Paul Taylor Dance Company in Paris

Paul Taylor Dance Company in Paris [DVD] [Import]

振付:ポール・テイラー
出演:ポール・テイラー・ダンス・カンパニー
収録:2012年 パリ国立シャイヨー劇場 / 本編55分 + 特典11分

画像リンク先:amazon.co.jp - 海外版DVD

2012年のパリ公演から2演目を収録した映像。半分お勉強的な意味合いも込めて観たのですが、面白かったです。音楽を大切にする振付家の作品は、ポワント履こうが履くまいが関係なく好きなんだな、と自分の好みを再認識。


商品情報

特典映像:「Paul Taylor : Architect of Energy」

海外|DVD(Bel Air Classiques:BAC095) Release: 2013/06/03

FORMAT:NTSC / REGION:ALL

クレジット

振付
ポール・テイラー Paul Taylor
衣装
サント・ロカスト Santo Loquasto
照明
ジェニファー・ティプトン Jennifer Tipton
映像
Andy Sommer

収録

BRANDENBURGS - opus 88 (1988)

音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bach

出演
Michael Trusnovec / Amy Young / Parisa Khobdeh / Eran Bugge / Robert Kleinendorst / James Samson / Sean Mahoney / Michael Apuzzo / Michael Novak

BELOVED RENEGADE - opus 129 (2008)

音楽:フランシス・プーランク Francis Poulenc

出演
Michael Trusnovec / Amy Young / Robert Kleinendorst / James Samson / Laura Halzack / Michaelle Fleet / Parisa Khobdeh / Sean Mahoney / Jeffrey Smith / Eran Bugge / Francisco Graciano / Jamie Rae Walker / Michael Apuzzo / Aileen Roehl / Heather McGinley

感想

ポール・テイラー・ダンス・カンパニーのパリ公演のDVD。2012年のエテ・ドゥ・ラ・ダンスに招聘されて10公演13演目を披露したそうなのですが、そのうちの2演目が収録されています。

ポール・テイラーはABTが「カンパニーB」をレパートリーにしているので名前だけは知っていたものの、今まであまり見る機会もなくて。ジェイコブズ・ピローのドキュメンタリー(ポール・テイラーも出てきた)を見た事で、ちょっと興味がわいたので買ってみました。収録された作品のタイトル見て知ったのですが、彼は作品にopusを振っているんですね。2013年11月現在、最新番号139番の模様。

収録された1988年初演の「BRANDENBURGS」と2008年初演の「BELOVED RENEGADE」を見た限りでは(他のテイラー作品をほとんど知らない事もあるかもしれませんが)20年前だから古いってものでもないし、モダンダンスの振付家といわれるけれどバレエのメソッドが下にあって取っつきやすい、ですね。クラシック・バレエ好きの私にも違和感なく楽しめました。


「BRANDENBURGS」は文字通りバッハのブランデンブルク協奏曲から3番と6番を使った作品。音楽の喜びを視覚化したという印象を受けました。そして、これはポール・テイラーの「アポロ」なのではないか、とも。Michael Trusnovec というダンサーがメインだったのですが、この人が神々しい。このダンサーと女性3人(他に男性アンサンブル5人)という構成が、アポロと三美神を連想させるのですね。

ダンサーの運動量は相当なものだと思いますが、晴れやかな喜びに溢れた美しい作品でした。サント・ロカストの衣装も素敵だし、クラシックのカンパニーが踊っても違和感ないと思います。というよりも、クラシックのメソッドと筋肉を持ったダンサーが踊るのも観てみたいです。


「BELOVED RENEGADE」の方はウォルト・ホイットマン「草の葉」より「I sound my barbaric yawp over the roofs of the world.」の一節が添えられていまして、タイトルもホイットマンを指しているのでしょう。Michael Trusnovecが詩人の役でした。この人、両作品ともメインをつとめていた訳ですが、重用されるのよくわかります。他のダンサーと同じポーズをとっても全然違う。もっと観てみたいダンサーです。

こちらはプーランク「グローリア」を使っていて、恋人たちの戯れ、傷ついた兵士たち、死の予兆、無邪気な遊び、死、、などの表現からホイットマンの人生を描いていました。この作品を味わいつくすには私の知識は圧倒的に足りないと思うのですが、それでもぐーーーっと引き込まれました。ジェニファー・ティプトンの照明も美しくて詩的。

特典映像のドキュメンタリーは、振付家とダンサーたちによる作品についてのインタビューでした。英語版(字幕なし)と仏語版(仏語字幕つき)が用意されています。


Official Trailer


この記事の更新履歴

  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
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