The Nutcracker / Wiener Staatsballett

Nutcracker [DVD] [Import]

振付:ルドルフ・ヌレエフ
出演:リュドミラ・コノヴァロワ、ウラジーミル・シショフ 他
収録:2012年12月 ウィーン国立歌劇場 / 102分

画像リンク先:amazon.co.jp 海外盤DVD

クラシカジャパンで録画。マニュエル・ルグリ芸術監督が率いるウィーン国立歌劇場バレエによるヌレエフ版「くるみ割り人形」です。オペラの映像はたくさん出てるけど近年のバレエ(単体)映像はほとんどなかったウィーン国立バレエ、今後はいろいろ出てくると嬉しいですよね。


商品情報

海外|DVD(C Major Entertainmentキングインターナショナル:718208) Release: 2014/09/29

FORMAT:NTSC / REGION:0

海外|Blu-ray(C Major Entertainmentキングインターナショナル:718304) Release: 2014/09/29

クレジット

演出・振付
ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
原台本

マリウス・プティパ Marius Petipa
レフ・イワーノフ Lev Ivanov

原作
エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンの童話『くるみ割り人形とねずみの王様』
音楽
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky
美術・衣裳
ニコラス・ジョージアディス Nicholas Georgiadis
照明
ジャック・ジョヴァナンジェッリ Jacques Giovanangeli
指揮
ポール・コネリー Paul Connelly
演奏

ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ウィーン国立歌劇場オペラ学校の子供たち Children of the Opera School of the Wiener Staatsoper
ウィーン国立歌劇場ステージ・オーケストラ Stage Orchestra of the Wiener Staatsoper

映像監督
ミヒャエル・ベイヤー Michael Beyer

キャスト

クララ:リュドミラ・コノヴァロワ Liudmila Konovalova
ドロッセルマイヤー/王子:ウラジーミル・シショフ Vladimir Shishov
ルイザ/スペインの踊り:エミリア・バラノヴィッチ Emilia Baranowicz
フリッツ/スペインの踊り:ダヴィデ・ダト Davide Dato
両親/ロシアの踊り:フランツィスカ・ヴァルナー=ホリネク Franziska Wallner-Hollinek / ガボール・オベレッガー Gabor Oberegger
祖父母/アラビアの踊り:エヴァ・ポラチェク Eva Polacek / クリストフ・ヴェンツェル Christoph Wenzel
ねずみの王様:アッティラ・バコ Attila Bako / マルティン・ヴィンター Martin Winter

# ダンサーの日本語表記はクラシカ・ジャパンより。

感想

ヌレエフ版「くるみ割り人形」最新HD映像としても嬉しい映像です。

ヌレエフ版のクララは、クリスマスパーティの途中にうたた寝をして夢を見るのですよね。彼女が見る不思議な夢は一見脈絡がないけれど(夢ってそういうものだし)よく見ていると彼女がパーティで体験したいろいろな事にリンクしていて(夢って、、、ね)よく出来てるなーと改めて。目からぼろぼろと鱗が落ちまくりました。初めてヌレエフ版の映像(モーラン/イレール)を見た時はそこまで分からなかったので、この作品をやっと理解できたような気持ちに。でも、生で見たらもっともっと発見があるでしょうね。ヌレエフの振付作品、いつもそうだと思います。

クララ役のリュドミラ・コノヴァロワは大人っぽい顔立ちと豊かな胸ゆえに、最初に見た時は少女としては違和感がありました。でも、見れば見るほど適役。内気だけれど大きなエネルギーを秘めた少女という感じで、踊る喜びに満ちあふれています。しかも盤石で正確なテクニックがあって音楽性も豊か。あれだけハードなヌレエフ版にあって、最後まで見事な踊りっぷりでした。グラン・パ・ド・ドゥのあの輝けるチュチュがよく似合うこと!

ドロッセルマイヤーと王子はウラジーミル・シショフ。彼自身優しい人柄なのだろうなぁというのが透けて見える、暖かく包容力のあるドロッセルマイヤーであり王子でした。特筆ものはクララの兄弟でありスペインを踊るフリッツとルイザ、エミリア・バラノヴィッチとダヴィデ・ダトではないかしら。ダヴィデ・ダトがよいのは分かっていたけれど、エミリア・バラノヴィッチも凄く良かったです。あのムーア人の早い音楽で踊るのが鮮やかだったし、スペインも素敵。もっともっと見たいダンサーさんでした。お名前覚えておかなくちゃ。

アラビアのカップル、ケテヴァン・パパヴァとエノ・ペシも濃密で素晴らしかったし、鬼振付の葦笛を踊るイオアナ・アヴラム、橋本清香さん、木本全優さんも優雅に踊りきっておられました。いろんなタイプの優れたダンサーがいるのが、このカンパニーの豊かなところなのだな、と。

雪の精、花の精のフォーメーションは俯瞰でもっとたっぷり見られたら嬉しかったけれど、どちらも美しい衣装と踊りとを楽しみました。しかしホントにダンサーたちには大変な振付ですよね……

大人の鑑賞に堪えうる(それはつまり、子供もその素晴らしさが分かる、という事かと)「くるみ割り人形」、大いに楽しみました。いずれDVD化されるのかなーと思いますが(2014.08.27 DVD/Blu-ray発売情報出ました) 今後も更にいろいろ映像化されたら嬉しい。


Official Trailer


この記事の更新履歴

  • 2014.08.27 - DVD/Blu-ray情報初出
  • 2014.07.29 - CMajorのYTオフィシャルチャンネルよりトレイラーを追加
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