1つの記事にはしにくい様々なものを「番外編」としてまとめてみました。商品リンクおよび情報は最新でない場合があります。
随時追加予定。


「坂東玉三郎舞踊集2 鷺娘」(1993)

大野一雄 御殿、空を飛ぶ。 [DVD]

出演:坂東玉三郎
収録:1993年 / 82分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

国内|DVD(松竹株式会社 映像商品部:DA-0200)
  • 「長唄 鷺娘」

    鷺の精:坂東玉三郎/振付:藤間勘十郎/33分/収録:93年10月/歌舞伎座

  • 「地唄 黒髪」

    遊女:坂東玉三郎/振付:坂東玉三郎/8分/収録:93年1月

  • 「地唄 鐘ヶ岬」

    清姫:坂東玉三郎/振付:藤間勘十郎/17分/収録:93年6月

  • 「荻江 稲舟」

    遊女:坂東玉三郎/振付:藤間勘十郎/9分/収録:93年6月

  • 「常磐津 山姥」

    山姥:坂東玉三郎/振付:藤間勘十郎/15分/収録:93年6月

坂東玉三郎の舞踏集は全6巻で発売されていてどれも素晴らしいのですが、ここではベタではありますが やはり「鷺娘」の収録されている第2集を。「鷺娘」が歌舞伎座での舞台を、それ以外はスタジオ収録されたものが収められています。

現在上演されている「鷺娘」の最後の場面にパブロワの「瀕死の白鳥」が影響を与えたという話は有名ですが、このお話自体がバレエ作品のいくつかを思い出させますよね、ここまで辛い地獄ではないにしろ…。玉三郎サマの鷺の表現、娘の愛らしさ、色っぽさ、そして最後の苦しみ、命の燃え尽きる様…至芸を堪能しました。もちろん他の舞も素晴らしくて美しくて、何度も何度も繰り返し見てしまいます。

映像も美しいですし、私のような門外漢には解説音声や歌詞の有無が選べるのもありがたい。しかもリージョンフリーで英語解説もあるのは素晴らしい事。


「トリプティック」ジンガロ(2000) Triptyk / Zingaro

騎馬オペラ・ジンガロ/トリプティック [DVD]

演出・美術:バルタバス Bartabas
指揮:ピエール・ブーレーズ Pierre Boulez
クラリネット:Alain Damiens
ダンサー:フリオ・アロザレーナ Julio Arozarena / Anouck Tissot
演奏:パリ管弦楽団 l'Orchestre de Paris
合唱:パリ管弦楽団合唱団 Le Choeur de l'Orchestre de Paris
収録:2000年10月 / 78分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

国内|DVD(日本コロムビア:COBM-80022)
  • 「春の祭典」イーゴリ・ストラヴィンスキー
  • 「二重の影の対話」ピエール・ブーレーズ
  • 「詩篇交響曲」イーゴリ・ストラヴィンスキー

ブーレーズ指揮の生オーケストラとジンガロの共演。これは世界でたった1度だけ(他は録音を使ったという意味だと思われますが…)上演された公演を映像化したもので、私をジンガロに引き合わせた映像でもあります。「春の祭典」は赤土の上で踊る男性ダンサーたちと馬、それぞれ原始的なものと洗練とが入り交じって何とも魅力的。

「二重の影の対話」には馬は登場せず、男女のダンサーと馬の彫刻というか張りぼてというか、そういうもので織りなされる世界。曲のせいかベジャールさんを思い出させるなーと思ったら踊っていたうちの1人がフリオ・アロザレーナでした。振付自体はベジャールっぽくもないのに(振付もアロザレーナみたい)やっぱり薫陶を受けた方の踊りというのはそういうものなのかしらね。

3つめの「詩篇交響曲」は上から白い布でつり下げられたアロザレーナと、地上ではロングドレスの女性たちが白馬にまたがり、男性はブラウンの裾の長い衣装に同色の馬にまたがっての演技。最後にはバルタバスとその馬のソロ演技もあって、これもまた別世界につれていってくれます。

