Graeme Murphy's Swan Lake / The Australian Ballet

オーストラリア・バレエ団「白鳥の湖」(全4幕) [DVD]

振付:グレアム・マーフィー
出演:マドレーヌ・イーストー、ロバート・カラン 他
収録:2008年4月9日 シドニー・オペラハウス / 本編 約132分 + 特典 約4分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

オーストラリア・バレエのオフィシャルサイトから購入。PAL盤ですが、マーフィー版「白鳥の湖」が映像で見られて感激。
国内盤も2010年8月に発売となりますので、これから買うならそちらがお勧め。


商品情報

国内|DVD(日本コロムビア:COBO-4950) Release: 2010/08/18

特典映像:グレアム・マーフィー インタビュー/スライドショー

海外|DVD(ABC Classics:0762770)

FORMAT:PAL / REGION:0

クレジット

振付
グレアム・マーフィー Graeme Murphy
音楽
P.I. チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky
コンセプト
グレアム・マーフィー / ジャネット・ヴァーノン Janet Vernon / クリスティアン・フレデリクソン
美術
クリスティアン・フレデリクソン Kristian Fredrikson
照明
ダミアン・クーパー Damien Cooper
指揮
ニコレット・フレイヨン Nicolette Fraillon
演奏
Australian Opera and Ballet Orchestra

キャスト

オデット:マドレーヌ・イーストー Madeleine Eastoe
ジークフリード王子:ロバート・カラン Robert Curran
ロットバルト男爵夫人:ダニエル・ロウ Danielle Rowe

感想

前回の来日公演で大評判だったグレアム・マーフィー版「白鳥の湖」。今年の来日公演にも持ってきてくれますけれど、DVDで一足先に鑑賞。懐かしくて「そうそう、こんな場面あったよねー」と思い出し改めて感嘆しつつ鑑賞。

これは本当にいいプロダクションですよねー。ストーリーもよく練られていてドラマティックで、ダンスシーンも凡庸でなく魅せてくれるし美術もキレイで。装置もそうですし、衣装も本当に美意識が高くてうっとりします。しかもオーストラリア・バレエ、ダンサーも好感度高し。男の子たちの活きがよくて、踊りも隅々まで意識が行き届いてると思うのです。

マドレーヌ・イーストーとロバート・カランの組み合わせは前回の来日公演でも見ました。イーストーの華奢でいかにも壊れ物っぽい佇まい。芯の強そうな女性ではあるのに、あまりのショックに壊れてしまう経緯が痛々しい。それがロットバルト男爵夫人のクラブに乗り込んでいった時には内面の強さが外側までカバーして魅力的に。踊りにキレがある人なので、アクロバティックな振りもシャープにこなしていました。

ロバート・カランは安心サポートのお方。そうどっしりしたタイプに見えないのに、サポートもリフトも鉄板で安心感が凄いです。フェロモン振りまくタイプではないし、どちらかというと誠実そうなお顔立ちなのに、その仕打ち!みたいな。派手な演技をする人ではないけれど、惹きつけられます。

ロットバルト男爵夫人役のダニエル・ロウはぐっと若手のダンサー。私は舞台の方でルシンダ・ダンのロットバルト男爵夫人を見たので、その点からもダニエル・ロウの役作りに若さを感じました。王子への愛情がまっすぐど真ん中で、既婚女性と王子の公然の秘密的な関係というより、あからさまな熱情で周囲が見えなくなっている風。3幕でオデットとロットバルト男爵夫人の立場が逆転する時の嘆きや懇願も、感情全開なのね。役へのアプローチがルシンダのそれとは違って、3人の間にまた別のドラマが見えるのが面白かったです。個人的には、ルシンダのを映像でも見たかった気はするのだけど、ダニエル・ロウもよかったです。

カンパニーも、もちろんとても良かったですよ。小さな白鳥には日本人ダンサー、久保田さん、本坊さんと共に、当時「文化庁芸術在外研修」でオーストラリア・バレエにいらした志賀育恵さんのお姿も。オーストラリア・バレエの指揮者、ニコレット・フレイヨンさんのお衣装も相変わらず素敵で、来日公演でもスタイリッシュに登場して下さるのではないでしょうか。

この記事の更新履歴

  • 2010.10.05 - コロムビア ミュージックエンタテインメント→日本コロムビアへ変更
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