Bejart Ballet Lausanne in Paris Opera Garnier / Bejart Ballet Lausanne au Palais Garnier

ベジャール・バレエ団パリ・オペラ座へ [DVD]

監督:アランチャ・アギーレ
出演:ジル・ロマン、エリザベット・ロス、ジュリアン・ファヴロー 他
制作:2010年スイス、スペイン他 / 62分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

2010年1月にBBLがパリ・オペラ座で公演を行った際の準備から公演までのドキュメンタリー。ガルニエでの公演の様子も抜粋ながら収録されています。


商品情報

国内|DVD(日本コロムビア:COBO-4994) Release: 2010/10/20

クレジット

監督
アランチャ・アギーレ Arantxa Aguirre

出演

ジル・ロマン Gil Roman / ジュリアン・ファヴロー Julien Favreau / フリオ・アロザレーナ Julio Arozarena / エリザベット・ロス Elisabet Ros / ドメニコ・ルヴレ Domenico Levre / カテリーナ・シャルキナ Kateryna Shalkina / オスカー・シャコン Oscar Chacon

収録

指揮:ジョナサン・ノット Jonathan Nott
Ensemble Intercontemporain
収録:2010年1月 パリ・オペラ座ガルニエ宮

  • 「3人のソナタ - サルトルの『出口なし』に基づく」 Sonate a trois d'apres "Huis Clos" de Jean-Paul Sartre
  • 「ウェーベルン 第5番」 Webern Opus V
  • 「2重の影の対話」 Dialogue de l'ombre double
  • 「主なき槌」 Le marteau sans maitre

感想

62分…あっという間です。2010年1月のBBLパリ・オペラ公演のリハーサルと公演を記録したもので、ベジャールが亡くなった後 最初のガルニエ宮でのBBL公演との事。このドキュメンタリーを見ると、カンパニーがベジャールと共にありながらも、現在の体制でしっかりと足場を固めて前へ進んでいる事が実感としてわいてきます(私はBBLの日本公演もご無沙汰なので…映像で確認するしかないのです)。

パリ公演で上演されるのは全てベジャールの古い作品なので、自然と「ベジャールの振付とスピリットを継承する」という事がテーマになってきて、それはカンパニーにとって至極自然な事ですから前半のリハーサルは日常と言えるかも。

BBLにとってはツアーも日常と言えるかもしれませんが、やはりガルニエ宮の舞台に立つというのは、バレエダンサーであれば誰にとっても特別な事なのでしょう。加えてこの公演では生演奏での公演ということで、普段テープで踊っているダンサーたちは むしろそちらの方に苦労したようですね。演奏家の方たちも細心の注意を払っていたようですし。

ガルニエでの公演も抜粋で収録されています。「3人のソナタ」は2キャストのカット入り乱れての編集。お目当てがいたらフラストレーションがたまるでしょうし、公演中継の映像なら私も怒ったかもですが(笑)、作品の閉塞感に合った編集だったように感じられて、私はこれはこれで「あり」かなと思いました。むしろ、2キャスト見せてくれてありがとう、という気持ち。

「ウェーベルン第5番」は当日になってキャスト変更という裏話を交えつつ、舞台の上と、袖から見守るジルとダンサーたち、というものでしたが…素敵でしたよ、キャサリーン・ティエルヘルム。これ、ぜひとも全編通しで見てみたいな。リリカルで美しくて、官能的でもあって。

古い作品であっても今のダンサーが踊る事で現代の作品になってしまうのが凄いです。もちろんベジャールさんの多くのレパートリーの中には時代性が強いものもあると思うのだけど、ここで上演された4作品はどれも古さを全く感じさせないどころか、今ベジャールさんがカンパニーに振付したのではって気がするくらい。

バルトーク、ウェーベルン、ブーレーズという音楽の並びも新鮮です。難しいという観客のインタビューもありましたが、ベジャールさんの振付は現代音楽を必要としていた、というルフェーブルの言葉がすとんと腑に落ちたプログラムでもありました。


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