ストラヴィンスキーとブーレーズならこうなる、という感じのジンガロのパフォーマンス。これはバレエ好きな人も気に入ると思うな。曲と曲との間に入る馬場整備さえもショーになっているのが流石です。


「ラ・ヌーバ」シルク・ドゥ・ソレイユ(2004) La Nouba / Cirque du Soleil

ラ・ヌーバ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]

収録:2004年 ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート フロリダ / 90分

La Nouba

録画

国内|DVD(ソニー・ピクチャーズ:TSDD-39171)

シルク・ド・ソレイユが、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの常設会場で上演している「ラ・ヌーバ」。お祭り騒ぎ、というような意味だそうです。生身の肉体で演じるパフォーマンスの数々にひきこまれる事請け合い。初期のころに比べると格段に洗練され、かつショーアップされています。

このショーにはバレエを踊るダンサーカップルも出てくるんですよねー。バレリーナと道化の恋物語みたいなのですが、どうやらバレリーナは幻なのか…。男性の方はものすごく跳躍が高いです。女性も背が高くて見栄えがする。

最初は「お、バレエも出るのかい?」と思って見始めたのですが、ショーの見せ方が流石に巧みで、すっかり夢中になっておりました。音楽もいいですしねー。


「バトゥータ」ジンガロ(2009) Battuta / Zingaro

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演出・美術:バルタバス Bartabas
収録:2009年1月 木場公演内ジンガロ特設シアター / 79分

録画

「バトゥータ」に本公演をWOWOWが生放送した際に見ました。この作品は遊牧民をテーマにしたもので、客のあおりも凄いし、スピーディでパワフル。ルーマニアの2つの楽団による音楽の独特のリズム感と音色は耳に残るし、まぁ一言でいえば、おっそろしく面白い。ただ笑えるだけでなく、そこには人生の様々な要素が織り込んであるのだけど、他のジンガロ作品同様生命力に溢れていて魅せられます。

騎馬スペクタクルという言葉がぴったりで、ここにはダンサーは出てこないのだけど、一見に値します。


騎馬スペクタクル・ジンガロ「バトゥータ」 [DVD]

国内|DVD(日本コロムビア:COBM-80026)

「ヤン・リーピンのシャングリラ」(2010) Yang Li-ping : Shangri-La

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監督・構成:楊麗萍 Yan Li-ping
出演:雲南民族歌舞団
収録:2010年3月18日 オーチャードホール / 82分

録画

TBSチャンネルで放映された2010年来日公演を録画して鑑賞。実際の公演は第一部と第二部が各60分あったとの事なので、全編放映ではなくカットもかなりされているようです。ネットで公演感想など拝見して回った結果、第1部の「太鼓」の前半とか、今回の公演で新たに挿入されたという「竹子笛」は、少なくとも放映では見られませんでした。残念。

これは本当に生で体感すべき公演でしょうが、映像でもそのパワーの一部を感じる事はできました。ヤン・リーピンの舞こそが目当てで見始めたのですが、そしてもちろん彼女の舞は圧巻の一言でしたが、いやいや、公演全体が凄かったです。人生に密着した伝統舞踊は、時に力強く、時に愛らしく。ショーとして洗練されてはいるけれど、生きる覚悟とエネルギーとに満ちていて、魂を揺すぶられます。

中でも「花腰歌舞」の愛らしい歌声と手/足/曲が刻むポリリズムには感動。この公演に出てる女の子たちは、みんな例外なく可愛い。その後に続いた「女性の国」のヤン・リーピンが歌うその歌詞。菅笠で顔を隠して踊るこの踊りは女性の踊りだそうですが、ここでは女性かと思いきや男性が踊っていましたよ。


奥秀太郎+黒田育世Projection Mapping & Performance 「白夜 -BYAKUYA-」(2011)

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出演:黒田育世、チャド・マレーン 他
収録:2011年10月 原美術館 / 72分

