Mats Ek's Swan Lake / The Cullberg Ballet

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振付:マッツ・エック
出演:アナ・ラグーナ、イヴァン・オウズリー 他
収録:1990年 / 104分

画像リンクなし - DVD

エック版の「白鳥の湖」、今頃ですが機会があってようやく見ました。テレビ放映用にスタジオで収録されたもので、テレビ用のアレンジ(マッツ・エックによる)も少し入っているようです。


商品情報

国内|DVD(新書館:DD03-0302)

クレジット

振付・テレビ用演出
マッツ・エック Mats Ek
音楽
P.I. チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky
美術
メッテ・ミューラー Mette Moller
衣装
マリー=ルイス・エークマン Marie-Louise Ekman
照明

ボリェ・ベルルンド Borje Berglund
レナート・マーカス Lennart Marcus

音響

オレ・ボランダー Olle Bolander
カール=アンリ・ゴブラン Karl-Henry Gobrand
アルヴヴァール・ピエール Alvar Piehl

指揮
キエル・インゲプレトセン Kjell Ingebretsen
演奏
スウェーデン・ラジオ交響楽団 Swedish Radio Symphony Orchestra
撮影
モーンス・レウテシュヴァルド Mans Reutersward

キャスト

王子:イヴァン・オウズリー Yvan Auzely
オデット/オディール:アナ・ラグーナ Ana Laguna
ロットバルト:ヤツェッツ・ソレツキ Jacek Solecki

感想

エック版の王子はまさにマザコンというか母妃を愛しているという設定なのですね。そしてそれ以外の女性には恐怖を感じている様子。愛人がいる妃への嫉妬で苦しむ王子は、母の元を離れ、夢で見た理想の娘 白鳥のオデットを探す旅に出るけれど、その旅先でオディールに出会い、、というような翻案。

「シンデレラ」における王の訪問先=ディヴェルティスマン、と同じように、3幕のディヴェルティスマンは王子の訪問先として登場するようです。面白いのは、それがロシア、イスラエルという土地であり、イスラエルではユダヤの音楽を挿入しています。この豊かな音楽に聴きほれていると、突然スペイン軍団が乱入してきて、そこにロットバルトとオディールが登場する、というもの。

そんな部分にも一端が現れているように、原曲からはかなり順番を入れ替えていますし、振付が音楽的でないところも…それがイヤな人もけっこういるかもしれませんね。そんな中で、アナ・ラグーナの音楽性はやはり特別です。スキンヘッドに裸足のオデットでありオディールなのに奇妙さは感じなくて、それどころか美しいと感じます。特にラストシーンで王子を誘う表情といったら、女の私でも吸い寄せられそうです。

この映像、現在は振付家として活躍するヨルマ・エロが、たぶん王妃の愛人役で出演して(他にも何役か)ガンガンに踊っています。スキンヘッドの白鳥は男女入り乱れていて胸毛ありのチュチュ姿とかはあまり見た目のよいものではありませんが(笑)、ようやく見られて嬉しかった映像でした。


この記事の更新履歴

  • 2012.07.23 - 画像先の閉店に伴い、画像リンクを外しました