NUREYEV & FRIENDS: A Gala Tribute to Rudolf Nureyev

ヌレエフ&フレンズ ~ルドルフ・ヌレエフ生誕75周年記念ガラ公演~ [DVD]

出演:タマラ・ロホ、オーレリー・デュポン、フェデリコ・ボネッリ、マチアス・エイマン 他
収録:2013年5月31日,6月1日 パレ・デ・コングレ / 103分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

2013年にパリで開催された、ルドルフ・ヌレエフの生誕75年を記念するガラ公演がDVDになりました。


商品情報

国内|DVD(日本コロムビア:COBO-6583) Release: 2014/07/23
海外|DVD(Wienerworld:WNRD2590) Release: 2015/02/23

FORMAT:NTSC / REGION:0

クレジット

芸術監督
デイヴィッド・マッカテリ David Makhateli
シャルル・ジュド Charles Jude
指揮
ヴァレリー・オブシャニコフ Valery Obsianikov
演奏
Orchestre Pasdeloup
撮影
Marcus Viner

コメント

デイヴィッド・マッカテリ
グリゴリー・チチェリン Grigory Chicherin, Ballet Master
ハンス・ファン・マーネン
タマラ・ロホ
シャルル・ジュド

演目

「ラ・シルフィード」第2幕より La Sylphide

振付:オーギュスト・ブルノンヴィル August Bournonville
音楽:ヘルマン・レーヴェンショルド Herman Severin Lovenskiold

ヤーナ・サレンコ Iana Salenko, ベルリン国立バレエ
マリアン・ヴァルター Marian Water, ベルリン国立バレエ

「ラ・バヤデール」影の王国より La Bayadere

振付:マリウス・プティパ Marius Petipa
音楽:ルートヴィヒ・ミンクス Ludwig Minkus

エフゲーニャ・オブラスツォーワ Evgenia Obratztsova, ボリショイ・バレエ
エフゲニー・イワンチェンコ Evgeni Ivanchenko, マリインスキー・ バレエ

「マノン」より寝室のパ・ド・ドゥ Manon

振付:ケネス・マクミラン Kenneth MacMillan
音楽:ジュール・マスネ Jules Massenet

タマラ・ロホ Tamara Rojo, イングリッシュ・ナショナル・バレエ
フェデリコ・ボネッリ Frederic Bonelli, 英国ロイヤル・バレエ

「Two Pieces for HET」

振付:ハンス・ファン・マーネン Hans Van Manen
音楽:エリッキ=スヴェン・トゥール Erkki-Sven Tuur / アルヴォ・ペルト Arvo Part

マイア・マッカテッリ Maia Makhateli, オランダ国立バレエ
レミ・ヴォルトマイヤー Remi Woertmeyer, オランダ国立バレエ

「ライモンダ」第3幕より Raymonda

振付:マリウス・プティパ Marius Petipa / ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
音楽:アレクサンドル・グラズノフ Alexander Glazunov

オーレリ・デュポン Aurelie Dupont, パリ・オペラ座バレエ
マチアス・エイマン Mathias Heymann, パリ・オペラ座バレエ

「眠れる森の美女」第3幕より Sleeping Beuaty

振付:マリウス・プティパ Marius Petipa
音楽:P.I. チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky

エフゲーニャ・オブラスツォーワ Evgenia Obratztsova, ボリショイ・バレエ
ドミトリー・グダーノフ Dmitry Gudanov, ボリショイ・バレエ

「マンフレッド」より Manfred

振付:ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
音楽:P.I. チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky

マチアス・エイマン Matthias Heymann, パリ・オペラ座バレエ

「マルグリットとアルマン」より Marguerite et Armand

振付:フレデリック・アシュトン Frederick Ashton
音楽:フランツ・リスト Franz Liszt
ピアノ:Olga Jegunova

タマラ・ロホ Tamara Rojo, イングリッシュ・ナショナル・バレエ
ルパート・ペネファーザー Rupert Pennefather, 英国ロイヤル・バレエ

