Obsession / Saburo Teshigawara

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振付:勅使川原三郎
出演:勅使川原三郎、佐東利穂子
収録:2010年5月23日 Bunkamura シアターコクーン / 86分

録画

NHK プレミアムシアターで録画。映画「アンダルシアの犬」から着想を得て制作されたというこの作品を、日本初演から程なくして放映。作品の前に勅使川原三郎紹介映像、作品の後には坂本美雨による勅使川原三郎インタビューあり。


クレジット

演出/美術/照明/衣装/選曲
勅使川原三郎
音楽
ウジェーヌ・イザイ Eugene Ysaye 「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」
演奏
ファニー・クラマジラン Fanny Clamagirand
出演
勅使川原三郎、佐東利穂子

感想

勅使川原公演は何よりもその美術に感心してしまう私。今回はテーブル1つに椅子が8客。その椅子の座面の下にライトが仕込んであって効果的。配置も絶妙だし、私は舞台美術家としての勅使川原三郎が一番好きなのねーきっと、とほぼ確信しているところ。カメラがもっと引きを多用してくれたら幸せだったかも。

勅使川原/佐東のデュエット作品は初だという事だったと思うけど、2人がふれあって踊る瞬間というのはそんなになくて、というか距離も離れたところにいる方が多いくらい。そうね、最初に受けた印象は、男が女を偏執的に愛していて、ここにいる女はその男の目線を通して存在しているというようなもの。佐東さんて私の中ではそういう実体のない存在がよく似合う気がして、ついそっちへ持っていきたくなる(笑)。

そんな男がなかなか近づけなかった女にようやく触れた時がクライマックスだったのかなーと思うんだけど、意外にその部分は面白く感じなかった。こうあるべきって自分で勝手に思い込んでいたのかしらねー、いけないなぁ。でもそういう激しい感情の最後に訪れた美しいエンディングは印象的でした。勅使川原さんてロマンティストなのかな、とか思ったり。

前半は2人だけで電子音の中でダンス、後半はヴァイオリンのファニー・クラマジランが加わるのだけど、そのファニー・クラマジランのヴァイオリンがとても素晴らしい。シアターコクーンなんて空間で彼女の音に満たされた観客がなんとも羨ましい。


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  • 2014.03.08 - リンクメンテナンス