Une Vie de Ballets

バレエに生きる~パリ・オペラ座のふたり~ [DVD]

監督:マレーネ・イヨネスコ
出演:ギレーヌ・テスマー、ピエール・ラコット 他
制作:2011年 フランス / 95分

画像リンク先:amazon.co.jp - 再発売盤DVD

ピエール・ラコットとギレーヌ・テスマー夫妻のドキュメンタリー。彼らの長年のバレエ界でのキャリアは、フランスのバレエ史と直結しています。歴史的アーカイブから近年東京で上演したラコット作品の映像まで貴重なバレエシーンが満載です。


商品情報

国内|DVD(ポニーキャニオン:PCBP-52429) Release: 2017/04/19
国内|DVD(紀伊國屋書店:KKDS-741) Release: 2013/07/27

国内盤特典映像:劇場予告編

クレジット

監督
マレーネ・イヨネスコ Marlene Ionesco
出演

ギレーヌ・テスマー Ghislaine Thesmar
ピエール・ラコット Pierre Lacotte

アーカイブ出演

ルドルフ・ヌレエフ Rudolf Nureyev
イヴェット・ショヴィレ Yvette Chauvire
ミカエル・ドナール Michael Denard
エリザベット・プラテル Elizabeth Platel
エカテリーナ・マクシーモワ Ekaterina Maximova
ノエラ・ポントワ Noella Pontois
スヴェトラーナ・ザハロワ Svetlana Zakharova
セルゲイ・フィーリン Sergei Filin
エフゲーニャ・オブラスツォーワ Evgenia Obratsova
レオニード・サラファーノフ Leonid Sarafanov
リュドミラ・パリエロ Ludmila Pagliero
マチュー・ガニオ Mathieu Ganio
オーレリー・デュポン Aurelie Dupont
マニュエル・ルグリ Manuel Legris
アニエス・ルテステュ Agnes Letestu
ジョゼ・マルティネズ Jose Martinez
マリ=アニエス・ジロ Marie-Agnes Gillot
ドロテ・ジルベール Dorothee Gilbert
マチアス・エイマン Mathias Heyman
バンジャマン・ペッシュ Benjamin Pech
ジョージ・バランシン George Balanchine
ローラン・イレール Laurent Hilaire

収録(抜粋)

  • 「声」 La Voix
  • 「ジゼル」 Giselle
  • 「エギヤージュ」 Aiguillage
  • 「夜は魔法使い」 La Nuit est une sorciere
  • 「パリの子供」 Cosses de Paris
  • 「ハムレット」 Hamlet
  • 「椿姫」 La Dame aux Camelias
  • 「コッペリア」 Coppelia
  • 「海賊」 Le Corsaire
  • 「ドナウの娘」 La Fille du Danube
  • 「ラ・シルフィード」 La Sylphide
  • 「ル・パピヨン」 Papillon
  • 「ナタリー」 Nathalie
  • 「盗賊の娘」 Marco Spada
  • 「ある女の24時間」 24 Heures de la vie d'une femme
  • 「影」 L'Ombre
  • 「ファラオの娘」 La Fille du Pharaon
  • 「オンディーヌ」 Ondine
  • 「パキータ」 Paquita
  • 「メリー・ウィドー」 La Veuve joyeuse
  • 「三銃士」 Les Trois Mousquetaires

感想

古典の復刻を手がけるピエール・ラコットと、パリ・オペラ座エトワールで現在は指導者でもあるギレーヌ・テスマー夫妻のドキュメンタリー映画。2人の現在の活躍は知っているけれど過去の経歴は断片的にしか知らない…という私には、とてもとても興味深い映画でした。2人の人生は、パリに限らずバレエ界の歴史と密接に関わっているのですね。パリ・オペラ座バレエ、シャンゼリゼ劇場、モンテカルロ・バレエ、ナンシー・バレエ、ジョージ・バランシン、セルジュ・リファール…。

のちに自分の得意分野は古典の再建であると軸を整えたラコットですが、最初の方に流れた彼の初期振付作品は、プティを思い出させました。プティと同じようにパリ・オペラ座で学び、シャンゼリゼ劇場と関わりの深かったラコットですし、当時の流行というものもあったでしょうか。シャンゼリゼ劇場が1900年代にバレエ界に与えた影響というのを、改めて感じもしました。あの劇場がなかったら、バレエ、音楽、美術といった芸術は今とはちょっと違う進化を遂げていたかもしれませんね。

テスマーの若い頃の事は、少し前に「盗賊の娘 マルコ・スパダ」で見てその美しさとテクニックに心底驚いたのですが、この映画にふんだんに使われているアーカイブで、ますます驚かされました。ラコットの注意深い導きもあったでしょうが、クラシックも新作も魅力的に踊る彼女は感情表現もテクニックも備え、しかもあの美貌。ラコットとテスマーが互いの為に如何に自分を高めていったか…それを目の当たりにした当時の観客は幸せだったでしょう。

映画の中では夫妻の言葉だけで彼らの人生が語られていきますが、挿入されるアーカイブの貴重な事も、この映画をお勧めしたい理由の1つ。初期の映像と、bunkamuraエトワールガラで披露された「メリー・ウィドー」「三銃士」(三銃士はリハも)が断片とは言え見られるのは嬉しいところです。収録された映像はたぶん夫妻から提供された記録映像が多いと思うのですが、これらがまとめられる意義も大きいように思います。


この記事の更新履歴

  • 2017.03.04 - ポニーキャニオンよりリリースの再発売盤情報追加
  • 2014.03.08 - リンクメンテナンス
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