「白鳥の湖」第2幕より Swan Lake

振付:マリウス・プティパ Marius Petipa / レフ・イワーノフ Lev Ivanov
音楽:P.I. チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky

ダリア・ヴァスネツォーワ Daria Vasnetsova, マリインスキー・バレエ
エフゲニー・イワンチェンコ Evgeni Ivanchenko, マリインスキー・バレエ

「海賊」より Le Corsaire

振付:マリウス・プティパ Marius Petipa
音楽:アドルフ・アダン Adolphe Addam

アレクサンドラ・ティモフェーワ Aleksandra Timofeeva, クレムリン・バレエ
ワディム・ムンタギロフ Vadim Muntagirov, イングリッシュ・ナショナル・バレエ

# 所属は収録当時

感想

冒頭にインタビューやヌレエフの踊る映像、ダンサーたちのバックステージの様子などが映るイントロダクションあり。

巨大なパレ・デ・コングレはバレエ・ガラの会場としては大きすぎるようですね。カメラが少し引いただけでもその巨大な空間に驚いてしまいました。舞台の背景幕が巨大なスクリーンになっていて、そこに森深くの滝だのマノンの寝室だの豪華な宮殿だのが映し出されているのがイマ的でした。

一番最初に上演されたボルドー・バレエによる「小さな死」(イリ・キリアン振付)がカットされております…ね。残念です。2日間開催されたこのガラのうち、デュポンは5/31のみの出演で、翌6/1はミリアム・ウルド・ブラームが出演。オーレリーのライモンダが一部といえ映像に残るのは嬉しいです。目が離せないゴージャスさと気品に溢れたライモンダでした。でも、、贅沢言わせてもらえばミリアムのも見てみたかったな。

個人的にはこのガラの白眉はエイマンの「マンフレッド」かと。ドラマティックな激情とノーブルさをいつも失わない美しい踊りに鉄板の音楽性。きっとヌレエフさえも天上で嫉妬しているに違いないと思う。それとも満面に笑みで見守っているのかしら。最後、拍手を受けて退場する時のエイマンのあの足捌きまでもが素敵だった。

もう一人印象に残ったのはマイヤ・マッカテリ。そんなに大柄じゃないのであの腕を上げるファン・マネン特有の振りなんかは(腕が長い方が映える)少し物足りなさもあるのだけど、そんなのどうでもよくなるくらい彼の作品が似合う踊りっぷりで好ましかったわ。私はむしろ一緒に踊ったヴォルトマイヤーがお気に入りなのだけど、彼とのペアはシンクロ系にちょっと物足りなさもあり。サポートで踊るところはすごく良かっただけに、ちょっと惜しかった気が。あの衣装を着たヴォルトマイヤーの方がむしろフェミニンに見える瞬間があったりするのがファン・マネンの面白さかな。

ガラの難しいところ+映像だからというのがあると思うのだけど、全般にパートナーとの相性のよさは見えにくい公演ではありました。その点ではロホとボネッリの「マノン」はちゃんと物語になっていて入り込みました。作品の利はあるにしろ、ね。

ロシア組の折り目正しいクラシックは、会場の大きさがマイナスに働いた面もあるかと。クラシック作品をきちんと踊って観客を感動させるって本当に本当に難しい事だなぁと改めて。中では最後に踊ったムンタギロフとティモフェーワはけっこう印象的でした。もの凄い事をしている訳ではなくてガラピースとして見たら物足りなさはあるのだけど、若く才能とプロポーションに恵まれたダンサーがこれ見よがしでなく品良く踊るのは好感度高し。


ロホとペネファーザーの「マルグリットとアルマン」はアルマンパパも出てくるのですが、作品のところにはパパのクレジットはないのですよね。でもエンドクレジットの出演ダンサーのところにENBのジェームズ・ストリーターの名前があったから、彼だったのでしょうね。無理のない老け(てない)メイクがお似合いでした。踊らない役とはいえ出演しているのに名前がないのは気の毒すぎる。


この記事の更新履歴

  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2015.01.24 - 海外版DVD発売情報掲載
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