画像リンクなし:amazon.co.jp - DVD

国内|DVD(ネガ デザイン ワークス:NEGA-11006)
国内|Instant Video(NEGA)

作・演出・映像:奥秀太郎
振付・出演:黒田育世
音楽:松本じろ
出演:黒田育世 / チャド・マレーン / 亜矢乃 / 畠山勇樹 / 續木淳平 / 幸田尚恵 / 鈴木雄大 / あらいまい / 中本昂佑 / 森一生 / 青木伸仁 / 富樫実生 / 馬屋原彩咲 / 賀本航

原美術館の中庭を舞台に上演された、建物にプロジェクトマッピングを施したダンス+演劇のようなパフォーマンス公演の第1弾がDVDになっております。黒田育世主演でパン工場で知り合った日本人女性とアメリカ人男性の恋愛を軸に物語が展開するのですが、基本的に踊るのは黒田さんのみ(工場のモブ的なのはあるのだけど、その腕の動きをダンス化したのは楽しかった)。プロジェクションマッピングを生かす手法はすごくよく出来てて感心するのだけど、その手法ありきという感じでプロットは微妙。でも、黒田さんの踊りが見られたのは嬉しい。


奥秀太郎+黒田育世Projection Mapping & Performance Vol.2「銀の匙- SILVER SPOON-」(2011)

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出演:黒田育世、本多章一 他
収録:2011年12月 原美術館 / 68分

画像リンクなし:amazon.co.jp - DVD

国内|DVD(ネガ デザイン ワークス:NEGA-11007)

作・演出・映像:奥秀太郎
振付・出演:黒田育世
音楽:松本じろ
出演:黒田育世 / 本多章一 / ジェーニャ / 畠山勇樹 / 續木淳平 / 幸田尚恵 / 鈴木雄大 / あらいまい / 森一生 / 青木伸仁 / 富樫実生 / 馬屋原彩咲 / 賀本航

原美術館の中庭を舞台にした奥秀太郎+黒田育世のプロジェクト第2弾。今回は「視力を失いつつある映写技師の男が幼いころに観た少女のバレエを思い出す・・・」というお話。前回は台詞に字幕が出たので聞き取りにくいところも大丈夫だったのですが、今回は字幕がなく、ちょっと聞き取りにくい台詞なども。ダンスと演劇は前回より距離ができていて、良くも悪くも「普通」になっていたような。ダンスの見応えは増えていたけど、プロジェクトとしてはもっと高いところを目指してほしい気が(えらそー!)


「100万回生きたねこ」(2013)

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原作:佐野洋子「100万回生きたねこ」(講談社刊)
演出・振付・美術:インバル・ピントInbal Pinto / アブシャロム・ポラックAvshalom Pollak
脚本:糸井幸之介、戌井昭人、中屋敷法仁
音楽:ロケットマツ、阿部海太郎
作詞:友部正人
収録:2013年1月23日 東京芸術劇場 プレイハウス / 120分

録画

出演:森山未來 / 満島ひかり / 田口浩正 / 今井朋彦 / 石井正則 / 大貫勇輔 / 銀粉蝶 / 藤木孝 / 水野栄治 / 柳本雅寛 / 江戸川卍丸 / 皆川まゆむ / 森下真樹 / 清家悠圭 / 三東瑠璃 / 鈴木美奈子
演奏:トウヤマタケオ / 中村大史 / 権頭真由 / BUN Imai

インバル・ピントとアブシャロム・ポラックが演出/振付/美術を担当するということで、どんな舞台になるのか興味津々でした。日本の絵本をイスラエルの彼らがどんな風に料理するのかしら?と。いやはや面白かった!装置と衣装は彼らのテイストたっぷりだし、メインステージを一段高くして(更に前後に高低差あり)段差を上手く使うのもよかった。振付に限らず、役者さんやダンサーたちの動かし方も楽しい。

