Giselle / Mariinsky Ballet

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振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ
出演:ナタリア・オシポワ、レオニード・サラファーノフ
収録:2010年 / 92分

画像リンクなし - 国内版DVD

オシポワとサラファーノフ主演の「ジゼル」、なかなか海外版が出てこないので新書館のを買ってしまいました。2010年に「Giselle in 3D」として映画公開されたものです。


商品情報

国内|DVD(新書館:DD12-0913)

クレジット

振付

ジャン・コラーリ Jean Coralli
ジュール・ペロー Jules Perrot
マリウス・プティパ Marius Petipa

音楽
アドルフ・アダン Adolphe Adam
装置
イーゴリ・イワノフ Igor Ivanov
照明
ウラジーミル・ルカセヴィチ Vladimir Lukasevich
指揮
ワレリー・オフシャニコフ Valery Ovsyanikov
演奏
マリインスキー劇場管弦楽団

キャスト

ジゼル
ナタリヤ・オシポワ Natalia Osipova
アルブレヒト
レオニード・サラファーノフ Leonid Sarafanov
ハンス
イリヤ・クズネツォフ Ilya Kuznetsov
ミルタ
エカテリーナ・コンダウーロワ Yekaterina Kondaurova

感想

サラファーノフがマリインスキーに在籍していた2010年に、オシポワがゲスト出演して収録された映像。近年収録で映画館上映まであった割には、画質はちょっと荒いかも。キャストもエンドクレジットにも上記4人しか名前がなくて、ヒラリオンやドゥ・ウィリなどは映像だけだと(近年の来日公演にご無沙汰な)私にはあまり判別がつかないのでクレジットなしは残念。脇のクオリティもとっても高かったです。やっぱりマリインスキーのスタイルは素敵だ。

サラファーノフは若気の至りアルブレヒト。ウィルフリードの方がちょっと年上ぽくて若様を説得しようと試みるのだけど、目の前のお楽しみに気がはやる。ジゼルに愛を誓って見せる時に横目で彼女の反応を楽しむアルブレヒトはもしかして初めて見たかも。役としてはこれからもその時々で解釈が変わっていくのでしょうけど、この時代のサラファーノフのアルブレヒトが見られてよかった。

オシポワのジゼルは1幕で表情作りすぎが気になるけど、相当におぼこい村娘。あんなに表情つくったり首をすくめたりせずに自然に元気はつらつ(だけど心臓が、)って女の子にした方が、踊っているときのエネルギーと釣り合うのに、と思いました。全幕通して音楽に対して誠実だったのも好感度が上がったところ。マッドシーンも少々オーバーな表情が見られるところがありますが、踊りによる「異常さ」の表現は流石でした。

2幕も身体能力の高さがとスピードのある踊りが「この世のものでない感」を表していて客席大拍手。彼女がウィリとして出てくる前は、コンダウローワのミルタ始め長身美女揃いのウィリたちの前に見劣りするのでは…と心配していたのですが、逆にその身体条件の違いが異質さというか新入りのウィリ的でよかったのかも。サラファーノフのアントルシャの凄さや「踊らされる感」とともに、見応えある2幕でした。彼らの踊りが衰える前に、でもって役解釈がもう少し変化した頃に、また見てみたいです。

クズネツォフのハンスはごく真っ当。私ならハンスを選ぶ気が…。そしてコンダウローワのミルタが素晴らしすぎました。すごーく安定して美しい踊りだったし、以前より更に大きい表現になっていたようにも。ドゥ・ウィリもとてもよかったし、2幕のウィリたちは本当に眼福でした。マリインスキーのジゼル、生で見たいな…。

そういえばこの映像、ペザント・パ・ド・ドゥがなかったのですが、今のバージョンには入っていないの?それとも今回は省略…?若手ちゃんたちを楽しむ貴重な場なのでみられなくて残念でした。

vc

この記事の更新履歴

  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え