Delmas
音楽
ジョスリン・プーク Jocelyn Pook
「DESH」

振付・演出・出演:アクラム・カーン Akram Khan
音楽:ジョスリン・プーク Jocelyn Pook
美術・映像:ティム・イップ Tim Yip
照明:マイケル・フルス Michael Hulls

感想

このドキュメンタリー、2013年のサンフランシスコ・ダンスフィルム・フェスティバルでベスト・フィルムとベスト・ドキュメンタリーを受賞しているそうです。

本映像監督のジル・デルマスは今までもアクラムのドキュメンタリー(とシェルカウイのドキュメンタリー)を撮っている人で、アクラム・カーンのソロ作品「DESH」についてのもう1つのドキュメンタリー「HOMELAND」にも彼撮影の素材がいろいろ使われていました。バングラデシュ取材旅行もそのうちの1つで、だから自分で撮ったもので別切り口のドキュメンタリーを作った、という事でしょうかね。

改めて「HOMELAND」と見比べてみますと、「HOMELAND」はアクラムの舞踊家・振付家としての軌跡を紹介し、スタッフやご両親のコメントもふんだんに盛り込み、取材旅行の様子もあり。「DESH」というソロ作品を作るにあたっての盛り込めるものは全部入っている印象です。作品制作のプロセスも見られるし、出来上がった「DESH」の断片映像もそこそこ見られます。

一方のこちらは、バングラデッシュへの取材旅行と「DESH」という作品と対峙し踊るアクラムと、アクラム自身の言葉と…それぞれの断片を映していく、アクラム本人にフォーカスしたドキュメンタリーでした。作品のどの部分が、バングラデシュでの経験のどの辺りから来ているのか、というような切り替えもあり…これは監督の解釈なのかもしれないけど。映像上のテクノロジーもふんだんに使われているようです。

「HOMELAND」では、ソロ作品といえども大勢のクリエイターが関わるプロジェクトとして多面的に捉えようとしているので、切り口の違いが面白いです。実際にバングラデシュに一緒に行って撮影してきたからこその作り、なのでしょう。両方見られてよかった。面白かったです。

同じ取材旅行が素材になってはいるものの、「HOMELAND」とダブる部分はそう多くない印象。バイクを運転しながら「Welcome to Bangladesh」とアクラムが話す映像は象徴的なので両方に入っていますね。