Pina

Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち コレクターズ・エディション [DVD]

監督:ヴィム・ヴェンダース
制作:2011年 フランス、イギリス、ドイツ / 104分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

劇場では3D公開されたヴィム・ヴェンダース監督によるピナ・バウシュとヴッパタール舞踊団の映画。国内盤DVD/Blu-rayは2Dでの発売ですが、北米クライテリオン・コレクションのBlu-rayは3Dと2D両方収録しています。アメリカと日本はBlu-rayのリージョンが同じ地域なので、ご自宅のテレビとBDプレイヤー(と3Dグラス)が3Dに対応していれば3D視聴可能です(日本語字幕なし)。


商品情報

国内盤BD/DVD共通 特典:監督オーディオ・コメンタリー / 未公開シーン / 監督来日記者会見 / 監督来日インタビュー / メイキング / フォトギャラリー / オリジナル予告 / 日本版予告

国内|DVD(ポニーキャニオン:PCBE-54106) Release: 2012/08/24
国内|Blu-ray(ポニーキャニオン:PCXE-50201) Release: 2012/08/24

北米版BD/DVD特典:Audio commentary featuring Wenders / The Making of “Pina” / Deleted scenes, with commentary by Wenders / Behind-the-scenes footage / Interview with Wenders / Trailer

北米|DVD(Criterion Collection) Release: 2013/01/22

FORMAT:NTSC / REGION:不明

北米|3D/2D Blu-ray(Criterion Collection) Release: 2013/01/22

FORMAT:NTSC / REGION:A

クレジット

監督・脚本・製作
ヴィム・ヴェンダース Wim Wenders
振付
ピナ・バウシュ Pina Bausch
プロデューサー
ジャン=ピエロ・リンゲル Gian-Piero Ringel
アート・ディレクター
ペーター・パプスト Peter Pabst
芸術コンサルタント

ドミニク・メルシー Dominique Mercy
ロベルト・シュトゥルム Robert Sturm

出演

ピナ・バウシュ
ヴッパタール舞踊団のダンサーたち

感想

ピナ・バウシュその人の急逝でヴェンダース監督は一時この映画を諦めたという事ですが、撮ってくれてよかった。本当に美しい映画です。ピナがなくなってしまった現在、当初予定していたような作品に仕上げる事はできなかったとの事で(「私自身は1インチもピナを撮影していない」と特典のインタビューで話す監督の残念そうな表情が忘れられず…)、当初思い描いていたものが見られたなら…とも思わずにはいられませんが、それでもこの映画があることに感謝せずにはいられません。

映画の軸は、この映画の為にライブで(観客も入った状態で)収録された「春の祭典」「カフェ・ミュラー」「コンタクトホーフ」「フルムーン」の4作品、ダンサーたちの短いパフォーマンス、ピナの映像、そしてダンサーたちがピナについて語るコメント。

わお、この4作品、フルに収録しているという事なので、公演映像としても出して欲しい!(と最初に言っておかねば)です。ライブならではのドライブ感に溢れていて引き込まれます。ずっと見ていたい。

これら4作品が圧倒的に美しいのはもちろんですが、ダンサーたちそれぞれの短いパフォーマンスもとても美しく詩情にあふれていました。くすっと笑ってしまうようなちょっとした仕掛けも効いているし。おそらくはヴッパタールの様々な場所で撮影されたのでしょう、自然の中で、あるいはヴッパタールの象徴(と私が勝手に思っている)世界最古のモノレールの見える場所で、あるいはその車両の中で。これらの作品はダンサーたちからピナへの手紙、なんでしょうね。ピナ、天国でこれを見て、あのちょっとはにかんだ顔で笑っているのかな。


本編の良さは言うまでもありません。もし未見でしたらピナの初監督映画「嘆きの皇太后」もご覧になるとよいかも。続けてみるとヴェンダースがその映画にある意味答えているのがわかります。そして、特典映像のメイキングは必見。このメイキングと映画のオーディオコメンタリー、そして来日時のインタビューや記者会見から、ヴィム・ヴェンダース監督が本当に入念に準備してピナの遺志を尊重し、真摯に向き合ってこの映画を完成させてくれたことがよく分かります。

上の方に書いた通り、北米クライテリオン・コレクションのBDは3D映像が収録されています。こちらはヴィム・ヴェンダースの監修によるものなので、より監督の意図に近い映像美になっているはず。日本国内でこの映画を3Dで見たい時はこのBlu-rayが手間無しですね。(欧州盤だとリージョン違いで見られなかったりしますので)


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