役者さん、ダンサーさんたちも凄いよかったー。森山未來さんは恐ろしいほどの才能を見せつけておりました。2幕の、満島白いねこちゃんとのしりとりしながらのダンスに最高にきゅんとしました。このミュージカルの後に放映した「変身」を併せて見てしまったら、今後は森山さんの出演作は無視できない感じ。文化庁の文化交流使でベルギーとイスラエルに滞在されるのでしたよね。その成果が楽しみです。

大貫さん、柳本さん始めダンサーさんたちもよかったです。ピント/ポラックとどんな風に作品を作り上げていったのかに興味津々すぎるのですが…ドキュメンタリーにしてくれないかしら。


「動かぬ旅人」カンパニー・フィリップ・ジャンティ(2013)

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作/演出:フィリップ・ジャンティ Philippe Genty
共同演出:メアリー・アンダーウッド Mary Underwood
音楽:アンリ・トルグ Henry Torgue / セルジュ・ウッパン Serge Houppin
収録:2013年5月30日 パルコ劇場 / 100分

画像リンクなし:amazon.co.jp - Blu-ray

国内|Blu-ray(パルコ:PTBD-04)

特典映像:「動かぬ旅人」日本公演本番バックステージ(4分)

出演:カンパニー・フィリップ・ジャンティ Compagnie Philippe Genty

1995年初演の代表作「動かぬ旅人」のリニューアル版とのこと。ダンス、演劇、人形劇、マジック、パントマイムなどなどの要素がたっぷり盛り込まれていて、不思議でちょっと残酷でエロティックで可笑しい世界が展開。ひたすら身をゆだねるのが楽しかったです。次から次へと先入観がひっくり返され、驚かされ。そこには風刺もあったけれど、布とか紙とかビニールとかどこにでもあるものを砂漠や海や脳みそ(!)にしちゃうイマジネーションの無限さと、あの後を引く音楽にすっかり夢中になりました。

ああ、素敵で不思議な舞台だったこと。きっと映像じゃ伝わらないところがたくさんあるハズだけど、それでもその魅力の一端に触れられて幸せでした。映像化を許可してくれたカンパニーと撮影してくれたWOWOWに感謝。
(2015.01.05追記)パルコよりBlu-rayが発売になっています。


「シレンシオ」ネビュラプロジェクトプロデュース(2013)

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作/演出:小野寺修二
音楽監督・音楽:梅林茂
美術:石原敬
照明:磯野眞也
音響:細越泰良
衣装:山田いずみ
ヘアメイク:小林雄美
収録:2013年7月 東京芸術劇場 / 90分

録画

出演:原田知世/梶原暁子/川合ロン/藤田桃子/小野寺修二/首藤康之

衛星劇場にて録画。普段衛星劇場は契約していないのですが、ちょうどスカパーの長期契約者向けに好きな局を一ヶ月無料視聴プレゼントというのがありまして、それで見る事ができました。放映時、本編の前後に小野寺/首藤/原田のトークあり。

この組み合わせを知った時に一体どんなものが見られるのか全く想像がつかなかったのですが、フィジカルシアターというのでしょうかね、マイムや台詞のない芝居、あるいはダンスという手法を使って描かれる世界は不思議な味わい。時にクスリと笑ったり、ぞわっとしたり。伝わるものですよねー、見られてよかったです。

首藤さんの美しいムーヴメントは変わらず。その動きはもしかして?みたいな嬉しいボーナスもあり。今回は川合ロンさんもとってもよいキャラで、特に首藤さんとのレストランでのマイムが面白かったわ〜。それと、梅林茂さんの音楽がとてもよかったです。このコラボ、また続くといいな。


この記事の更新履歴

  • 2015.01.05 - 「動かぬ旅人」BD情報追加
  • 2014.03.12 - 「シレンシオ」ネビュラプロジェクトプロデュース公演(2013) 追加
  • 2013.11.26 - 「動かぬ旅人」カンパニー・フィリップ・ジャンティ(2013) 追加
  • 2013.09.02 - 「100万回生きたねこ」(2013) 追加
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