- Uploaded: 2012/01/27 20:00
- Last Modified: 2012/01/25
- Category: マリインスキー・バレエ(キーロフ)
George Balanchine’s Jewels / The Mariinsky Ballet
振付:ジョージ・バランシン
出演:ウリヤーナ・ロパートキナ、イーゴリ・ゼレンスキー 他
収録:2006年4月4,5,7日 マリインスキー劇場 / 本編92分 + 特典7分
画像リンク先:amazon.co.jp - DVD
リリースが待たれていたマリインスキー・バレエによる「ジュエルズ」がようやく発売に。マリインスキー・レーベルからの初の映像ソフトリリースのうちの1つで、満を持して、という感じでしょうか。
商品情報
- 海外|DVD(Mariinsky Label:MAR0514)FORMAT:NTSC / REGION:0
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- 海外|Blu-ray(Mariinsky Label:MAR0516)
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特典映像:Interview with Valery Gergiev (director: Tommy Pearson)
クレジット
振付:ジョージ・バランシン George Balanchine
音楽:ガブリエル・フォーレ Gabriel Faure / イーゴリ・ストラヴィンスキー Igor Stravinsky / P.I. チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky
装置:Peter Harvey
衣装:カリンスカ Karinska
照明:Perry Silvery
指揮:トゥガン・ソヒエフ Tugan Sokhiev
演奏:マリインスキー劇場管弦楽団
ピアノ(ルビー):Lyudmila Sveshnikova
撮影:ブライアン・ラージ Brian Large
出演
- 「エメラルド」 Emeralds
音楽:フォーレ「ペレアスとメリザンド」、「シャイロック」より抜粋
ジャンナ・アユポワ Zhanna Ayupova / デニス・フィルソフ Denis Firsov
ダリア・スホルーコワ Daria Sukhorukova / ドミトリー・セミオノフ Dmitry Semionov
ヤナ・セリーナ Yana Selina / クセーニャ・オストレイコーフスカヤ Xenia Ostreikovskaya / アントン・コルサコフ Anton Korsakov - 「ルビー」 Rubies
音楽:ストラヴィンスキー「ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ」
イリーナ・ゴールプ Irina Golub / アンドリアン・ファジェーエフ Andrian Fadeyev
ソフィア・グーメロワ Sofia Gumerova - 「ダイアモンド」 Diamonds
音楽:チャイコフスキー 交響曲第3番ニ長調「ポーランド」第2-5楽章
ウリヤーナ・ロパートキナ Uliyana Lopatkina / イーゴリ・ゼレンスキー Igor Zelensky
感想
いきなり悪い方の話からになりますが、この映像の最大の難点はダンサーを追いかけて移動しまくるカメラと頻繁な切り替え、そして懲りすぎたアングル。本当に美しく完成された舞台は、撮影する側が小細工せずとも十分に美しく伝わると思うのに…。
さて、気を取り直して美しいバレエについて。
若い頃の愛らしさをそのままに風格を身につけたアユポワのエメラルド。フィルソフは美脚だけれど、サポートがあと一歩。そしてスホルーコワを観てこの踊りに込められた意味に気付くなど…。彼女はほっそりと手脚の長いバレリーナの理想の体型ですが、少し大げさな印象を与えますよね。頭の動かし方が少し大きいのかしら。
ルビーはファジェーエフにつきます。彼のルビーが残って嬉しい。私はヴィシを見つめながら心底嬉しそうに踊る彼が好きだったしそれが残らなかった事を残念に思っていますが、映像で観たらゴールプと一緒でもやたらノリノリでした。2人とも楽しそうではあるのだけど…too muchかしらね。その分(?)グーメロワの印象も薄くなってしまったし。
ファジェーエフのルビーを東京で観た時は本調子じゃないように見えたけど、この映像では本当に素晴らしくキレキレ。そんなに彼のレパートリーをたくさん見た事がある訳ではないけれど、「ルビー」を踊る彼はすごく好き。だから余計に、もう踊る事をやめてしまった事が本当に悲しい…。
そして、バランシンがロシアに捧げたダイアモンドこそが、マリインスキーの美しさを存分に表しているでしょう。それでもたぶん、ロパートキナとゼレンスキーの紡ぎ出す世界の美は映像では表しきれていないと思うのです。本当に美しいと思って観ているのですけれど、この外側にこぼれ落ちたものが多すぎる、と。「ダイアモンド」ほど生と映像とで伝わるものが違うバレエもそう多くない、そんな風に感じます。
ゼレは跪いてロパートキナの手の甲にキスしたアダージオのフィニッシュで、観客の拍手ににっこり笑いながら顔をあげてロパートキナの方を見るのだけど、彼女が表情を変えないので自分もすっと真面目な顔に戻りましたよね。そんなところがちょっとツボ(笑)。
はー、それにしても美しいバレエだわ。願わくばダイアモンドのフィナーレはあと5秒でいいからゆっくりカーテン降ろしてほしかったけれど。パリオペ版の画質が残念だったので、ようやく美画質の「ジュエルズ」がしかもロパートキナのダイアモンドで手元に残せる事は本当に幸せです。
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