- Created: 2010/01/13 21:00|
- Last Modified: 2010/01/14|
Royal Opera House Production: Will Tuckett's The Soldier's Tale

振付:ウィル・タケット
出演:アダム・クーパー、ウィル・ケンプ、ゼナイダ・ヤノウスキー、マシュー・ハート
収録:2009年9月13,15日 新国立劇場中劇場 / 本編 74分 + インタビューなど 16分
録画
新国立劇場中劇場での日本公演をWOWOWが収録したもの。初回放映の時はデジタル3チャンネルを、全体/アダム・クーパーカメラ/ウィル・ケンプカメラと分けてマルチチャンネル放映しました。
クレジット
演出・振付:ウィル・タケット Will Tuckett
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー Igor Stravinsky
脚本:C.F.ラミューズ Charles Ramuz
原作:アファナシエフ Afanassiev
美術・衣装:レズ・ブラザーストン Lez Brotherston
照明:ニール・オースティン Neil Austin
指揮:ティム・マーレイ Tim Murray
演奏:ソルジャーズ・アンサンブル・オーケストラ(ヴァイオリン:桑田穣/コントラバス:赤池光治/クラリネット:飯島泉/ファゴット:鹿野智子/コルネット:本間千也/トロンボーン:村田秀文/パーカッション:平子久江)
キャスト
兵士:アダム・クーパー Adam Cooper
婚約者/王女:ゼナイダ・ヤノウスキー Zenaida Yanowsky
悪魔:マシュー・ハート Matthew Hart
ストーリーテラー:ウィル・ケンプ Will Kemp
感想
とってもおもしろかったです。昔は苦手だったストラヴィンスキーのこの曲も、今では好きな曲の1つになっていますし、豪華出演陣、豪華スタッフによる舞台とくれば期待が裏切られる事もありません。
レス・ブラザーストンの退廃的な美術がなんと言っても素晴らしいし、ハードに踊りながらもしっかり台詞を言う彼らにも驚嘆。アダムのクイーンズ・イングリッシュに聞き惚れました。4人4様の個性が調和していて、どこも弱いところがないのにも感心しました。
マシュー・ハートの悪魔は初演から怪演だと耳にしていましたが、全くその通り。彼はダンサーとしても振付家としても才能を発揮していたけれど、何より表現者として素晴らしいですよね。ヤノウスキーの印象は婚約者の役柄に近い、美しいバレリーナという感じでしたが、イっちゃってる王女がとってもよかった。お腹、けっこう大きかったので最初はハラハラして見ていたのですが、いつしかすっかり忘れて見入ってしまいましたよ。そんな中でも日本に来てくれてありがとう、と心から思います。今回オリジナルキャストで上演できてよかった。
アダム・クーパーがダメダメな兵士役というのが、事前には一番ピンとこない気がしていたのですが、なんとも共感を呼ぶキャラクターができあがっていました。やっぱり踊るところがかっこいいと思いますが、演技と台詞もかけ離れたものではなくて、もう踊りと同じくらい彼にとっては自然な事なのね、と。
そしてウィル・ケンプのストーリーテラー。その時々で担う役割が変わる役どころだけど、中でも兵士のパートナーとしてのストーリーテラーの存在がとってもよかった。それがあったからこそ、私はより兵士の心に寄り添えたのだと思うし。
タケットさんの演出と振付にも拍手を。WOWOWでは、本編前後にインタビューやバックステージ映像が流れたのですが、バックステージでカメラを回していたのはタケットさんだった様子。WOWOWOには今後もこういう舞台の中継を続けてほしいです。
- Category: ヨーロッパ
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