Margot Fonteyn / Michael Somes: Tchaikovsky Ballet Masterpieces
出演:マーゴ・フォンテーン、マイケル・サムズ
収録:1959, 1954, 1958年 / 72分
画像リンク先:amazon.co.jp - DVD
ICA ClassicsよりBBCバレエアーカイブ映像の第3弾。マーゴ・フォンティンとマイケル・サムズによるチャイコフスキー3大バレエ抜粋を集めた映像です。
商品情報
- 海外|DVD(ICA Classics/ナクソス・ジャパン:ICAD-5050)FORMAT:NTSC / REGION:0
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「眠れる森の美女」抜粋 Sleeping Beauty, extracts
原振付:マリウス・プティパ Marius Petipa
音楽:P.I. チャイコフスキー Pyotr Ilyich Tchaikovsky
指揮:ジョン・ランチベリー John Lanchbery
演奏:Orchestra of the Royal Opera House
1959年12月20日放送
オーロラ姫:マーゴ・フォンテーン Margot Fonteyn
フロリムンド王子:マイケル・サムズ Michael Somes
王妃:Felicity Gray
王:Alfred Rodrigues
リラの精:Lucette Aldous
カラボス:Yvonne Cartier
カタラビュット:Claude Newman
4人の王子:Peter Wright / John Chesworth / Bob Stevenson / Jelko Yuresha
「白鳥の湖」抜粋 Swan Lake, extracts
振付:マリウス・プティパ Marius Petipa / レフ・イワノフ Lev Ivanov
音楽:P.I. チャイコフスキー Pyotr Ilyich Tchaikovsky
指揮:ロバート・アーヴィング Robert Irving
演奏:ロンドン・フィル London Philharmonic Orchestra
1954年6月9日放送
オデット/オディール:マーゴ・フォンテーン Margot Fonteyn
ジークフリード王子:マイケル・サムズ Michael Somes
ロットバルト:Arnott Mader
「くるみ割り人形」第2幕 The Nutcracker, Act II
振付:ピーター・ライト Peter Wright
原振付:レフ・イワノフ Lev Ivanov
音楽:P.I. チャイコフスキー Pyotr Ilyich Tchaikovsky
指揮:フーゴ・リゲノールド Hugo Rignold
演奏:ロイヤル・フィル Royal Philharmonic Orchestra
1958年12月21日放送
金平糖の精:マーゴ・フォンテーン Margot Fonteyn
くるみ割り人形/王子:マイケル・サムズ Michael Somes
クララ:Sandra Michaels
キャバリエ:Peter Wright
スペインの踊り:Sara Luzita / Bob Stevenson / Yvonne Cartier
アラブの踊り:Sheila O’Neill / Rudi Szigeti / Charles Schuller / Graham McCormack
中国の踊り:Norman Dixon / Christopher Lyall
ロシアの踊り:Patrick Hurd / Miro Zolan / Roger Tully
執事:Norman Dixon
感想
それぞれ抜粋収録です。CDではチャイコフスキー3代バレエの抜粋集はよく見かけますが、映像だとあまりない気がしますよね。画質はそんなによくないです。ICAのBBCアーカイブDVDはこれが3枚目ですが、2枚目のクランコ作品集が一番画質がよいと思います。「眠り」は動きにピントがついて行けないところが多いし、「白鳥」は1954年という事もあって画質粗め。「くるみ」はこの中では一番見やすいと思います。
「眠れる森の美女」は1幕のワルツからローズ・アダージオ、カラボスから針を受け取る辺りからリラの精が城全体を眠りに付かせる1幕フィナーレまで、それと第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ(アダージオのみ)という抜粋。面白いのは、テレビだけにオーロラ姫が側近に担がれて別室のベッドに寝かせるところまで映ること。城全体が眠りに付くという場面も工夫されております(笑)。それとローズアダージオでオーロラに捧げられる薔薇を求婚者たちがどのように手にするかというのも見せているのが面白い。
「白鳥の湖」は第2幕からの抜粋と第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ(合間にロバート・アーヴィングが指揮するところも見られますよ)。コール・ドなし。振りは見慣れたものと違うところがけっこうありました。はて、テレビ用なのかこの2人用なのか、当時のロイヤルがそうだったのでしょうか(未確認)。
「くるみ」は王子がクララを誘ってお菓子の国へ行くところから。王国の扉を開くと花の精たちと金平糖の精であるフォンティンがほほえんでいるのは幸せな気持ちになります。1958年の収録ですが、これは既にピーター・ライト卿の振付。クララがディヴェルティスマンを一緒に踊らないバージョンですが、振付自体は現在まで変わらないものも多いですね。
主演は全てフォンテーンとサムズのペア。サムズはこの中ではジークフリートはよかった方だと思うのですが、50年代後半撮影の「眠り」と「くるみ」はかなり衰えてきている印象。映像で観た限りだとこの2作品ではあまり物語を紡ぐことにも興味がないように見えて…フォンテーンとの間にも何も見えなくてあまり面白みを感じませんでした。
フォンテインはこの3作の中では金平糖の精が一番好き。役に相応しい格と華があって、クララを包み込む優しさもあって素敵だと思います。基本、彼女は要所要所ピシピシ音がしそうな程決めて踊るダンサーですよね。ライト版の金平糖の精はそういうところもよく合っています。オディールもそういう意味では似合っていました。笑わずに踊るオデットも好きだしオーロラもいいとは思うけれど、一番似合っているのは金平糖の精と私は思います。
他のダンサーが踊るところは「くるみ」のディヴェルティスマンくらい…でも、ディヴェルティスマンが観られたのは嬉しかったです。「眠り」リラの精役のルセット・オルダスは場面が場面なので全く踊らず残念。葦笛のリードを踊っていたダンサーはよく踊れていると思うのに、葦笛さんたちは名前が書いていないのですよねー。一瞬オルダス?と思ったけれど、確証なし。はて、どなたなのでしょう…。
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